シャラーモフ博物館 (ヴォログダ)


 スターリン体制下のソ連で4度逮捕され、強制収容所で20年間も強制労働させられたというヴァルラーム・シャラーモフという作家はこのヴォログダ出身ということで、市中心部の博物館に彼に関する資料の展示がある。学芸員の女性によるとソルジェニツィンよりもはるかに優れた作家だとのことだが、日本ではほとんど知られていない。現在のところ、邦訳は「極北コルィマ物語」(高木美菜子訳・1999年・朝日新聞社)が唯一であろう。写真は展示の一部で、収容所の鉄格子を模している。 (1999年12月撮影)

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スパソ・プリルツキー修道院 (ヴォログダ)


 市の郊外、ヴォログダ川屈曲部のプリルキという村にある修道院。ロシア建築の宝物と言われる。でも、我々の感覚だと「修道院」と言えば「隠遁」とかそんなイメージなのに、サーカスに出てくるピエロの服装のような塔の塗りはいったいどうしたわけか。 (2000年1月撮影)

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郊外の道 (ヴォログダ)



 ボログダ市内から発して修道院の前を通る街道。ロシアの田舎の冬景色。 (2000年1月撮影)



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