ウラジーミルの丘にたつドミトリエフスキー聖堂。12世紀末に建設され、当時のウラジーミル大公であったフセボロド大巣公による建築物群のうちほぼ唯一現存しているものと言われれる。浮彫で飾られた切石組の外壁や半円形破風を連ねた軒端を持つ「ロシア風ギリシャ十字式聖堂」ともよべる建築様式だそうだ。 (上2枚:1990年8月,これより下:2014年12月撮影)
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 | ウルヂーミル州内の小さな町ボゴリューボヴォに「ネルリの白鳥」の愛称で知られる美しいポクロフ教会がある。銘板にある通り、12世紀後半の建造物。
たぶん1980年代だったと思うが、ここの観光をスケジュールに組んだ団体旅行に二度参加したことがあるけれど、駐車場から教会まで数百メートルを歩かなければならず、たまたま私達が行った二度とも氷点下20℃台の低い気温だったために、「そんな寒さの中を外国人を歩かせる訳にいかない」という現地側の「配慮」で観光は取りやめになり、私はこれを見ることができず、初めて見たのはそれから30年近く経ってからのことだった。
下段の2枚は、その初めて見る「白鳥」に近づきながら撮ったもの。私のドキドキ感を想像しながらご覧ください。じつは、この前段があって、私は教会へ行く道を聞き違えたために、ネルリ川をはさんで教会の対岸に着いてしまった。その日の気温は+6℃もあったが、川は結氷していたので、「もし氷が割れたら、その足が沈む前に反対の足を前に出せば..」と思って氷上を強行突破した。あとになってみると、よくあんなことをしたものだとゾッとする。氷が割れていたら、今頃写真をアップしたりできていないはずだから。 (2014年12月撮影) |
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ボゴリューボヴォの鉄道駅近くにある立派な教会。「ネルリの白鳥」へ行くための駐車場はこの教会のすぐ傍らにある。 (2014年12月撮影)
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繁華な中心部を外れたところの風景。「ネルリの白鳥」の周囲は、左の写真のような荒野だ。右の写真は、ネルリ川を渡るシベリア鉄道の鉄橋 (2014年12月撮影)
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はるか昔のロシアがそのまま残っているような村、スーズダリ。長くロシアの宗教的中心地の一つで19世紀まで大主教座が置かれいた。そのスーズダリの中心クレムリン。
上段と中段の写真は、そのクレムリンの中心、ロジェントヴェンスキー聖堂。
下段左は、敷地内にひっそりと建つ木造のニコリスカヤ教会。
下段中は「ヨルダンの天蓋」と呼ばれる鐘楼。その右は、そこについている時計だが、時を示す文字に注目を! (上段:1983年1月,中・下段:2014年12月撮影)
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クレムリンからほど遠からぬところにある由緒ある女子修道院。14〜18世紀頃のものと言われる。スーズダリは16,17世紀に宗教上もっとも隆盛をみた。
上の写真は、カメンカ川の土手の上から見たポクロフスキー修道院の全景。なお、念のために断ると、これらの写真、ことに上の写真は古びたモノクロ写真ではなくれっきとしたカラー写真。 (上段:1983年1月,中下段:2014年12月撮影)
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スズダリの村には、超豪華ではないがゆったりと落ち着ける雰囲気の観光客用の宿舎が何ヶ所かある。前ページのポクロフスキー修道院も敷地内にそういう施設を置いて、村の観光産業に一役買っている。 (1990年8月撮影)
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ポクロフスキー女子修道院に勝るとも劣らない規模の男子修道院。ポクロフスキー修道院を見下ろす高台にある。付属の博物館には、この地方の人達が日々の生活の中で使ってきた道具などとともに、書籍を展示しているコーナーもあり、なぜここにあるのか分からないが、日本国についての小史とかマルクスの『資本論』もあった。修道院に『資本論』だなんて、なんだかブラックユーモアみたいな気もするけど。
右に置いた写真は、修道院の壁の外で見かけたドミトリー・ポジャールスキーの像。17世紀はじめの「動乱の時代」を終息に導いた。 (2014年12月撮影)
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スパソ・エフィミエフ男子修道院のすぐ近くにある、これも由緒ありげな修道院。 (2014年12月撮影)
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そういう訳で、スーズダリは修道院の多い町だ。ロシアの修道院は外敵を防ぐ要塞の役割も担うことが多かった。そうなると、あっちでもこっちでも、こういう壁にぶつかることになる。 (左:1987年12月,右:1983年1月撮影)
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イリインスカヤ教会 | スモレンスク教会 | スコルビャシンスカヤ教会の鐘楼 |
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聖ペテロ・パウロ・ニコラス教会 | ウスペンスカヤ教会 |
当然、市内を歩くと教会も沢山見かけることになり、ここに載せたものどころではないが、歩いている時に私が気づいてシャッターを押したものだけ置いておきます。 (2014年12月撮影)
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クレムリンのすぐ近くに、この地方の古い木造建築物を集めて展示しているオープンエアミュージアムがある。第3章にもっと多くの写真を置いたので、ご覧ください。 (2014年12月撮影)
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広場に面した建物は商業施設になっている。広場には教会もあり、この時期、その前には新年を迎えるために大きなヨールカが立っていた。 (2014年12月撮影)
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市の中心部を、カメラを持って散歩した時に撮った写真。それにしても、教会の多い町だということがわかる。 (2014年12月撮影)
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大祖国戦争の戦没者を追悼するための施設。市の中心近くにある。 (2014年12月撮影)
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遊具を備えた子ども達の遊び場。 (2014年12月撮影)
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下の建物は、消防署、そうでなければ、おそらく消防車の車庫。 (2014年12月撮影)
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 | 市の創建950年を記念して作られた広い森林公園。でも、それはもう40年も前のことで、もうまもなく創建1000年を迎えようとしている。 (2014年12月撮影)
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