『SFまで100000光年』

「SFマガジン」(早川書房)2003年9月号から2014年12月号まで連載。

10倍SFから遠くなって、1ページイラスト1枚になって、でも密度は濃くなって、水玉先生がSFマガジンに帰ってきました!


  1. 黄色い声、黄色い部屋 No. 569 2003.9
    「えっ「オタクシニア」?」
    「「ハッピはフツー」的な環境にどうしようもなく縁が深いなあ」
    #メガホンはなくても、SF大会会場への道とかだと、なんとなーくわかるわけですが。
  2. やっぱり正しいカエルの持ち方 No. 570 2003.10
    「“非カエラー”には想像しようにもできない見かた」
    #毎回変わるタイトルロゴ。私的利用(職場のカエラーに見せびらかすため)に拡大コピーをして、今回の「SF」は銀河であることを発見。
    そのカエラー(♀)によると「こういう持ち方をして撮った写真がある」「大きなカエルは脇をしっかり押さえるのがこつ」だそうです。
  3. 愚者の代弁者、18年ぶりに西へ No.571 2003.11
    「判明してみるとこんどは子供のオレがどうしてそんなもの読んでたんだ?という新たなナゾが出てきちゃうわけですがそれはさておき」
    #日影丈吉「旅愁」のゴム人間だけ覚えておられたそうです。
  4. から笑う辺境の民 No.572 2003.12
    「文学の中野ブロードウェイぐらいにしとくのはどーか。用のない人には一生用がない、ってことで。」
    「浅草仲見世に江戸っ子が来ちゃったような、わりと誰も予想してなかった展開」
    「ああ、あの人にも「読まないSF」があるし、あの人にも「買わない古本」があるんだ……」
    #「買わない古本」というところに特定個人(面識はないんだけど)の名前が浮かんでしまう人は、もうファンダムまみれってことで。
  5. どうしてもそうな人 No.573 2004.1
    「そういう人って、現実よりフィクションの中のほうが、近い存在を見つけやすかったりします。」
    「大森望さんぐらいの読書界の冒険野郎」
  6. 「カニ・イン・ジャコ」的物体 No. 574 2004.2
    「「SF」の中に混入してた「メロドラマ」のわかりやすい甘酸っぱさが楽しかったから」
  7. スナックの客と云ふ人生 No. 575 2004.3
    「古本屋とかモケイ屋なら判る、って人もいるかと思います」
  8. 渡辺宙明連続体 No. 576 2004.4
    「きっと『プリズナー』見て育ったコドモが長じてBBCに入って『テレタビーズ』作ったんだねなるほど」
    「正しいと同時にどこか何かに負けてるかんじ」
    #ウルトラマンやらガンダム見て育ったコドモが長じてNHKに入って教育番組作ってるのは有名な話ですから、まあ大英帝国にだってね。
  9. スペシャリストの扇子 No. 577, 2004.5
    「もはや歴史の一部化した情報じゃないんスかって気もするけど」
    「グッズに続いて「おかぴ弁当」のパッケージもかきました」
    #海洋堂のフィギュア関係のお仕事でしょうか。それにしても水玉先生にお弁当のパッケージを描かせるとは、ズーラシア侮り難し。というか、いままで無かったのが不思議なくらいか。
  10. SFという名で28で No. 578, 2004.6
    「ってつまりすくすく育ったあげくがソレなのかいアンタ!」
    「「おたく」っていう呼び名のほうがあとからやってきて、おお、ソレかオレは?とかぼんやり自覚するに至った人」
    「どっちかに決定したところで「とりかえし」がつくわけでもないしねえうふふ。」
  11. 犬は勘定を払いません No. 579, 2004.7
    「しかも人の場合はネガティブな「とくぎ」もあったりして。」
    「なんで身に付けちゃったかねわざわざソレを、」
    大きな数に弱くて、0が一つ多いのに気づきませんでした。
  12. クロミツとハノーバー No. 580, 2004.8
    「アンケートはがきの「本書の購入理由」欄に「間違って」って書くような」
  13. 夜をかっとばせ No. 581, 2004.9
    「いつもの悪い「あてはめグセ」が」
  14. 長靴をはいたワカダンナ No. 582, 2004.10
    「銀のスプーン効果」
  15. シュレディンガーの鰺 No. 583, 2004.11
    「だって30年以上やってる「SF部」のほうでも、いまだに時々はつまんないの読んじゃってますョ?ていうか書き出しでわくわくさせられちゃっ(てアトが続かなかっ)たりしてますヨ」
  16. 覚えっぽいひとたち No. 584, 2004.12
    「なんでこんなものを長期記憶のフォルダに入れちゃってますかオレの脳ミソは?」
  17. 見てきたような話 No. 585, 2005.1
    「すぐれた造型には周囲の空間を歪ませる力があるんですよほんとですよ。」
  18. 愛という初期不良の下に No. 586, 2005.2
    「ところがそうやってイライラしながら見てるうちに、ははぁ、コレはほんとはああしたかったのがこうなっちゃてるんだね、てのが、見え(たような気になって)くる。」
  19. やめない{a. 勇気 b. 弱気 No. 587, 2005.3
    「SFの読めないカラダ」
    「ユーザーはみんな「EQ」と略しますがツッコミはこらえて下さいね、ミステリの国の人」
  20. うわがきの速さはどれくらい No. 588, 2005.4
    「オトナの愉しみですな。と書いてムダ使いって読むんだけど。」
    「あんなもん見て育ったらダメおたくにもなりますよネ!」
  21. たそがれにカエル(直球) No. 589, 2005.5
    「まあ「センス・オブ・ワンダー」のような呪いにも似た概念が造型宇宙にもあって、」
    「「中の人」になっちゃうくらいの、すれっからし(ビミョーにホメてんだけど)」
  22. シオヒガラーへの道 No. 590, 2005.6
    「SF(の定義はこのさいおいといて)オンリーの大古書市」
    「でも狩るぜ狩るぜ、と思ってた「シオヒ」のやつは、現れずじまいなのだった」
    #今月のSFはクロスステッチ。
  23. 君の星に行かなくちゃ No. 591, 2005.7
    「……水分抜いてみたら、すげえヤな感じにペタンコになっちゃって、うわぁこんなのいらないや帰ろっと」
  24. 荒野のブレービー No. 592, 2005.8
    「阪神ファンであることで捨てちゃってるもんは多いです」
  25. 宇宙の虎児 No. 593, 2005.9
    「たとえば,SFすれっからし者同士だと,ごくフツーに『よくあるタイムトラベルものなんだけどサ』とか言ったりする」
    「リアル年齢もSF者年齢もオトナな人としての目線で読んでも傑作と呼べるレベルのSF」
    #目次にはp.104(定位置)とあるが実はp.228。
  26. 怪獣めがさめる No. 594, 2005.10
    「「かいじゅう」は倒れたあと爆発しなきゃヤダ,てのはおいといて,ね。』
  27. 宇宙(と)ミミズ No. 595, 2005.11
    「そこからは屋号のこそばゆさを自覚した『センター』になる,と」
  28. つまらないは素敵だ No. 596, 2005.12
    「SFとしては面白いからオッケー」
    #また,水玉螢之丞先生のご教示により自分の呪われた宿命をしらされました。どーせSF読みと阪神ファンの子どもだしぃ。
  29. The quick brown fox jumped over... No. 597, 2006.1
    「作成中からこんなこと言うのもアレだけど,もしかしたら手書きの方が読みやすいかもって予感もしたり」
  30. 人,イヌを視る No. 598, 2006.2
    「何ていうかあのぉ,現実を見ろよ君たち!的な見かたをされがちな種類のアレなんですが,」
  31. カンジ・トウヨウの肖像 No.599, 2006.3
    「実在しない漢字と知らない漢字の区別がつかない以上,モスマンもジャッカロープも似たようなもんってことですヨ。」
    #水玉フォントついにデビュー。なんとなくスカスカした……いや,これは行間を読めというありがたいご配慮なんだっ。
  32. 花模様の花園 No.600, 2006.4
    「机の上が散らからなくて快適な代わりに,じぶんの内側になにかこう,よくないものがしずかに降り積もって貯まってく感があるですね。」
    #水玉先生は漢字マカロニは画数によって茹で時間が違うから商品化は困難と見ておられますが,イタリア人はそんなことは気にせず,兎マカロニ(ウサギ,キャベツ,人参……)とかクリスマスマカロニ(サンタ,ツリー,ギフトボックス,トナカイだっけ?)とかバレンタインマカロニとか作ってるという事実があるので,その内「四字熟語を作ろう!漢字マカロニ」が発売されるかも。
  33. 博士の異常な数式 No.601, 2006.5
    「現在のコッチ側への一方通行の入り口,コッチ側住民が最初の一歩を踏み出し,ていうか踏み外した地点の,今では遠い光。」
  34. 雑貨は判ってくれない No.602, 2006.6
    「「自分がいい人だと思ってる人」の香ばしいケハイ」
    「共通点は多そうだけど友達になれるとはあんまり思えないかんじ」
    #ここで思うところを述べちゃっても,今後行けなくなるほどSF大会な人たちの了見は狭くない,と信じつつ(^^;;
  35. SFにつれてって No.603, 2006.7
    「純然たる「専門用語」と「常識の範囲内のスラング」と,伝統ある紋切り型表現がいりまじって」
    「継続はよくも悪くも力なり」
  36. トビヌシたちの宴 No.604, 2006.8
    「ってそれはたんなるダメな人系勘違い」
    「ロシア文字の「д」を「クチ用パーツ」として知った世代っていうかさ。」
    #キリル文字のdです。為念。
  37. SFでしょでしょ? No.605, 2006.9
    「古本屋で全巻揃い購入→イッキ読み。オトナなんだかどうだかわかりゃしません」
  38. 宇宙クジラの味 No.606, 2006.10
    「てことで,このページがぜったい単行本になんないのは,『だって駄菓子は箱で買ったりしないもんだろ』ていう理由なんスわ。」
    #おもちゃは箱買するのに……ぶつぶつ
  39. 心地よく眼鏡めいた場所 No.607, 2006.11
    「アッチのあの人とオレは厳密には「仲間」っていうよりもむしろ,とか言いたくなることがあっても,……ザクとグフどころか,凉宮ハルヒと藤岡ハルヒぐらい違うんですヨ!とかなまじ具体例挙げて墓穴掘ったりして。」
    #人造図書委員長・水野レイちゃん
  40. テンプレーティズム No.608, 2006.12
    「んもぉ,どっかで見たような見どころ満載ですよ。わくわく。」
  41. アバターに似た人 No.609, 2007.1
    「ビバ電脳社会☆ってやつだネ」
  42. 黄昏のひとりぼっち No.610, 2007.2
    「ダメ人間ライフのいちばんダメな醍醐味」
    「さてオレは現実の友だちが欲しいのか要らないのか」
  43. まだ慣用句じゃない No.611, 2007.3
    「ジャニのちょいオタな子がガイナックスを訪問する,ていう企画で,もちろんそう書いちゃったのは本人じゃなくてライターさんな」
  44. 真トゲアリ本トゲナシ No. 612, 2007.4.
    「ぬるくないオタクは「本オタク」……や,それだとビブリオマニアと区別がつかない(兼任してる人もたくさんいるけどな)から,「真オタ」か。クは略す方向でぜひ。」
    「オレ真人間にはいまいち萌えないんだよな,とかいうの。」
  45. かっこいいコブシメ No. 613, 2007.5.
    「自分がそうなるつもりもないのに,どうしてトシヨリの語尾は「じゃ」にするとなんだかしっくり来ちゃいますかね。」
  46. しまった,現実だ No. 614, 2007.6.
    「敗北することそれ自体は大して問題じゃなくて,」
    「「しまった,うれしい」的反応のダメさと,それを受け入れた,というより自分に許してしまった状態」
  47. 情熱と後悔の地図 No. 615, 2007.7.
    「20世紀のあいだは,かなり無敵感強かったと思うよ,管のきもちとしては」
    「将来の「ヒー」のために」
  48. デンパを待ちながら No. 616, 2007.8.
    「まあ天才てのは自分自身を無駄遣いして一生暮らしちゃってもOKな生き物だからおいといて。」
    「幕末の志士が「のちに満州に渡って馬賊となる」ぐらいの確率」
    「後からSF者の天分に気がついた人」
  49. 地球人の小荷物 No. 617, 2007.9.
    「どこかにいるみんな」
    「「実在するほうのSF」が好きなオレの立場はいったい,」
  50. キラキラと拗れるもの No. 619, 2007.11.
    「そしてまたひとつの行き着く先」
    「地図見てきたから,迷ったりなんかしませんでしたよ当然でしょ,とかいう若い住民」
    #昔はGoogleMapなんかなかったんだ,と。
  51. 熊の木に熊の花咲く No.620, 2007.12.
    「熱心すぎるファンを多く抱える阪神タイガースの場合,」
    「人生の無駄遣い度」
    「やらないほうがマシでした級のストレート負け」
    #激しく身につまされたので今回は珍しくテーマと一致した抜き書きです。去年からドイツ代表とブレーメンとレバークーゼンに費やした時間……。
  52. 職人たちとの秋 No.621, 2008.1.
    「会ったことないしこの先も会うことないだろうけどアンタ友だちだ!」
    「手段の目的化があらかじめ想定してあるみたいな機能」
    「オレはトシヨリなのでもう挑発には乗りませんが,痛い(ダブルミーニン)ほどわかるさ。」
  53. かっとばせオリゼー No.622, 2008.2
    「おのれ油断も隙もないなP・クリソゲヌムのやつ」
    「「知ってる人はより楽しめる要素」の多さ」
  54. ダメに至る病,のあと No.623, 2008.3
    「「なぜソレを難しいと思うのかが理解してもらえない」レベルで難しい」
    「現役ヲタ女に立ち戻って」
    「本格的なトシヨリになったら「元ヲタ」のトシヨリとしか話が合わなかったりするんだろうな。」
    #今回も身につまされまくり。トモダチは大事にしなくちゃ。
  55. 「しっぽも1本」現象 No.624, 2008.4
    「「遊び心」が免罪符になってる」
    「「ヌルい」ものを排斥しがちなわれわれ」
  56. 魔法気取りの科学 No.625, 2008.5
    「「自分」が完全に上書きされちゃって,昔からこう(説明略)だったつもりになっちゃってる」
  57. ゴジラの生息地 No.626, 2008.6.
    「つまりおんなじ種類の情熱をもって好きになるもの」
  58. 寸止め海峡にて No.627, 2008.7.
    「ソレはキミ妄想に逃げてるだけだよ,ていう世界の真実から目を背けさえすれば,」
    「一種の健康法ですね」
  59. 遠い声,遠い星 No.628, 2008.8.
    「ていうかジョン・ウーで金城武だからなんでもいいや」
    #一度だけ,間近でお話を伺えたことは宝ものです。宇宙大元帥に,敬礼。
  60. 隣の早川さん No.629, 2008.9.
    「もう死にそうにうれしいだろうに,いまいち顔にでないの。そんなタイプ」
    「 「とにかくなんか書いてないと死んじゃう」って人」
  61. 奇跡の勝ちは No.630, 2008.10.
    「サッカーは冥府魔道のニオイがする」
    「 「奇跡度」は高いのに地位は低いのよ」
    #冥府魔道ですか,そうですか。激しく同意です(;_;)
  62. 修復のモンダイ No.631, 2008.11.
    「ようはオレが「作品」を見ることにくたびれたり飽きたりしてるだけなのかもです。」
    「理系メガネ君だのやさぐれ系不精ヒゲ30男教師だのネコミミ王子(耳は2つ)にあれこれを教わりながら、」
    #水玉フォントが壊れちゃった先生,お疲れです。
  63. 昭和の車窓から No.632, 2008.12.
    「「知ってる」が「親近感」に繋がってないっていうか、出会いの瞬間から、ソレを好き/嫌いって言ってるのはどんな人たちか、ていう情報がくっついてて。」
  64. ソノウソホント No.633, 2009.1.
    「実現してほしいとは本気で思っていないのが、ヲタクの良識」
  65. 出逢わない二人 No.634, 2009.2.
    「一般(ここでは非ヲタの意)」「ユルくて速い情報網」
  66. 物質系一家団欒 No.635, 2009.3.
    「しばしうっとりと見とれたあとは廃棄するしかなくて」
  67. 地球の長いアレ No.636, 2009.4.
    「ああつい禁句の「フツー」が。」
    「おーい,でてこーい,て言っても,ニヤリとかするだけで戻って来やしねえ。」
  68. おきらく誤記憶 No.637, 2009.5.
    「覚えてない事実には変わりないんだし。」
    「神社っぽくてドイツ風の名前」
  69. 一属性・多属性 No.639, 2009.6.
    「一般(むろんコッチ側限定の意味で)的ですね。」
    #ふと気づけば先生のお名前の下に野球ボールが。
  70. 絶対安全人生 No.640, 2009.7.
    「人生が大きく悪い方向(大雑把な意味で)には変化しません,ていう安全基準」
    #今月のお名前の下は空白。
  71. あの「あの」アレ No.641, 2009.8.
    「もひとつは「技術力の無駄遣い」をしてる人は世界中に(しかもたくさん)いるってことがはっきり確認できること。」
    「TVのほうはずっとそうやっててください」
    #今月のタイトルはカリグラフィに明朝体とオレが名前を知らないフォント。
  72. 大ザッパ小ザッパ No.642, 2009.9.
    「一刀両断しかも切れ味悪い」
    「アニソンは別腹」
  73. せめぎあい・味覚 No.643, 2009.10.
    「自分の脳なんて何考えてるかわかったもんじゃない」
    #"「脳との戦い」は一回限り"はヌルい経験ではありますが,名古屋は山本屋の味噌煮込みうどんで味わいました。1回め「なにこれかたいよかちかちだよなまにえじゃないの」2回め(10年後)はふつーにおいしかったです。
  74. 四角い宇宙では No.644, 2009.11.
    「レギュレーション的には「魔球ナシ超人アリ」」
    「説得力じゃなくて「もってき力」」
    #『咲 -Saki-』はアウトオブ眼中(死語)だったな〜失敗失敗。
  75. 「好きすぎ」好き No.645, 2009.12.
    「え?だ、誰でも飼ってるよね?脳内に小学生」
    「うおお,『りろん』は全然わかんないけどコンピュータかっけー!」
    #今月の題字はハロウィン。12月号だけど恒例,秋のファンタジイ特集だから。
  76. 高架下のミニラ No.646, 2010.1.
    「っしゃ,これぁ絶対『なにそれかっこいい』てみんなに言われるぜひゃっふう!」
    「やー,人間トシ取ると大雑把になって、若いころの自分が聞いたら激怒しそうなコトがざっくり言えちゃうもんなのさ。」
    #創刊50周年記念特大号 Part.1だけどマイペース(と見えるが……)
  77. a. つぶやき人の秘密 / b. 歌う!大妄想城 / c. きかないみみずきん / d. SF=業務用品説 No.647, 2010.2.
    「あらかじめ荒れにくいつくりになっている無法地帯」
    「「だいたい140文字」しばり」
    「専用並行世界」
    「みんな昭和生まれならわかるよネ?」
    「……とかワカモノに言われまくる未来がすぐそこに、ていう予感がします。早いとあさってぐらい。」
    「ものすごい「してやられた感」で嬉しいと同時に、こんなことがうれしいうちはオレもまだまだだぜ,とかなんだか燃えるものがありました。」
    #それぞれ違うタイトルロゴに"50years anniversary Special", "創刊50周年記念300%増量スペシャル","今月はコレが4本も載ってるような気がするのは現実だからだよスペシャル","無謀な4本立てスペシャル"とくっついています。
  78. 夏への回転扉 No.648, 2010.3.
    「トシヨリは「部屋の模様替えしようと思ったら{a.. テトリス / b.. 倉庫番}状態になっちゃって大変だったよ」とかうかつに言うの禁止だヨ。」
    #うっ,SF図書館界の高齢化をまたしても思い知らされてしまいました。去年,協会で図書館の工事について語りまくったら,倉庫番じゃんとすかさずつっこみが入ったわけで。
  79. 瞳はアレゆえに No.649, 2010.4.
    「「ちょっとアレだけどおおむね無害な人」ていう立ち位置」
    「無害かどうかは要審議」
  80. 有識者の掟(笑) No.650, 2010.5.
    「だったら「有害」かどうかを決定する機関をつくって条例で管理しようぜとか、そんなスレ荒れるに決まってるよ(違)」
    「だめだよ,もっとエロとかフェチとかヒトゴロシとかに詳しい人に話聞かないと。」
  81. 箱の中の失策 No.651, 2010.6.
    「意外と気が合わないヤツだよね、脳。少しは気ぃ使えよ。」
  82. 非メロンパンの世界 No.652, 2010.7.
    「「べ、別にうらやましくなんかないんだからね!」て言えば少しはウケがいいのに。」
  83. ゴドーさんが転んだ No.653, 2010.8.
    「にも関わらず「待ち方」のバリエーションがあんまり増えてなくないか人類」
  84. 大いなる予習 No.654, 2010.9.
    「自分の内側にずっとあった「話すと長い話」に新しいページが加わったていう事実」
    「年代ていうより季節って感じ」
  85. 内々なる宇宙 No.655, 2010.10.
    「ホーガンの読後には「SFはいいね」(カヲルくん式にではなく、明るくきっぱりと)ていう気持ちが残ったもんですよ」
    「だってほらバースは神様だからみんな知ってるし当然大好きだし。」
    #ホーガン追悼。これならSF読んだことなくても,と非SF者にSFを薦めるのはレバー嫌いの人にこの店のならおいしいし,って言うのと同じ,というのはレバー嫌いによくわかるたとえでした(^^;
  86. 地球の長い卵 No.656, 2010.11.
    「子孫を持つ,てことに「人類の未来を担ってる感」がリアルにくっついてる時代になった,てことかしら。」
    SFに蜘蛛の巣が張ってる11月。
  87. ちいさいまぐろ No.657, 2010.12.
    「いまだに「造形で勝負しないのは邪道」っぽい空気が」
    1/12ブブゼラを持たせた,figmaのトラッキーってなんだろう?と調べました。そうか,そういうことか。 トラキチの生んだ文化の極みでした。薬屋のトラッキーのはずないか。
  88. 八百万の死神さま No.658, 2011.1.
    「いいかげんに,昭和も20世紀も「ついこの間」じゃなくて「昔」なんだって認めようよ的な。」
    記念すべき88回目です!
  89. てってってー♪ No.659, 2011.2.
    「そっかー,むかしの中2病は症状が軽かったんだなあ」
  90. くらやみの濃さ No.660, 2011.3.
    「読者用の「何か専門的な知識が大量の織り込まれたすごくおもしろい物語,はそれ相応のすごい手間ひまをかけて書かれてるはず幻想」」
  91. だとしたらSF No.661, 2011.4.
    「あれは「だとしたら」で反撃し始めちゃうのもなー,ていう公正を期した考えかたから始まってんのよきっと。」
  92. なりたいワタシ No.662, 2011.5.
    「(美容院に写真持ってって美容師さんに無理です宣言されるとか))」
    「「そう見られたい」ていうレベルのセルフイメージはしばしばまったく意図に反して周囲には伝わらない」
  93. 「その後」の現在 No.663, 2011.6.
    「同時に「コレ誰かオレ以外の人が言ってることだったら『いやアンタそれ悪い意味でナイーブすぎ、ていうか落ち着け』とか思うとこだよなー』て判断もできてはいるんだけどね。」
  94. 江戸のゴセシケ No.664, 2011.7.
    「ガイジンにはわかんないそういうモノサシが、それぞれの国にあるんだよ。たぶん。」
  95. 音楽の剽げもの No.665, 2011.8.
    「その曲を「弾ける」んじゃなくて「鳴らせる」ていうか」
  96. 虎と兎のゲーム No.666, 2011.9.
    「オタク女子が一貫して「ステキ男子」をめぐる妄想にキャッキャウフフ(in 脳内)している間に」
    「「燃え」るものを愛して育った人たちは、それとともに責任感とか使命感とかが刷り込まれてて」
    タイバニのバニーちゃんいわく「ツン」は大切。
  97. 大いなる遁走 No.667, 2011.10.
    「いろいろこじれといてよかった、と心から思います」
    「『タイバニ』は『Gガンダムの変奏曲』」
    タイバニのちびバニーちゃんいわく「デレ」も大切。
  98. 全然/すごい No.668, 2011.11.
    「うわー、すごいけど全然欲しくない」
    「ロシア製の銀塩カメラ首から下げるのと目的はだいたいおんなじ」
  99. 模型王国の落日 No.669, 2011.12.
    「複数の作家さんによるアニメのアンソロコミック読んでて「この人の描くバーナビーがいちばんステキ!」みたいなことってありますよね、じゃなくてあるんですけどね、」
  100. 踊る大情報戦 No.670, 2012.1.
    「その登場がいかに画期的な事件だったか、その後の展開がどれほどめくるめいてたか、はいずれどこかで誰かが正しい時系列の資料を提示しつつ語ってくれる…と思うので、」
    連載100回おめでとうございます!
  101. 超gdgd夜話 No.671, 2012.2.
    「好景気でも不景気でも好きなものを好きだと言って暮らしたい(要は経済活動に「好きなものに貢ぐ」形でしか参加してない)層」
  102. 乙女の祈り(昭和編) No.672, 2012.3.
    「「恋人たちの森」(昭和36年刊)にも「虚無への供物」(昭和39年刊)にもまだ出会っていなかった自覚なき乙女たち」
    「「ジョー、君はどこに落ちたい?」級の乙女向け萌え台詞」 「供給され続けることに慣れすぎて、自前のファンタシーが持てないのね可哀想にフ」
  103. 脳内ごはんの友 No.673, 2012.4.
    「「わからない人が居ることがわからない」ていう域」
    「カエル好きが「カエル」という単語を意外と口にしないように、」
  104. 知られざるアレ No.674, 2012.5.
    「「あんなまずいものはない食うやつの気がしれない今すぐ絶滅してもかまわんむしろ滅びてしまえ」的な呪詛」
    「「あんなものを食べてみたいと思ったあの日のオレ、いいからちょっとここに座れ」ていう。」
    ちくわぶ、大人になって初めて食べて好きになりましたが、何か。
  105. 微を売り細を売る No.675, 2012.6.
    「えーとほら、「モノを買っているんじゃない、愛を証明してるんだ」っていう理念があってね」
  106. 造物主の安打 No.676, 2012.7.
    「なるほど、作ってはみたものの送りつける相手はオレぐらいだったんですね」
  107. まだ次世代じゃない No.677, 2012.8.
    「SNSっぽいバーチャル空間(ってこの文字列ももう恥ずかしいな…)」
  108. 愛と中二病に時間を No.678, 2012.9.
    「下の世代からは永遠に少しうんざりされる役割を担う」
  109. 人類は健闘しました No.679, 2012.10.
    「国の威信とか別にいいじゃん、「誰が一番か決めようぜ」ってだけで。」
    「あー、なんかすごく惜しい!ような気がするー!」
  110. かな、って思います No.680, 2012.11.
    「政治的に正しい曖昧さで日本の報道陣を煙にまく方法」
    #連載110回、タイトルの「SF」に注目。お絵描きロジックになってる!
  111. この広いSFいっぱい No.681, 2012.12.
    「むしろSF認定されちゃうとSFな人が寄ってきて面倒なことになるんで勘弁してくださいよホント」
    #ぞろ目回、Sの文字にスラッシュが!SFな人しか読まないであろう雑誌でこれかいちゃう先生、サイコーです!
  112. 造形と出力のあいだ No.682, 2013.1.
    「「僕の計算によれば●%の確率で」(眼鏡をクイッ)」
  113. 脳内を駆ける王子 No.683, 2013.2.
    「すなわち「嫁」っていうのは自分の人生に君臨したキャラクターに与える称号なのです」
    #三次元でも君臨されちゃう人いるよねー(棒読み)
  114. 「あの夏」への扉 No.684, 2013.3.
    「一瞬にしてポストカード全然関係ねえ「女子力勝負」のゴングが鳴っちゃったことがあってね…」
  115. アキレスと世間 No.685, 2013.4.
    「すなわちオレらの世代は女子力ゲノムが丸ごとオタゲノムに置き換わっちゃってるから取り返しがげふんげふん。」
    「いまどきのオタ女子さんたちは『それに夢中な自分』をすごく冷静に客観視できてる気がする。」
    「「僕けっこうオタクなんですよ『ワンピース』とか単行本集めてるし」的な」
  116. そはかのフィギュア No.686, 2013.5.
    「「ここがキモなんですよっていうかわかる人にはひと目でわかると思いますけどまあ説明するのもあれなんで見てください」(←早口で)て言われてもいないのに聞こえる感じの熱いパトスのほとばしり。」
  117. そっくりのじゅもん No.687, 2013.6.
    「脳内検索の材料が少ないと、結果の精度も大雑把になりすぎて、」
    #水玉先生、イイガカリをつけるモノシラズにご不快です。「黒歴史を惜しげも無く世界中に発信」「ブログとかやっちゃってて手遅れなケース」
  118. 近い部屋、近い声 No.688, 2013.7.
    「「ちょっとした距離の問題」の見本市のような空間」
    「捨ててるものが多いほうが勝ちってわけでもないだろうに、退路断ちすぎ。」
  119. 孤独のアイウェア No.692, 2013.11.
    「穏健派(コンタクトレンズ工場の爆破を企てたりはしない程度の眼鏡好き、の意)」
    「カエル好き同士の会話に「カエル」ていう単語がほとんど出てこない」
    # No.689-691 水玉螢之丞先生入院のため休載でした。
  120. SFMなのにマン No.693, 2013.12.
    「「その…アタマにのせてんの何?」って聞いてもらう(& ドヤ顔で説明する)ために自分で仕込むアクセサリー」
    「「要はアマチュアね」とか片付けたら怒るぞ凹むぞ傷つくぞ!ていう」
  121. ごめんねエンダー No.694, 2014.1.
    「3人目は…好きなガンダムから適当に選んどけ。」
    「誤解と妄想のミルフィーユみたいな高い塔」
    「おそろしく魅力的でものすごくダメな考えが降臨した」
    イラストはペンギンバッチさん。水玉先生にリプ貰っちゃった♪
  122. 21世紀の大型仔犬 No.695, 2014.2.
    「演技なんて飾りですよ状態」
    「私にSFという冠をいただけたらみごとSFになってみせましょう、」
  123. アッチ側のフチ子さん No.698, 2014.5.
    「「でもオタクじゃないってことははっきりさせておきたいんですよ層」みたいなちょっとややこしい中年になっちゃった人たち」
    「オタクだってことをはっきりさせられないビミョー感!」
    退院おめでとうございます!
  124. カワウソとハリネズミ No.699, 2014.6.
    「「本気と書いてダメと読む」状態」
    「それはカワウソであると同時にシャーロックなわけです」
  125. 探して見つけてジャ略 No.700, 2014.7.
    「ほんとはソレだけでもいいんだけど、値段を付けて売るとなると体裁ってもんがあるじゃないスか、てことで」
  126. 子供は脳内で遊べ No.701, 2014.8.
    「はいはい、そういう「ゆるふわ感」がオタクの人生には欠けてるんですね。わかってますよ。」
  127. 夢の味、現の香り No.702, 2014.9.
    「どうにも「設定が先行しすぎてストーリーが空回りのアニメ」的な迷作がエルメの名で次々登場してきてしまうのを」
    ピエール・エルメのイスパハン、食べたい…
  128. 「カワイイ」主義 No.703, 2014.10.
    「ソレに夢中なきもちが少しおさまってだんだん落ち着くことはあっても、完全に興味を失ったりどうでもよくなることはないのがヲタクというものですが、」
  129. ものすごくぼっちで No.704, 2014.11.
    「アンタ会ったことも会うこともないけど友だちだ!」
    「ファンダムの沼に浸からないかぎりは大抵ぼっち」
    「ものすごく的外れで、ありえないほど馴れ馴れしい」のスパイラル、気をつけますm(_ _)m
  130. できごころを君に No.705, 2014.12.
    「もう少しプロらしいやり方でウケようぜ」ていう欲」
    「自前の沼で遊ぶのは楽しいなあハハハ。」

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