開店して1年たち、創作和菓子のお店として、浸透してきた『龍屋』さん。
そこで「コメホカ」では、『龍屋』開店1周年を記念して、11月某日『龍屋』にて店長の堀口さんにお話を伺いました。
楽茶会の秘密、お菓子のネーミング、今度のクリスマスケーキ、店内のディスプレイなどなど、読めば『龍屋』が もっと楽しくなる! これを読んで『龍屋』に行けば、10倍楽しめるかも!



コメホカ:『龍屋』も、開店してもうまる1年経たれましたね。少し、遅くなりましたが、どうもおめでとうございます。

店長:ありがとうございます。ほんと、皆様にかわいがっていただいているっていうか、オープン当初は慣れないのでご迷惑をおかけしましたが、ある意味大きな目で、見ていただいているようなところがありまして。失敗もありつつも、なんとなく温かい目でみて下さっていただけたのかなと、ホントに皆様に感謝しております。

コメホカ:今、お店のスタッフの方って、何人位いらっしゃるんですか?

店長:ローテーションでやっているので、7、8人です。

コメホカ:店にいらっしゃるのって、お1人か2人くらいですけど、結構忙しい時は、大変ですね。

店長:そうですね。ただ、あまり人数がいてもかえって裏が混乱しちゃって。そこらへんが難しいところです。多くても3人で、多少、ピーク時には4人っていうのが、今までの経験の中での人数ですね。特に、石井さんのコンサートの時期とか、年末年始とか、遠くからも来ていただけるので忙しいです。

[店内はアジアンテイスト]


コメホカ:コメホカは久しぶりに、店頭に寄らせていただいたんですが、少し雰囲気が変わった気がするんですが・・・。

店長:少し、装飾品とか、変わったんですよ。

コメホカ:なんか店内が段々、アジアっぽい感じになってるかなって感じがします。中にディスプレイしてある器とかっていうのは、石井さんの私物っていうか、お集めになっているものとかをお使いなんですか?

店長:そうなんですよ。

コメホカ:そういうのは、突然持って来られるというか・・・「こういう風に使って」というような形でお持ちになったりとかされるんですか?

店長:ディスプレイに使っているものはだいたい最初から使ってますので、オープンの前に持参したものをそのまま使っています。

コメホカ:この鳥籠は、前には見た事ないような気がするんですが。(※.天辺に龍が彫り込まれ、鳥かごの中を覗くと、作り物の小鳥がいたりします。是非、覗いてみてネ)

店長:それは後で持ってきたものです。

コメホカ:良いものなんでしょうね。

店長:私もうろ覚えなんですけれども、なんでもインドネシアとかマレーシアとかそっちの方で、鳥を鳴かせる競技っていうのがあるらしいんですよ。それで、優勝した方がいただけるような鳥籠らしいんですね。

コメホカ:これを持っているのは、ある意味、トロフィーみたいなもので、ステータスなんでしょうね。

店長:そういうふうに、聞いたような気がします。あと、ライトスタンドとか、入り口の鳥の置き物も、後で石井さんが持ってきたものなんですよ。

コメホカ:そうなんですか。だんだん、アジアンテイストに、無国籍チックになってきている感じですね。

[楽茶会も1周年]


コメホカ:話は戻りますが、お店はもちろん、楽茶会は配布を開始されて、まさに1年ですね。

店長:11月からですから、ちょうど1年ですね。

コメホカ:お客さんの声とか、いかがですか?

店長:そうですね。皆様のおかげで、着実に数は増えていってまして、そういった意味ではご好評をいただいているのかな、と思います。ほんとは和菓子だけでご用意できればと思うんですが、やはり和菓子だとなかなか日持ちがしないので。あまりたくさん日持ちのしないものをいただいても、無駄にしてしまうこともあるのかなと思いまして、なるべく和菓子を含めながら、バランスよく、とは思って考えています。日持ちの関係とかでどうしても多少洋菓子っぽいものも入ってしまう傾向があります。

コメホカ:そうですね。食べるほうとしても、やっぱり日持ちとかって気になっちゃって。ちょっと日持ちのするものがあると、次が来るまで長く楽しめますよね。

店長:いっぺんに無理して食べて、太ったなんて言われても。それは、社長が好むことではないので。

コメホカ:(笑)

コメホカ:毎回毎回、バリエーションを、どういうものを詰めて送るかっていうのは、堀口店長さんも参画されて、お決めになったりするんですか?

店長:そうですね。私だけじゃなくて、スタッフ全員ですね。スタッフは、お客さまのほうからの「あれがよかった、これがよかった」という声を聞いているんで、そういうお客様の声の中でも次につなげられる話しはないかなって思ってます。

コメホカ:(お店には無くて)楽茶会だけのお菓子とかありますよね。違いをだしているところっていうのはどんなところですか?

店長:せっかく入ってくださっているので、そういうメリットが、あったほうが楽茶会自体が魅力的かな、って思ってるんでるけれども。でも、そこから誕生した定番に近い商品とか、人気があったものは、リクエストにお答えする形で出したり、っていうこともあります。

コメホカ:楽茶会に入ってらっしゃる方の、直接の感想とかっていうのはお聞きになる機会ってあるんですか?

店長:ええ、結構あります。ありがたい事に、割りとこまめに店に足を運ばれる方でも、楽茶会に入っていただいている方って、結構いらっしゃるんですよ。あと、FAXとかでも、ご意見をいただいています。さらに、着いたその日に、「何十個ほしいんです」というご注文とか、割りとあるんですよ。特にまとまった数であればこちらもご用意しやすい点がありまして。そういったところで、いろんな形で使っていただいてます。

コメホカ:とすると、例えば結婚式の引き出物とか、そういうのでお使いになりたいっていう方もいらっしゃるんですか?

店長:ええ、使っていただいています。

コメホカ:そういうものに関しては地方発送とか、そういう対応を?

店長:ええ、地方発送しています。あと、例えば、引き菓子用に何十個ということであれば、場合によっては、それ用に箱も用意したりですとか、そういうご相談にものれるかと思います。

コメホカ:楽茶会の発送も、毎月、大変ですね。

店長:楽茶会のお菓子は、私達スタッフが詰めるんです。夜中の作業になるんですよ、お店閉めてからなんで、いつも明け方くらいまでかかります。

コメホカ:えー、そうなんですか?

店長:そうなんです。

コメホカ:ありがたく頂戴しないと(笑)



[お菓子の企画&ネーミング]


コメホカ:どんどん新しいお菓子ができてきますね。例えば、そこの 『胡麻最中』が見た事ないネって、私達言ってたんですけども。新しいお菓子の開発とかって、季節ごとにしたりされるんですか?「こういうのがおいしかったから、この線でやろう」とか、やっぱり堀口さんも提案されたりとか?

店長:そうですね。やっぱり生のお客様の声を聞いてますから、そういった意味で「皆さんが、こういうのが食べたいって、おっしゃってます」とか、反映させていただいてます。

コメホカ:そういうので商品になったお菓子ってありますか、実際に?

店長:『花茶花(はなさか)』とか月替わりでだすようになったのって、そういう感じです。アイスクリームもそうですし。あと、おせんべいとかも、そうですね。

コメホカ:『楽せん』みたいな、ああいう形のものですか?

店長:『楽せん』も最初あったのから、バリエーションがいろいろ増えたのも、やっぱりそういう事ですね。

コメホカ:お菓子もだんだん、ちょっと和菓子っぽいものから、ちょっと洋風なものが・・・

店長:そうですね。楽茶会に出したものとか、 『甘納豆のサクサククッキー』とかもそうですよね。あと、日持ちのするものも、置きたいなと思ってるんですよ。和菓子だけだと、どうしても日持ちがしないので。そういうニーズがどうしてもありますから。

コメホカ:そうですね。和菓子の基本「あんこ」は、日持ちしませんものね。

コメホカ:ところで、お菓子のなかで、面白いネーミングのものとかありますよね。ああいうのはどなたが考えてらっしゃるんですか?

店長:あれは、石井社長が考えています。ちょっとひねったものは、全部そうですね。

コメホカ:そうなんですか。ちょっと凝ったものは絶対そうだと思った。(笑) 『じゃん黒糖』とか。

店長:『粋種(いきだね)』とかもそうです。



コメホカ:ところで、ミーハー心でお聞きしますが、美奈子さんとか、買いにみえたりとかってあるんですか?

店長:そうですね、時折。お忙しいので、逆にご贈答にされる場合には、お電話とかで。

コメホカ:じゃあ、電話で注文されてお届け、みたいな?

店長:そうですね。そういった意味でも、身内含めて、引き立てていただいているかな、って思います。やっぱり、口コミって大切ですよね。だから、そういう身近にいらっしゃる方にも、応援していただけるっていうのはすごくプラスだな、と思いますね。それで、「おいしかったから」って買いにいらっしゃる方とかもいますよ。



PART2へ続く


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