北炭真谷地炭鉱・秋の夕暮れ(平成5年)



北炭真谷地炭鉱はクリキ炭鉱を明治38年、北炭が買収し本格的な歴史が始まりました。輸送手段として夕張線の沼ノ沢と真谷地を結ぶ専用鉄道が大正時代に開通し、閉山までの石炭輸送を担うことになり、一時は旅客輸送も行われました。昭和62年夕張市内の最後の北炭のヤマとして閉山しています。現在は真谷地には夕張市の第3セクター夕張木炭製造株式会社がありますが夕張市内でも人口は極限まで減少している地域といえるでしょう。私は北炭真谷地炭鉱の現役時代のイメージは閉山直前に石勝線からの見下ろした風景のみで真谷地の谷へは平成5年に初めて足を踏み入れています。


写真左の高台の建物は昭和37年に竣工した総合事務所です。写真右は選炭工場の跡。



かつては様々な施設があったと思われる一帯もほとんどが雑草に埋もれていました。



北海道旅情報巻頭  3-1.炭鉱町を旅する  
北炭真谷地炭鉱・秋の夕暮れ(平成5年)