大夕張・最後に残る家一軒(平成15年8月)



■国道に沿って

国道沿いにはついに建物はなくなっていました。もしここを初めて通った人なら気づかずに過ぎ去ってしまうくらいの雰囲気です。夏のため草木が繁茂し道路沿いには建物のコンクリート基礎があることが予想されるのですがそれさえもほとんど確認することはできませんでした。



■大夕張駅前通り

大夕張の駅前通りは手前にあった建物がさらに取り壊されついに残る建物は一軒になりました。大きな都市だった大夕張に残る建物がにここだけになったという事実は感慨深いものがありました。なぜこの建物だけが取り壊しを免れているのでしょうか。建物は廃屋状態であっても個人の所有であった場合勝手に壊すことはできません。その辺りの事情が絡んでいるのかもしれません。



■駅前通りより北を見る

かつて建物が立ち並んでいた地は今では草が繁茂した空き地が広がるだけの世界になっています。雑草ですが一面黄色く色づくその光景は美しいものがありました。



北海道旅情報巻頭  3-1.炭鉱町を旅する
大夕張・最後に残る家一軒(平成15年8月)