北の国から資料館







富良野駅前にあるドラマ「北の国から」の資料館です。ドラマで使われた道具が少々とドラマの筋書きごとのパネル展示がメインでもう一度ドラマの記憶を呼び覚ます形になっています。個人的には地元との関わり、ドラマの底流を流れる精神などをもう少し深く紹介して欲しいような気がしました。資料館の内容はどうしてもテレビ的感覚のみで作られているような雰囲気でした。資料館の建物は倉庫を改造したもの。富良野駅前ということでJR利用の人には大変便利ですが車利用の場合も線路脇に駐車場があります。

毎年北の国からの資料館はシーズンのみの開館でしたが平成15年6月より常設になっています。これはドラマが完結したことにより「北の国から」が歴史になったということを象徴しているのかもしれません。

それぞれの土地には魅力的な場所がたくさんあります。しかしながら観光地には一度はきっかけがないとなかなかなりきれないものです。世界遺産に登録された、国立公園になった、映画のロケ地だった等、きっかけには様々なものがありますが「北の国から」はその中でも影響力としては随一だったでしょう。富良野がどのように変貌していくのかは、これから地元がどのような形で北の国から以外の要素でこの土地を紹介し、マスコミがどのような取り上げ方をし、訪問した人が何を感じるかによって大きく変わってくると思います。可能性は大いに内包したこの地がどのように変化していくか興味は尽きません。



北海道旅情報巻頭  3-14.富良野・美瑛周遊


北の国から資料館