三井砂川炭鉱その2(坑口編)





砂川鉱業所跡



三井石炭鉱業砂川鉱業所の跡はほとんどの建物は撤去されてしまいましたが写真左の建物と写真右の看板が今でも残っています。看板には濃い緑色の背景の上に印象的な文字で「責任の完遂」、「業績の向上」、「総力の発揮」と書かれていました。



鉱業所の奥には第一坑坑口、人道坑口が並んでいます。またそのとなりにももうひとつ坑口がありました。



そしてその奥には上砂川隧道上砂川口(左)と坑口(右)がもうひとつ。



山を越えたところには上砂川隧道大津沢北口があります。



その奥には中央排気風道坑口があります。



手前には立坑と台座があり、扇風機があったのではないかと思われます。



奥にはさらに立坑が二つありました。



大正6年に開坑した二坑南坑坑口。戦後奥沢坑南坑と改称。



今のパークゴルフ場前がかつての二坑南坑があった場所で平地の奥には坑口が他にもありました。坑口神社の奥沢神社の遺構として奉納と書かれたものが残っていたことが印象的でした。



大正6年に採掘を開始した二坑の北坑第二斜坑坑口。戦後奥沢坑第二斜坑と改称。



周辺には建物も幾つか残っていました。写真右は土塁に囲まれていたので火薬庫でしょうか。



参考文献 昭和51年 三十年史 砂川炭鉱労働組合



北海道旅情報巻頭  3-1.炭鉱町を旅する
三井砂川炭鉱その2(坑口編)