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スイスのアルバム

フリブール編/その2

  フリブール編その1に続いて、ローザンヌ通りから聖ニコラ大聖堂、ベルン橋のあたりを紹介しましょう。

 ローザンヌ通りを市役所に向かって歩いてみましょう。この通りは、ウィンドウ・ショッピング(何にも買わないヤツです)にうってつけの楽しい通りです。看板を見てあるくだけでも良いですよ。

 看板といえば、聖ニコラ大聖堂の近くで右のようなかわいい看板をみつけました。ギトギトした日本の看板の厚かましさに対して、何とも品の良い楽しいものかと思います。こういう文化というものは一朝一夕で身に付かないものなのでしょうね。 

 聖ニコラ大聖堂は、司教座の置かれていた立派なものです。ゴシック様式の大きな塔を持つこの建物は、一二八〇年に内陣が出来、一二八三年にはあの塔の建築が始まったそうです。しかし現在の高さ76メートルの塔は、十五世紀のもので小尖塔がいくつも立ち並ぶのは当時の趣味だそうです。同じ頃のベルンのミュンスターにもこんなのがありましたっけ。塔の形状は全然違いますが。
 オルガンは一八三四年の制作。中でCDが売っていました。オルガンの好きな方はどうぞ。(一九九二年の話です。今も売ってるのかなぁ)

教会の横から下っていってみましょうか。いくつも噴水があって、きれいな(本当にきれいな)水が流れています。
 廃墟かと思うほど外装は古びていて、よくこんなところにと思いますが、保存地域が最も広い町というのもわかる気がします。左の写真、屋根の上に犬がいました。一体どうなっているのでしょうね。 しばらく行くと、屋根付きの木の橋に出会います。ベルン橋です。ルツェルンのカペレ橋みたいですが、こちらはちゃんと補強していて、自動車も通ります。 
 橋のたもとから対岸を見ると、塔が建っています。ここから内側がかつての市内だったのです。塔は何故だか知りませんが、猫の塔と呼ばれているそうです。
 橋を渡って猫の塔の横から登って、近代的なチューリンゲン橋を渡って駅に戻りましょうか。
 あと立派な美術・歴史博物館や、少し離れたロレットのチャペルからのフリブールの眺めやミリュウ橋からマリオネット博物館など、いい町ですよ。坂道はきついけれど…。