updated Aug. 24 1998
派遣110番によく寄せられる質問と回答例(FAQ)
派遣元への登録は、賃金や雇用の保障をともないません。実際には、登録をしても派遣就労の紹介をしてくれる保障がないので、派遣労働者のほとんどは、いくつかの派遣会社に同時に登録しています。雇用期間=派遣期間が、短期に断続しますので、社会保険や年次有給休暇などとくに継続雇用を前提にした制度上きわめて不利な扱いを受けることになっています。
オムロンパーソネルクリエイツ東京支店、待機・研修中も給与支給――派遣スタッフに。(日経産業新聞98年01月28日)
オムロンの子会社で、人材派遣業のオムロンパーソネルクリエイツ(京都市、竹内佑一社長)東京支店は、派遣社員が登録してから勤務先が決まるまでの待機・研修期間中も給与(日給五千円)を支払う制度を設けた。パソコンなどOA機器の操作技術などの試験を通じて支給対象者を認定し、優秀なスタッフを確保するのが狙いだ。
同支店では一次試験として、パソコンなどOA機器の取り扱いに関する技能調査や協調性などをみる適性検査、一般常識のテスト、面接を実施する。さらに二次試験としてさらに高度なOA機器の取り扱いに関する技能調査と面接を実施して支給対象者「アルファメイト」を認定、登録する。
認定者には派遣先企業が決まるまで土、日、祝日を除き、日給を支払う。また、認定は一年間有効で、勤務が終了して次の勤務先が決まるまでも支給する。同支店は常時二十―三十人のアルファメイトを確保する考えだ。
人材派遣業界では、派遣社員が複数の企業に登録するのが通例で、優秀なスタッフの獲得競争は激しくなっている。
同支店は「新制度を通じて少しでも派遣社員に(同支店に)専属している意識を持たせたい」と話している。
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