有期(期限付き)雇用問題のページ
「非正規雇用」に共通する雇用形態として、期間を定めた労働契約による「有期雇用」が増えています。期限がきたら雇用を失うという雇用形態です。これまでの労働法の理念であった「職業の安定」に反しています。「常用雇用」の原則や「解雇制限法理」と対立する面も少なくありません。とくに、雇用期間は短く労働者に不安定な地位を強制しながら、反覆更新することで労働力を長期に利用するという「脱法的な形態」も少なくありません。このホームページでは、こうした「有期雇用」労働者の権利実現、労働条件改善、雇用安定をめぐる問題を考えていきたいと思います。
最初は、私が京滋私大教連の役員として「大学教員任期制法」反対にかかわって作成したホームページでしたが、その後の非常勤講師問題を軸に、パート、臨時雇用などの雇用形態の問題を含め広く「有期雇用」のホームページとすることにしました。とくに、労働者全体の50%を超える「非正規雇用」労働者の問題を労働組合や民主団体(市民、青年、女性などの団体)あげて取り組もうとしている韓国の非正規労働問題にも関心をもっていきたいと思います。
このホームページは、脇田 滋が責任をもっています。E-mail:
updated - Oct. 25 2002
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大学非常勤講師の実情と権利 大学教員任期制問題 有期契約をめぐる法理
有期雇用をめぐる国際基準・外国の法制・協約など リンク集
1年契約の大学非常勤講師は有期雇用の典型です。大学教員任期制の弊害は、この非常勤講師のおかれている不安定な地位を固定し、それを一般化する危険性をもっています。京滋地区の大学で勤務する非常勤だけで教えている教員の方が、京滋地区非常勤講師組合を結成し、4月に京滋地区私立大学教職員組合連合(京滋私大教連)に加盟しました。有期契約労働者の権利・雇用を守る取り組みの一つとして紹介します。
韓国 非正規労働問題と非正規労働者の権利闘争
アメリカ 非正規労働者保護の動き
イギリス パートタイム労働者の権利
ユネスコ OECD
諸外国における有期雇用契約規制の状況(OECD:脇田滋紹介)