■ペンネーム「アメリカ帰り」さんからの投稿です。
海外駐在より帰国したばかりなのに、ご丁寧に来ましたよ。この手の葉書。それも実家に転送されていて、母親がオタオタ・・
海外にいてどうやって日本の通販を利用するんでしょうかね? ネットで買い物したとしても送り先や住所は実家にしますよ。それなのに数年前に引き払った元の住所から、わざわざ転送先を郵便屋さん、調べてご丁寧に実家に転送してくれました。ご苦労サンです。
差出人は、「東日本訴訟管理事務局」
住所は文京区春日2−14−2
なのに、消印は名古屋。
内容は
「最終訴訟通知書」
このたび、貴殿がご利用された通信販売会社様より、当事務局が受任したことをご報告します。
以前、貴殿が購入された商品に対し、販売事業者様からの催促にも返答がなく、当事者間での解決が見込めないため、裁判所へ訴訟し、先月6月26日に正式に受理されました。後日、自宅に裁判所から出廷命令通知書が届きますので裁判所の指示に従い必ず出廷してください。
尚、裁判の取り下げを希望される方は、裁判取り下げ最終期日までに至急ご連絡ください。
又、個人情報保護法に基づき、ご本人様からのご連絡のほどよろしくお願いいたします。
電話番号 03−3207−7840
何度も言いますが、私は海外から帰国したばかりです。
あて先の住所にはもうかれこれ4年住んでいません。
何を買ったかも、どの会社から買ったのかも明記無し。
こんな葉書を信じる人がいるのでしょうか???
って、母親は本当に電話したようです・・・引っかかるなよ・・・ちなみに電話には誰も出なかったそうですが。
■おおっ、なんと簡潔且つスマートな文面なんでしょうか!
裁判所からの通達が未だなのに東日本訴訟管理事務局とやらからこんなハガキが届く、という根本的な問題や、
文京区の東日本訴訟管理事務局が名古屋でハガキを投函している、という致命的な問題や、
訴えられた側が裁判の取り下げを希望してどうこうできるらしい、という荒唐無稽な問題はこの際無視すると、このハガキは近来稀に見る完成度の高さを誇っているような気がします。
細かい点を突っ込むなら、文章や言葉遣いにヘンなところがまだまだありますが・・・ここまで自力(?)で進化できたんだから、残りも自分でみつけて訂正してください。物凄く期待して待ってますから(笑)。
(2006.8.2)
■「ヨーゼフ」さんからも投稿をいただきました。
うちにも来ました!
『最終連絡書』と銘打ったハガキが、『東日本訴訟管理事務局』から!
内容は、"アメリカ帰り"さんとほぼ同じですが、住所等若干違います。(消費者生活センターの一覧では、上野になってました。)
東日本訴訟管理事務局
〒112-0003 東京都文京区春日5-11-1
電話番号 03-5689-3632
やはり、いつどこの会社の何をいくらで買ったのかの表記は無し。通販を利用することもあるので、もしかして本当に払い忘れた物があるのかも・・・。と、不安になりましたが、事前に全く連絡無しにいきなり裁判なんて、やっぱりおかしいですよね。
すぐにネットで検索したら、このサイトに辿り着き、"アメリカ帰り"さんの投稿があったお陰で、即偽物と判明しました。
有り難うございました。m(_ _)m
本当に、焦らず冷静に対応することが大切ですね。
再度、有り難うございました。感謝です。
■そうなんですよ。普通は、わざわざケンカを売るんじゃなければ、事前に通知もするし、穏便に話し合いで済ませようってするじゃないですか。
それを一足飛びにいきなり「訴訟」ですからね。もう、あからさまに因縁つけているのに間違いありません。
それにしても、住所と電話が微妙に違うんですね・・・。
同一犯なら、「お尻に火がついて」ヤサを変えたってことなのかもしれません。
別グループだとしたら・・・、詐欺するにしても、もう少しマトモなお手本を使え、と声を大にして言っておくことにします(笑)。
(2006.9.5)
■当サイトに寄せられた、架空請求ネタの記事の一覧は、「体験談総目次 不当請求・架空請求」にあります。ご参考にどうぞ。
また、架空請求ハガキの名称を並べてみました。「架空請求ハガキ考」でそのバカさ加減を堪能してくださいね。