■ペンネーム「かい」さんからの投稿です。
こんな楽しいサイトがあるとは露知らず、今日、「民事訴訟特別通知書」というハガキが民事管理事務局から届いて、やはり詐欺ねと安心しました。内容はこのサイトで紹介されているので、省きますね。
で、思い出したんですが、数年前、ウチに「オレオレ詐欺(もどき)」の電話がかかってきたことがありました。そのときのお話しを。
あれは上のコが生まれて間もなかった頃ですので、もう7年以上前になると思います。
自宅に1本の電話が。
「かいさんのお宅ですか?」(丁寧)
「はい、そうです」
「ご主人はご在宅ですか?」
「いいえ、仕事に行ってますが」
「……実は、お宅のご主人とちょっとトラブルがありまして」
「は?」
「で、今、ダンナを預かっとんや」(急にヤクザ風)
「え? ウチのダンナ、一度会社に入ったら終わるまで出られない会社なんですけど」(これはホント)
「そやから、おたくのダンナを預かっとるんや!」
動転しましたね。それにしたってダンナが「昼休みでも出られない」っていうような会社なので、まずありえんと思って、押し問答になりました。
それでも一応ダンナの携帯に連絡しようとしたんですが、やっぱり気が動転しているのか、ちゃんと掛けられない。
「で、あなたは私にどうしてほしいんですか?」
「ダンナがどうなってもええんか!?」
「だから! 私にどうしてほしいんですかって言ってるでしょう!?」
この押し問答の挙句、電話は唐突に切れました。
すぐにダンナの携帯に連絡しましたが、何の問題もありませんでした。この頃は「オレオレ詐欺」なんて知らなかった(なかった?)ので、ちょっとひやひやしました。
帰ってきてから話したら、「え、会社は出れるで」
ああ、良かった、ヘンに勘違いしてて。そうでなかったら引っかかってたかも。
で、それから数年後。今から2〜3年前のこと。 「かいさんのお宅ですか?」
ん? どっかで聞いたような声。ひょっとして。
(省略)
「おたくのダンナとトラブって、今ダンナを預かっとんや」
……やっぱりあんたかい。
それにしても、進歩ないなあ。
なんて言ってやろうって考えてたんですが、素直に答えてしまいました。
「……何年か前に同じような電話があったけど」
がちゃん!
切れましたね。
しまった、もっと遊んでやればよかった。
「いや〜ん、ウチのダンナ、DVでどないしたろうって思っててん! 思いっきり締めたってや、何やったらお金払うで!」
とか。
それにしても、いろんなパターンのオレオレ詐欺を聞きますが、ニュースでもまったく聞きませんね、このパターン。
それだけ成功例が少ないってことなんでしょうね。
4〜5年して同じような手口って……もうそろそろ気づけよ、って。
■これは、確かに成功例が少なそうな。
いや、騙される人が少ない、というよりも、こんな詐欺を実行するバカが少ない、ということです。
ウチのサイトでは、少し似たようなのに「振り込め詐欺・やくざの事務所篇」がありますが、これらの例って、良く考えなくても
思いっきり誘拐事件
ですからね・・・。慰謝料や身代金を払う前に、警察に通報しよう、と考える人は少なくないでしょう。
詐欺しようって時に、「ホラホラ、通報してくれ」みたいなシチュエーションを選んでいるようでは、先が思いやられます(苦笑)
四、五年もの間、全く進歩が見られないというのも、頷けてしまいます。
まあ、詐欺師はバカな方が、ネタに出来て良いんですが♪
■当サイトに寄せられた、オレオレ詐欺(振り込め詐欺)ネタの記事の一覧は、「体験談総目次 オレオレ詐欺(振り込め詐欺)」にあります。ご参考にどうぞ。
(2006.8.1)