謎の電話7

■ペンネーム「ホっさん」さんからの投稿です。

 謎の電話1〜6読ませていただきました。わたしのところにもわけのわからない電話が来てしまいました。
 
 1日め
 タナカと名乗る女性。会社名等何も言わず。
 わたし入浴中。妻対応。妻がどこのタナカか?と訊いても、
「本人でないと話せない、本人確認の電話だ」
 の一点張り。
 
 2日め
 サトウもしくはカトウと名乗る、声の感じからすると、昨日とは別の女性。
 わたしは帰宅前、妻対応。会社名等訊いても何も言わず。内容は1日めとほぼ同じ。今回は少し食い下がったらしいが、しつこく訊いても、
「「名古屋のほう」からかけている、本人でないと何も話せない」
 としか言わない。
 
 話の内容は失礼千万だが、話し方そのものは普通らしい。タナカもサトウもカトウも嘘くさい。名古屋も嘘くさい。
 相手は少なくとも固定電話の番号(電話帳非掲載)とわたしのフルネームは知っている。うちのはナンバーディスプレイではないので、相手の番号わからず(もっとも非通知の可能性が大だが)、電話番号訊いてもどうせ答えないだろうとのことで、訊かず。
 
 放っておいて大丈夫でしょうか。

■うーん、放っておいて大丈夫かと言われたら、大丈夫じゃないんでしょうか? としか私には言えません。おそらくセールスの類だと思いますが、何事も100%確実ってことはありませんからね・・・。
 
 セールスの電話だと仮定して、以下話をすすめることにします。
 
 おそらく、敵は現在
「本人になんとかして取り次いでもらおう」
 としか考えていないでしょう。奥さんがいくらしつこく誰何したところで、
「この奥さんは手ごわいが、本人さえつかまれば・・・」
 と余計にヒートアップしている可能性も考えられます。当分は電話が続くことを覚悟なさったほうがいいかもしれませんね。
 
「本人も手ごわい」
 と相手に思わせれば、勧誘の電話が減る可能性があります。
 
1.電話に出る。そして、ひたすら相手の名前、会社名、連絡先、勧誘の目的を問いただす。
 →「特商法」に定められた、消費者の当然の権利です。遠慮なく詰問してやって下さい。
 
2.必要ありません、失礼します。で電話を切り上げる。
 →ここらへんのテクニックは「職場でのテレアポ撃退法!」に詳しくかかれています。
 
3.以降の電話には、断った人間への再勧誘は「特定商取引に関する法律 第十七条」に違反しています、と教えてあげて下さい。
 →条文をたんたんと読み上げるのも、効果があるようです。
 第十七条  販売業者又は役務提供事業者は、電話勧誘販売に係る売買契約又は役務提供契約を締結しない旨の意思を表示した者に対し、当該売買契約又は当該役務提供契約の締結について勧誘をしてはならない。
 
 うちのサイトでは、「謎の電話」シリーズ(笑)の他に、「千の名前を持つ男」や「じゃあ僕どうしたらいいんです!?」などでも、似たような事例が報告されています。
 個人情報保護法も施行されたこともあって、業者にとっては名簿は宝物ですから、活用できるだけ活用したいと思っているんじゃないでしょうか。脱リストは骨が折れるかと思いますが、健闘をお祈りします。

(2005.2.25)