ハタチの勧誘電話2

■ペンネーム「人見知り」さんからの投稿です。

 このサイトに偶然巡り会いまして、楽しく読ませて頂いてます。
 私の体験談は山のようにあるのですが(笑)その中の1つを投稿させていただきます。
 
 若い男性の声でした。その男は第一声が
「△△(苗字)ですが、〇〇さん(私の下の名前)いますか?」
だったので、家族は私の知り合いだと反射的に思い、私にすぐ電話を変わりました。
 
 しかし、私が全く知らない人なんです。それなのに話し方が凄く慣れ慣れしい! これが一番頭にきます。
 
男「〇〇さんは大学生なんでしょ?(何故か知ってる)今何に興味があるの〜?」
私「え?う〜ん…(なんと言っていいか迷う)」
男「それじゃあさ、質問変えよう! 今お金と時間がたっぷりあるとしたら、何がしたい?」
私「特に無いです(きっぱり)」
男「え〜、まだ若いんだから色々なこと興味もってさぁ…。他の子はね、車が欲しいとか旅行とか…」
私「はぁ…
男「僕なんか学生時代に海外に行ったんだけど、××島ってとこに行ったのね。そこでさぁ…」
 
 その男性はその××島の素晴らしさを熱く語り始めました(笑)
 
 私は本当に面倒くさくてテキトーな相槌を打ってたのですが、男性が
「どう? これ聞いて海外に行ってみたいと思ったでしょ?」
と言って来たので、私はきっぱり
「いいや、別に…」
と答えました。
 男性は私との話がちっとも盛り上がらないので拍子抜けしたらしく、結局本題に話が進まないまま、私が
「これから出かけるので切ります」
と言った所、案外素直に引き下がってくれました。
 
 数日後、別の男性の声で同様の電話がかかってきました。
 その時も話が盛り上がらない(というか私が故意に盛り下げた)ので、それからはかかってきてません。
 
 でもやっぱり自分の自由な時間を奪われたことには変わりないので、頭に来てます…。
 それからというもの、家族には
 
「私に男から電話がかかってきたら、いないって言って! 私の家の電話にかけてくるような若い男は絶対にいないから!」
 
と悲しいながらも断言したので、家族も協力してくれています。

■うわぁ、盛り下がる、盛り下がる。いいですね〜、なげやりな相槌が。
 これでもか、というぐらい徹底して「脈が無い」あしらいかたは、以前にマッシュさんからいただいた「アクセサリーショップのPR?」という投稿にも見うけられました。女性がどんどん強くなってきた証拠ですね(謎)。
 
■でもね、実は昔、私も「すっげーやる気の無い相槌」でこの手の電話に対抗してたんですが、一件、忘れられない切り返しをされたことがあるんですよ・・・。
 
「ねえ、どうしたの、ずいぶん無口だけど、○○(私のファーストネーム)さんって、シャイなんだ? 俺、そーゆータイプ結構好みかもよ」
 
 ・・・こんなトークでアポ承知するヤツいるか〜!?
 突然の電話で、名前も知らなきゃ顔も知らない野郎に、(受話器ごしとはいえ)耳元でそんな表面サルスベリな囁きをされた日にゃ。あああああああああ、ン年経った今でも、思い出すだけでサブイボ(鳥肌のこと)が立つぞおおおおおおお。

(2004.5.12)