■ペンネーム「かおる」さんからの投稿です。
こんにちは。
今日、暇だなと思っていたら、「重曹を使った身体に無害な洗剤」の勧誘電話がきました。
500ミリリットルで税抜き500円のお試し品をくれるというので、自宅にきてもらうことに。
約束の時刻ぴったりにきましたよ。
中年の、なかなか感じのいい男性が。
そして、合成洗剤が皮膚から入ると身体にいかに危険かという話をし、いろいろ実験をし最後に特別プレゼントとして殺菌・除菌に使える強酸性水を作ってあげましょうと、ポットみたいな機械を取り出し、塩と水で電解しはじめました。
環境と身体に良い洗剤ですよ、いかがですか?という話になり、そりゃあ危険じゃないほうがいいわ、という普通の反応をし、でも高い、という話になったら、
「この洗剤は、電話でお話したとおり、500ミリリットル=税込み525円です。通常のお宅ですべての洗剤をやめて、この洗剤に変えたら、4万円ぐらいかかるけれど、特別に月当たり7200円になる方法があります」
と言って、電解の機械のセールスになりました。
機械の税抜き価格が380000円で、それを今この場で契約した場合は、配送センターに払う経費などが浮くので、6万円安くする、それを5年ローンにした場合、約7200円になる、ということでした。
今すぐ契約させようとするのは怪しい(っていうか、最初から怪しいと思えよと言われたらそれまでですが)と思ったし、ただの重曹でも十分洗剤になることは知っていたし、喉・鼻が弱い友人が、自分で部品を買って電解する機械を組み立てて強酸性水を作り、うがいや鼻洗浄に使っている、、、というようなことを思い起こし、こんな機械に何十万も出すのは絶対におかしい!と考え、
「6万円安くなるのは魅力だけど、ほんとうに自分で使ってみないと。私は慎重なんです」
と言って、おひきとり願いました。
その後で、検索して貴サイトにめぐり会ったわけで。。。最初の電話があって、すぐに検索して断りの電話を入れるべきだったかな? 個人情報が漏れちゃったし。
せめて、他の人たちのお役に立てばと思い、メールすることにしました。
考えてみると、今まで何回も危ない目にあってます。
30年ほど前、街頭のキャッチセールスに乗せられて、何十万もする英会話教材を売る会社に行ったことがあります。 4時間ぐらい説得されたけど、結局首をたてにふらず、相手が根負けしました。
12,3年前には、某宝石店にとっつかまって、「ダイヤの指輪を買え」と、やっぱり4時間ぐらい説得されたけど、必死になって断りました。
今までは若くて体力・気力があり、最低限の判断力があったから断ってこれたけれど、これから後、だんだん頭がボケてきて、そのかわりにそこそこ経済力だけはある、という状態になったら、つけこまれることがあるかもしれないなと思います。 ほんとうに気をつけなければ。
長くなってしまって申し訳ありません。
世の中のためになるサイトをこれからも続けてください。
ではでは。
■六万も経費のかかる配送センターってスゴイですね。そんなふざけた部署はさっさとリストラして、クロネコでもペリカンでもカンガルーでも使ってくださいよ。
と、まあ、突っ込んでくれと言わんばかりのステキなトークはともかく、時間通りにやって来られた、感じのいい販売員さんで良かったですね。
確かに危険な合成界面活性剤は世の中に存在しますが、現在一般用に市販されているものは、比較的安全なものが殆どです。(参考→「ピロンちゃん2」「ピロンちゃん特集・ラウリル硫酸ナトリウムについて」)
それに、一口に合成洗剤といっても、石油原料から植物油原料など、それこそいろんな種類のものがありますからね。十把一絡げに語るのは少々非科学的です。
と、まあ、闇雲に危機感を煽るトンデモちっくなトークはともかく、強引にシツコク食い下がることのない販売員さんで良かったですね。
注)これでも褒めているんです。褒めているんですってば(笑)
というわけで、アメの後はムチと参りましょう。お約束の一番の問題点です。
ウチのサイトだけでも何回も書いていますが、「販売目的を隠してアポを取るのは特商法違反」です。
「サンプルプレゼント」とだけではなく、
「宣伝をかねて商品のデモンストレーションを行います」
せめてこれぐらいはよろしくお願いします、ってか、言わないと法律違反ですから。よろしく。
■それにしても、電気分解の機械を自作してしまったというご友人、素晴らしいです。是非、弟子にしてくださいとお伝えください(^^)。
■当サイトに寄せられた、電解水生成器ネタの記事の一覧は、「体験談総目次 電解水生成器」にあります。ご参考にどうぞ。
(2006.2.28)