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TVやラジオで、高温に対する注意喚起が繰り返し報じられた日。
この猛暑を受け、ますます勢いづいているのがセミ達の声。夜も鳴き止みません。
しかし目を耳を凝らして観察すると、僅かですが、変化を感じることも出来ます。
長く暑い夏。そろそろ先が見えて来る時期なのかも知れません。 |
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アブラゼミ。
数の減少が気掛かりな地域もある様ですが、私の観察地に限っては例年通り。
むしろ多いんじゃないと思える程です。 |
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数が多いからこんな光景もちょくちょく。
顔を寄せ合いひそひそ話?・・とは行かず、声のやかましさは正しく2倍です。 |
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ミンミンゼミも声の大きさでは決して負けていません。
透明な翅のお陰で、お尻を振るわせて発声する様子をはっきり観察出来ます。 |
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蝉時雨の降る木立で、小さなアリがアブラゼミの翅の破片を運んでいました。
鳴き声は依然盛大でも、命を終える個体が増えて来たことを物語る光景です。
また今日、この木立でツクツクボウシの声を初めて耳にしました。
今はアブラやミンミンの声にかき消され気味ですが、やがてはっきりと耳に届く筈。
その頃、あたりには夏の終わりの雰囲気が漂い始めている筈です。 |
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セミとは別に、小粒ながら、心惹かれた種の観察記録をひとつ。
見つけた時にはナミテントウの一種かと思ったのですが、良く見ると何かおかしい。
うるし塗りの漆器を思わせる色と質感がユニークです。
帰って調べた結果、テントウムシ似のハムシ・テントウノミハムシと推定しました。
私にとっては初遭遇。たまには葉っぱの裏も覗いて見るもんだなと・・
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