 |
台風6号は太平洋上で大きくカーブを描き遠ざかりました。
東京への直接的な影響は避けられたものの、吹き付ける風の強さはかなりのもの。
真夏の昆虫たちへの影響を心配しながら歩きました。 |
|
小さなシジミチョウにとって、強い風に煽られての飛翔は苦手らしい。
元気者のベニシジミも翅を大きく開いて、風が止むのを待っている感じでした。
それにしても、春型の鮮やかさに比べ、夏型の表翅は随分地味ですね。 |
|
ツバメシジミも、地表すれすれの草に止まって翅休めをしていました。
クールな色調が目に心地よい。ひらひらと突き出た2本の尾状突起もチャーミング。 |
|
台風の直撃が避けられた事で、秋を目指して成長中の幼虫たちも皆安泰の様でした。
これはアシグロツユムシ幼虫。目にも止まらぬ小ささだけど、接近して見ると・・ |
|
ひょろひょろの身体に比べて、後脚の逞しさが一寸アンバランスに思える程です。
まだ翅が生えていない今、外敵から逃れるすべはこの後脚による遠距離跳躍だけ。
何よりもまずこの部分の成長を優先させている様です。 |
|
こわもてのハチの季節が到来です。このスズバチのマッチョ体形もかなり凄い。
いわゆるトックリバチの一種で土を固めて独得な形の巣を作るそうです。
めったに人を刺すことは無い様ですが、危うきに近寄らずが得策みたい。 |
|
これは本当に怖い。威圧感十分と言う感じのスズメバチです。
最近頻繁に目にします。これはヤブガラシの花の蜜をちゅーちゅーやっているの図。
怖い外観とはミスマッチな感じですが、甘いものにはいたって目がない様です。
いつもこう言うことに夢中になっていてくれればいいのですが・・ |
|
台風一過の晴天とまでは行かなかったけれど、午後になって青空が広がり始めました。
明日以降は再び真夏の陽気が戻って来るらしい。
昆虫界の賑わいにも一層拍車がかかりそう。汗をかきかきの観察も再開・・ |