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東海地方までの梅雨明けが今日発表されましたが、東京は一寸遅れをとった感じです。
しかしもう秒読み段階に入ったことは確か。
夏の主役バッタの子供達も色とりどり。元気に飛跳ねて既にスタンバイ完了です。 |
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梅雨明けをお預けにした曇り空。
それを見上げていたのはクルマバッタモドキの幼虫でした。 |
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近寄ってみました。甲冑をまとった様ないかめしい姿で、小さいながらも迫力十分。
褐色系のボディも渋目で、いい味を出しています。 |
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近くにいたトノサマバッタ幼虫は緑色系でした。
何故褐色や緑色のが混在しているかと言えば、それは目撃したこの場所に理由があり。 |
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バッタたちが跳ねていたのはここ。私が昆虫観察の穴場スポットとしている所です。
公園の除草作業により刈り取った草の集積地で、いわばゴミ捨て場とも言える場所。
枯草が堆肥となり緑の草の成長も速い。結果、緑と褐色の混合ゾーンが出来上がる訳。
ここに住むバッタは、必然的に何れかの色への擬態を迫られると言う訳ですね。 |
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このショウリョウバッタは、枯草への擬態を選んだので、こうなりました。
この様に緑の葉に止まってしまうと、逆に目立っちゃいますが・・ |
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こちらは緑色系。色だけでなく、しなった身体のラインも草の葉にそっくりでした。
ショウリョウバッタ幼虫の身体も、揃って大きくなって来ました。
お盆の頃、華々しい成虫デビューを果たすことは間違いなさそうです。 |
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草の成長が速いこう言う所は、バッタに限らず、他の昆虫にとっても魅力的な筈。
ごく限られたスペースですが、意外な程多くの種類を目にすることが出来ます。
今日はこんな怪しい斑紋を持つ蛾にも出会えました。名前はヨツモンキヌバコガ。
ぽーっと光る感じの斑紋に、季節柄ホタルのイメージを重ねてしまったのですが・・ |