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雨模様との予報で、今日の昆虫観察は無理と思っていたのですが、嬉しく外れました。
確かにどんよりとした空なのですが、日中は何とか持ちこたえた感じ。
成果としては今季初遭遇が四つも・・蒸し暑かったけれど歩いた甲斐がありました。 |
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細長い草の葉の上で今にもジャンプしようとしていたのはオンブバッタ幼虫。
秋の最も遅い時期迄目にすることが出来るバッタです。
現状小さ過ぎて存在感が殆ど感じられませんが、この先長いからねと言う事で納得。 |
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旧盆の頃に俄然目立つショウリョウバッタも、現在はまだまだこの程度。
草むらでよほど目を凝らさないと、見つけることが難しい。何しろ擬態の名手です。
これは緑と褐色の混合タイプ。一寸混みいった草むら向きですね。 |
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そろそろかなと、密かに出会いを期待していた相手はベニイトトンボ。
今年も無事出会うことが出来ました。数の減少が懸念される種だけに一安心。
名前の由来となった鮮やかな紅色の体色を持つこれはオスです。 |
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近くにメスもいましたが、この様に地味過ぎる感じの体色です。
派手なオス、地味なメスと言うのは自然界で良く見られる図式。正にずばりです。 |
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地味なメスだけど気の方は結構強そう。
交尾を迫って近寄って来るオスを追い払う動作を何度も目撃しました。
真ん丸なこのお眼鏡に叶うオスが現れるのは何時頃でしょうか。 |
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キアゲハが、草むらの草にちょんちょんとちょっかいを出しながら飛んでいました。
ナミアゲハの幼虫は柑橘類の葉っぱが食草。一方こちらの場合はセリ等の草の葉。
成虫の形は似ているけれど、生育環境が全く異なります。
上手に棲み分けているんですね。 |
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薄暗い木立の外れで、ひっそりと翅休めするコノシメトンボを目撃しました。
背景にはアジサイ。梅雨時特有のしっとりした空気が多少は表現出来たかなと・・
このトンボは成長すると胴体が真っ赤に染まるいわゆる赤とんぼの一種です。
その姿に出会えるのは、からっと晴れ渡った夏空の下でしょうか。 |