2000年3月 パリ・イタリア旅日記


3月22日(水) ローマ(2)


フォロ・ロマーノ
Folo Romano


コロッセオを出た私達が、次に向かったのが、
フォロ・ロマーノFoloRomano
である。
フォロとは、公共広場のことだそうである。
紀元前6世紀から4世紀まで、ローマの
政治、経済、文化の中心であった場所とのことだ。
ここもまた、前述の映画をみると、
当時は、こうだったのだ、ということがよくわかる。












セヴェルス凱旋門

埋もれていたせいか、さすがに
精巧な彫刻も角がとれている



主人は、
痛くこの遺跡を気に入り、感慨にふけりつつ、延々と、隅々を
歩き回っていて、どこにいるのかわからない。
娘と私は、ほどほどで、疲れてしまい、
途中からぼんやり、崩れた遺跡の石が
そのままベンチになっているところで座って待つ。


通り道の横に無造作に彫刻を施した古代の石柱の断片が転がっている

アントニウスとファウスティーナの神殿




その前で、大胆に寝転ぶ女性
注目の的になっていた





奥に見えるのは、「ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂」



フォロロマーノと猫




フォロ・ロマーノを道路側から撮る



美術を見たのとは、又違う興味を掻き立てられもして、見終わって、
新しい充実感を味わった私達だった。




ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂

「ローマのへそ」と言われる町の中心にあたる広場、
ヴェネツィア広場にある記念堂。
1870年にイタリア半島を統一したエマヌエーレ二世をたたえて、
1885年から、25年もかけて造ったものなのだそうだ。
それにしても、ローマ人って、大きいものを作るよねぇー、と、
ひたすら感心しながら眺めて通る。




ここで、タクシー乗り場を探す。




赤マーク 今日行ったところ



ホテル近くの
共和国広場に沿って、
ショッピング・アーケードがある。
又、広場には、いつも屋台のような古本屋が、何件もお店を出していた。
こんなに本を買う人がいるのかと、思うくらいの数である。




「被害は、なかったけれど」又、ジプシー








古本屋を覗いたり、おみやげ屋さんを見たりして、帰る
時のことだ。交叉点に向かって歩いていると、建物に
ピッタリ寄り添うように立っていた少女が、先の交叉点の
角にいる人に手を上げて、何か言った。
嫌だな、と、感じて、私と娘は、合図して、
急ぎ足で彼らをすり抜けて、交叉点へと入った。
そして、振り返ると、
交叉点の角で、主人が、ジプシーに取り囲まれていた。
ビデオを狙って皆の手がいっせいに伸びているようだった。
あれれ、と、二人で、駈け戻ろうとしている間に
主人は、ビデオを高く掲げて、ジプシー達を振り払って走ってきた。
ふぅーっ。危ない、危ない。油断大敵。




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