2000年3月 パリ・イタリア旅日記


ベネチア

1日目
 3/16 (2)

サン・マルコ広場



荷物をほどいて、早速、サンマルコ広場に行く。



ホテル前の通り




ヴァポレットで、降りた大きな通りではなく、
裏道を通って 行こうよ。ということになる。
ホテルのすぐ横、隣との間、
人が3、4人並んだ幅位の狭さの道を地図を片手に奥へと入っていく。
ヴェネチアの町並みは、構造的には、12世紀から
そのまま変わっていないのだという。

建物も、時に外観を新装したと、明らかにわかるものも
あるが、基礎が変わっているとは、思えない。両側から壁が
迫ってくるような細い道、「えっ?ここを通っていいの?」
という隙間のような所もちゃんと道になっているからおもしろい。

(後ろで、写真を何枚かまとめて掲載予定)
かくして、迷路遊びの魅力にワクワクしながら、
目的地に着く。



サンマルコ寺院ファサード




サン・マルコ寺院に向かって左手の端っこから
私達は、出てきたようだ。
まず、そこで人の多さにに驚き、次には、広場いっぱいに
集まってきているハトにも驚く。
サンマルコ寺院と隣のドゥカーレ宮に沿って、人が
溢れている。いろんな国の人々の言葉。学生達の戯れ遊ぶ声。
中には、ラジカセを
持ち込んでグループで、踊っている若者のグループもある。
その周辺の中空をハトが、時々ドッと、旋回する。
人が集まって、はしゃぎたくなる広場の
雰囲気が、そこには、あるのかもしれなかった。



サンマルコ広場の賑わい




かのナポレオンは、ここのことを
「世界で最も美しい広間」と言ったのだそうだ。







「サン・マルコ」の名前の通り、「聖マルコ」が、
この町の守護聖人。とは、どのガイド・ブックにも
書いてあることだ。位の高い聖人である聖マルコの遺体を
アレクサンドリアから隠れて、運び出してきて安置したのだという。
それまでのギリシャの
守護聖人と、決別することで、ビザンチン帝国の支配を拒否、
宗教的にも政治的にも自由と独立を目指したのだ。ともある。



映画「旅情」で、
キャサリン・ヘップバーンがいたあの風景






何とも言えない異国の雰囲気



ヴェネチア最初の昼食は、ホテル戻ってとることに。
日当たりの良いレストラン(リストランテ)で、
道行く人を眺めながらの食事も楽しそうだ。





初めてのイタリアでの食事だった。3人違うものをとった。
この時の食事代は、飲み物を抜かして、3人でL41,750。

約¥2,500
位。魚介類が、新鮮だった。



食事を済ませて、改めて、サン・マルコ寺院内と隣のドゥカーレ宮を
見学に出かける。
ただ、正直のところ、ここについては、薄暗い中で、天井
一面の金色のモザイクが、鈍く光っていたことと、
床のモザイク
の模様が美しく、たくさんのパターンがあったという記憶だけ。
外の華やかさに比べて、中があまりにも暗かった印象。
写真もビデオも禁止だった。




(床のモザイク模様 絵はがきより



ドゥカーレ宮Palazzo Ducare

宗教画に元々興味がなく、疲れたという娘を
入り口のベンチに待たせてあわただしく見学する。







この後、ガイドブックにある地図を片手に
夕方まで、小路を歩き回る。
迷路のような小路を歩くのは、小さな冒険気分だった。
(狭い道と、運河の写真は、後でまとめて載せる予定)




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リアルト橋等





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