2003年3月 パリ・イタリア旅日記

パリ3日目 3月15日 (2)

ポンピドー・センター



センター階上から見たモンマルトルの丘方向




 やっと、T氏お勧めのスポットに行ける運びになる。

去年、改装になったばかりというセンターは、実にモダンで、
活気があった。
建物の外にあるエスカレーターを上って上に行くと、
パリの町並みが、一望出来た。高い所からの展望をしていなかったので、
それが、唯一、パリの町並みを展望出来る機会になった。
パリの屋根は、本当に映画の場面のようだ。
一つ、一つの窓に如何にも物語りがありそうに見えた。









ちょっとボケているけれど、凱旋門と新市街



センターの中には、国立近代美術館があり、楽しく見学。
娘も大いに喜ぶ。クラシックなものばかりの2日間の後だったので、
新鮮でもあり、くつろいで楽しめた。




これ全体で一つのオブジェ




ビックリ、これも作品

↑ちょっと不気味なオブジェ達



又、図書館も見学する。
図書館は、広いフロアの3,4,5階を占めている。
フロアにたくさんの端末が、並び、マイクロフィッシュ・リーダー
もちろんオーディオ設備もある。それぞれが、
仕事上の経験もあたので、とりわけ興味深く楽しんだ。




センター内公立情報図書館








センター横の楽しいポップな噴水




センターの建物裏側




リヨン駅発
Gare de Lyon




駅まで、又T氏夫妻に送って頂く。
そこで、 タクシー好きの主人は、タクシーで行こうと言う。
タクシーを呼ぶためには、タクシー・スタンドがある。
でも、いくら、コールをしてもタクシーは、来ない。結局、地下鉄に乗る。

   パリでは、地下鉄の区域である限り、タクシーより、
地下鉄を利用する方がいいらしい。


↓ちょっと、ギョッとするパリの地下鉄の出口。





リヨン駅で、Tご夫妻と別れ、
いよいよ我が家族だけになる。緊張する。
私達の乗る汽車が入るのではと、見込んだ掲示板の前の
カフェに陣取り、食事をする。何回も掲示板を見に行く。






あらかじめ汽車の切符の検印を済ませる。
30分前、やっと、ホームが表示。ところが、予想に反して、
私達の汽車のホームは、待っていたところの反対側。
大きなトランクをガラガラ引いて、走ることに。
その間に、駅員さんの姿を見ることはない。フランスの駅員さんて、
何をしているのだろう。




寝台車で、ヴェネチアへ
To Venezia by Train




列車は、日本で、自分達で時刻表で、調べて代理店に取ってもらっていた。
  この列車には、2等寝台しかなく、3人用コンパートメントである。
自分の部屋に落ち着くものの、狭い。荷物だけで、
床のほとんどを占めてしまい、足の置き場にも困る。
モゾモゾしていると、車掌さんが来て、検札し、明日の食事は、
どうするのかと、聞かれる。なぁんだ、ビュッフェがあるんだ。
焦って、パンだの飲み物だのを仕入れてくること、なかったんだ。と、ホッ。
列車、出発。







しばらくして、とても寒くなる。3人くっついて、狭い座席に座り、
「これじゃ風邪を引くね。」と、話す。オマケに、
ベッドも一つは、今座っている座席が、変わる作りらしいので、
更に狭くなる。寝れないなと、覚悟をしていると、
外がざわざわしてくる。車掌さんが来て、言うには、
私達の車両のヒーターが、故障で、
全員、使っていない別のに移動するという。

感心したのは、車掌さん達のお年寄りや、女性に対する態度だ。
まずは、お年寄りから。荷物を全部運んであげている。
一人旅の女性の荷物も二つほど先の車両まで何回も往復して、運んで
あげている。 とても、親切な対応に感心。。

ただ、その分、移動の実際に関する情報伝達は、
かなり、混乱していたのだけれど。

結局私達の移動先は、使っていなかった一等の寝台車になった。
二人コンパートメント二つが、我が家分。何てラッキー。




一等でもかなり狭いけけど、その前の席に比べたら
文句なし。(翌朝撮影)




大移動にもかかわらず、
細かいことは言わない。最終的にみんなうまく収まれば、いい。
そんな感じの移動作業だった。
終わりよければ全て良しか。

*ここで、ホームぺ−ジと旅の先輩、
鉄道マニアでもあるshaneさんのアドバイスに感謝を。
この時お世話になった、気のいい車掌さん達に降りる時、
ちゃんとチップを渡せました。チップの習慣が身についていない私達。
教えていただいていなければ、きっとそこまで、気づかなかったと思います。
我が家としても珍しく、スマートに
出来たんじゃないかなと思ったり・・・・です。


パリで、心残りだった場所。
ゆっくり歩いて見たかった
16区にあるギマールデザインのアール・ヌボー建築の数々。
又、行ける機会があれば、いいけれど。





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