2000年3月 パリ・イタリア旅日記

パリ4日目 3月15日 (1)
 

昼食、手芸店の経験



このホテルで最後の朝食

夜には、そのままリヨン駅から寝台列車で
ベニスへ向かう。



ホテルのレストランで、パリ最後の朝食をとる。
レストランの女性達は、テキパキと、応対してくれて、とても感じよい。


そして、彼女達が、とても興味を示して、
毎朝、見に来てくれた(?)のは、娘のピアスだった。
娘のピアスは、プラスティックのカラフルなチューブのお手製。
毎日、違うのに取り替えていると、女性達は、毎朝、
食事に行く度に興味津々だった。
おまけにジーンズ(黒地に白のアクリルベイントを
散らして、自分でアレンジしていた)も、彼女達に誉められて
ちょっと、くすぐったい思いをした娘だ。



さて、この日は、前日の友人ご夫妻に
一日案内して頂くことになっていた。
お昼近くに約束していたので、その前の時間を使って、
朝食後、ホテル周辺を散策する。




かわいい果物屋さんとチョコレート屋さん



主人は、路上駐車の車達の間隔
少なさに大いに関心を持ち、しっかり、ビデオに撮る。







これで、出られるのだろうか?







いえいえ。 ビッチリ詰めて、駐車して、バンパーで、
ぶつけてずらして、
出るのも普通とのこと。確かに、前日も、路上のゴミ箱を
倒して、発進する車を目撃。



ご夫妻には、ホテルまで来ていただいた。
夜8:45リヨン駅発の寝台車でヴェネチアに発つ予定である。
ホテルチェック・アウト後、大きな荷物をに先に預けて置くのを、
ご夫妻にお手伝いいただくことをお願いしていた。
駅に行ってみると、荷物の預け方もこれまでの旅の所とは、
大いに違っていたので、一緒に行っていただいてとても助かる。


フランスでは、汽車の出発のホームは、
初めから決まっているのではないとのこと。
出発30分位前になって、内の数カ所にある掲示板のような所に
表示されるのだそうだ。
これも先に教えていだいていたので、いざという時にあわてずに
済んで、感謝。




駅で、切符の刻印のこと
時刻表の事など教えて頂く




駅に荷物を置いて身軽になり、「さて、どこに・・?」という事になる。
T氏は、ポンピドー・センターを推してくれていたので、
最終的にポンピドー・センターに行き着く事にする。
その前の行き先を相談る。
私が、行きたかった「布地屋さん」は、
遠すぎるので、あきらめて、代わりに、奥さん提案の
手芸の専門店に連れて行っていただくことに。
娘の希望のデザイナーのお店、
「ジャン・ポール・ゴルチェ」にも、おつき合いいただく。




娘、欲しかったお財布を買って満足する。



昼食Lunch



男性達と合流、昼食をとる。
食事は、又、Tさんに教えていただきながら、決める。
メニューは、コース風になっていて、一応、前菜から、
聞かれる。メインの物だけでも、量が、多くて、
とてもデザートなど食べられず、断る。

一時間半以上かけて、ゆっくりおしゃべりなどしながら、食事をする。
それが、フランス式。



赤いかわいい店構えの
レストランの一つに入る




 手芸店
At a Handicraft Shop

ここでは、更に「フランス風」を実感。
男性陣を散々外で待たせる結果でもあった。

購入者は、買いたいものを手に取らず、まず、列に並ぶ。
そして、自分の順番が来てから、ゆっくり、買うものを
店員さんと一緒に歩き回りながら相談して、選ぶのだ。

お客さん達は、自分の番さえ来れば、どんなに時間をかけても
構わないらしく、気長に待っている。

しかも、
順番が来てから解ったことは、毛糸の相談をする人と、
ビーズの担当の人が、違うというのだ。
「前には、一人の人が皆やってくれたのに。」と、奥さんもこれには、
慌てる。でも、とにかく、一人の人の相談に乗ると、
カウンターに人がいないのも構わないらしく、
じっくり、相談に、乗ってくれる。そして、支払いは、
別々の列に並ぶ。
外に男性陣を待たせていて、気が気ではない。

それにしても、列に並ぶのをお願いしてさえ、毛糸3種類、
リボン3本、ピン、ビーズを買うのに2時間近くもかかるとは。
男性陣には、いい迷惑だったと、思うけれど、
私には、とてもおもしろい経験だった。




私達が行った手芸店


私達が手芸店で、時間を費やす間主人が見ていた教会。




「旅日記」4日目(2)ポンピドー・センター へ



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