2002年10月17日〜22日

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10月21日(月)

万里の長城




ホテルのお天気表示板によると、
この日、お天気は、快晴。 気温は、11℃とのこと。

相変わらず気温は、低い。でも、
万里の長城行きを最終日にまで、延ばした甲斐があって、
やっと普通の晴れた日になる。良かった。



タクシーで、長城の、Mizuさんお勧めのスポットに向かう。

万里の長城ともなるとさすがに観光化が
進んでいて、日本の観光地と似た雰囲気になっている。



入場料を払う場所までの坂の両側には、お土産やさんがびっしり並んでいる。
その傍らになぜか、ラクダが・・・・↓




「ぼでんよく」=ムーティエンユウ長城

北京から車で一時間ちょっとのところだ。



長城へは、ケーブルカーで行く。

寒いのを覚悟で来たのに、お天気は、快晴。
気温も北京市内よりずうっと暖かい。
空は、青いし、なんてラッキー。




う〜ん、これが万里の長城・・・。

左に向かうと厳しく急な道。右が楽な方の道とのこと。
私達が行ったのは、もちろん、右の楽な方の道だ。


*↓クリックしてみてください。

一番右の写真(「望楼」の上)にいるのは、
遠足?で来ている中国人の学生達。






上り、下りの勾配は、急だ。歩き出したからには、帰りのポイントまでは、
進まなくてはならない。
ここは、一番勾配が急で、段差が
きつかった所。ふうっ!  Mizuさん、一休み中。






急斜面に沿って作られた壁は、こんなにも斜めに
景色を遮っている。





(左)降りていく先  (右)どこかで、降りて振り返ったところ

右の写真の階段の上では、中国人の家族が
お弁当を開いている。

*




一つの望楼に付くと、その次に又、
階段があり、その先に望楼がある。
当たり前といえば、当たり前、これは、全長6000kmの
万里の長城なのだ。
目の前で、その遠大さを実感していてさえ、そのスケールの
大きさは、想像に余る。




それにしても、この風景の中で、思い出ださずには
いられないのが、
Masamizuさんと北京の出稼ぎ苗さんたちの
素敵なお話。
「万里の長城」訪問記である。


Masamizuさんのホームページ
「魂は歌い・踊る!! 」
参照




Mizuさんから、改めて、その時のお話を伺いながら
私も、「その場」にいたかったぁーと、しみじみ思う。
「この風景」の中でお洒落した苗さんたちのあの歌声が響いたのだ・・・。
自然に歌い出ださせるハーモニー・・・。
こ・この「自然に」が、ポイント・・・。想像するだけで、しびれてしまう。
「苗-万里の長城コンサート」かぁ。

一緒にいたら、
私もきっと、涙でぐしゃぐしゃになっていたに違いない。

しばし、思いをはせる。


そんなことを考えながら歩いていると、
苗さんたちの感動の賑やかなおしゃべりさえ
聞こえてきそうな気がするのだ。


万里の長城に来ても苗さんつながりの
お話(しかも感動の)があるなんて、嬉しいことだ。
「万里の長城」という場所の思い出に、血が通ってくるような・・・
気がするからだ。



さて、望楼内の様子。これは、大きい所。
*



どの風景も抜かせない気がしてきて、一体何枚写真を撮っただろう。

どの写真の中でも、はるかなかなたの稜線まで、長城が続いている。
そのはるかかなたで、肉眼では、ようやく建物らしいと見える
尾根の望楼を望遠で撮ってみる。





*






これ、結構好きな写真。

*



壁は、一連なわけではなくて、
実際は、いくつも枝別れになっているそうだ。




*




ようやく、私達は、この慕田峡の降り口に到着する。

さて、ここから、どんな風に降りることになるのだろう?
Mizuさんが、ちゃめっけたっぷりに予告していた
「謎の降り方」は・・・?

Mizuさんは、心配してくださったけれど、
心配御無用! 私は、もぉー楽しかった、の一言^^。
このためにもう一回長城に上ってもいい位だ。

万里の長城から「こんな風に」降りた人は、
少なくても私の周りにはいないんじゃないかと思うだけで、
ワクワクしたものだ。

**どんな下り方をしたか、知りたい方は、メールで、どうぞ・・・。こっそり、お教えします。**



北京市内に戻る



乗ってきたタクシーで、再び北京市内に戻り、
昼食を取る。この時の飲茶レストラン?でも、従業員の人達が
私達が食事をしている隣の、「お客さん用のテーブル」を囲んで、
のんびりおしゃべりしていたのが、印象的。
Mizuさん、「これまた、中国流」と、笑う。



オーダーしていたチャイナ・ドレスを取りに行く。
生地、襟の形、シルエット、とても素敵に仕上がっていた。



帰って娘に着せてみると、
↓こんな感じになりました。




生地選びは、バッチリ。

絹の手触りのよさと、この光沢! とても素敵だ。

難を言えば、お店の人に両脇1cm、出すことを勧められて、
その助言に乗ったこと。ちょっとゆるく仕上がってしまった。
(背中で一つまみしている)
でも、本人が行かずに採寸だけを持って行ったのだから、
もう上々です。





さて、北京最後の観光は、胡同(フートン)。
楽しみ楽しみ。



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