2002年10月17日〜22日

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10月18日(金)

漢方薬の老舗「同仁堂」、そして、チャイナ服のオーダーに


故宮から同仁堂



同仁堂に向かう前に腹ごしらえ、
ということで、連れて行っていただいたのが、ここ↓
小籠包の老舗とのこと。

暑がりの私でも、外を歩き回っていると、鼻先が冷たくなってくる。
そんなお天気の中、お店に入ると、ふわっと湯気と共に
いいにおいが漂ってくる。そんな中でいただいた
北京で初めての味。そのおいしかったこと。
(お肉やエビのお汁がとろーり、思い出してもヨダレが)



同仁堂では、主人の愛用の漢方薬を
お土産として、購入の予定。



同仁堂がある通り
大柵欄街




創業が1669年という建物も風格がある
同仁堂


*クリックしてみてください



主な、お土産を先に求めてしまおうというMizuさんの
配慮で娘のチャイナ服注文のお店などチェックしながら、
いろいろな小路や通りをすり抜けて進む。



チャイナドレスのオーダーに



渋滞が激しい道路(タクシーの中から)。



と、この渋滞の中で、事故発生。
私達のタクシーの左のサイドミラーをバスがどわぁんと
引っ掛けて、「壊して行く」。 そ・そんな!? 

タクシーの運転手が、半ドアのまま、あわてて飛び出して、
前に進めないでいる(逃げられずにいる?)バスのドアを叩く。

しっかり者そうなおばさんの車掌さんが、
「本当?」という疑わしげな様子でバスから降りて、壊れたミラーを確認に来る。

私達に「本当か?」と確認の様子。
えぇーっ、本当も何も気づかないハズはない衝撃。
やがて、自分のしたことを、実は知っているバスの運転手が、ぎこちなく登場する。


渋滞を堰き止めて、しばし、三者協議の上、どうやら示談が成立した模様。
ふうっ、これも中国式か。

↓は、渋滞の中、協議中に周りの様子。
後ろからは、詰まってきても、前には元々ほとんど進んでいなかったのも
なかなかな事態。

                                   

 チャイナ・ドレスの前にMizuさんが、連れて行って
下さったのは、大きなデパート。
有名なファッション・ブランドのお店が並ぶフロアを
通りぬけて、行った先は、少数民族の刺繍を
モダンにファッションに取り入れているお店である。

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私の夢中になり方にMizuさんが、笑っている。
小物や、ドレスに何て、品よく上手に刺繍が使われているのだろう。
なーるほど。「これぞ、本場」を満喫。

ただ、一方で、肝心の少数民族の人々の中で
貴重な技術の習得が円滑に進まないまま、
そうした素晴らしいものが流れ出て行ってしまっているというのも
現実である。

現に、タイでは、そんな風にして、
よいものがどんどん無くなって行った。
タイの少数民族を訪ねようとしたとき、タイの事情通の人から
言われたものだ。
もういいものは、「彼らのところに行っても」見られないよ。

良いものと、認められて、需要が増えるのは、当然のことなのかもしれない。
でも、それが、自然な流れだとしても、
せめて、元になる文化や技術をたやさないようにしなくては。

Masamizuさんご夫妻が、独力でスタートして、
地道な努力を積み重ねて来られているのが、
まさにそのお仕事なのである。


「中国の少数民族・苗族の世界」
3.夢と取り組み


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 さて、その後は、チャイナドレスのお店へ・・
あちこち回っていただいて、
結局、決めたのは、後で名刺を見ると
「三里屯雅秀服装市場」というところだったらしい。

洋服関係のいろんなお店がたくさん、一つの建物に
入っている。下着屋さんから普通の洋服屋さんまで。
その中に何店かチャイナ・ドレスのお店もある。

チャイナ・ドレスのお店も、
生地をたくさん並べた広いお店から、小さいお店まで
選り取りみどりである。日本で同じ模様が化繊で売られている
シルク地もたくさんあった。出来るだけそうではないものを。

結局、娘の好みにも合いそうなかわいい生地を見つけて、
注文したのは、間口一軒半ほどのところに
小さなカウンターのお店だった。

そこでは、写真を撮り忘れたのだけれど、
↓雰囲気は、こういう感じ。



選んだ生地

作ってもらうつもりで、予め、
下の娘のサイズを細かく計って行っていたので
それを渡して注文する。

もちろんシルクで。
シルク地の裏をつけて、仕上がり代金600元(約9000円)。
受け取りは、3日後。
ふうっ、これで、二つ目の大きなお土産は、解決。
ここでも、Mizuさん、有難うございました。


夜は、北京の苗族の皆さん宅で
「およばれ」とのことワクワク♪






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