2月20日(日)

チェンマイ三日目・旅最終日

旅の最後お土産・おまけの写真



これから帰国までは、一機に強行スケジュールである。
チェンマイ→バンコク(20日)
バンコク→成田(20〜21日)
成田→千歳(21日)
ゆっくり寝て、娘の荷物を私たちの部屋にまとめる。


今日の予定は・・・
主人は、もう象をみたから、いいや、とのこと。

そういわれると、気が抜ける私。ここでも再び、
いろいろ書き抜いてきた情報も、もういいかな、という気分になってしまう。
タイ・シルクの里もおしゃれなエスニックのお店も
まして、染織家の工房を探すなど、とんでもない。
地図を辿って、知らない所に出向くこと自体が、おっくうになっていた。
どうする?せめて、旧市街まで行ってみる?
というわけで、途中のお店を覗きながら、旧市街まで
歩いて行ってみることにする。

旧市街に入る一番大きな門、ターペー門までは、
道筋も簡単だし、遠くない。

道路の両側にある骨董屋さんなどを覗きながら、
タラン、タラ〜ンと歩く。


そして、一軒のお店で
とうとう苗族の刺繍、衣装があるのを見つける。

ナイト・バザールにも実は、二軒見つけていたのだけれども、
どちらもとても高くて、手が出る金額ではなかった。

でも、この骨董店は、少数民族のものを
専門に集めているらしく、金額も法外ではなかった。
それにしても高いものは、買えないけれど、
よし、旅の最後のお土産に何か買おう、そんな気になれた。


私のお土産
結局買ったのは、かねてからおもしろい形だなーと
思っていた苗族(貴州省ゲイジャー地区)の帽子だった。
安くはないけれど、実物を見れずにいたものなので、結構満足する。
頭の真ん中をクロスステッチで埋めて、
絞ってギャザーで円状になった端には、ビーズがびっしり。
華やかではないけれど、ユニークで、手が込んでいる。
旅の最後に出会えて、よかった。


*画像をクリックしてみてください。


主人のお土産
実用的に使えるエスニックなバッグが欲しいと言っていた主人が、
同じお店で、ちゃっかり買っていたアカ族のショネダー・バッグ。
かわいいバッグをその雰囲気とは、程遠い主人が、
その場から掛けて歩き出す・・・。「かわいいだろう?」って・・(@_@)

*画像をクリックしてみてください。


気に入ったものをゲットして、それぞれちょっと満足。
日陰を選びながら、再び旧市街に向かう。
でも、門のところまで、行き着いた時点で、もう「暑い。休もう。」ということになる。
カフェで一休み。
実に穴を開けて、ストローで飲むココナツ・ジュースにトライしてみる。
充分冷えていないせいもあり、皆途中で、ギブ・アップ。


途中のお寺の境内の屋台を覗いたりしながら、
「ワット・チェン・マン」に到着する。
私としては、去年に次いで2回目の上、改修工事中だったりして、
暑い中、歩いて辿りついた割には、今ひとつ。

本堂への入り口にお坊さんの黄色い衣が置かれているのを
目ざとく見つけた主人、買おうとしたものの、断られて、ガッカリする。
お坊さんだけしか買えないとのこと。
ラオスにいた時から、小僧さんたちが下げているあのウコン色ののシャン・バッグを
狙っていたのだけれど、これで、諦めがついた形だ。




帰りは、トゥク・トゥクで、お堀の周りを回ってホテルに戻る。


一休みして、私と娘は、去年Nさんと行ったマッサージ屋さんへ。
私は、相変わらず、フットマッサージを。
娘は、全身マッサージをしてもらう。
主人は、象のお土産を買うと、意気込んで、マーケットに出かけていた。


私たちもマーケットで最後の買い物をする。
娘が、お店の人との買い物交渉が上手になっているのには、びっくり。
商売人の人たちを相手に、買わない素振りを見せて、
引き止められて、値引きしてもらう。そして、まとめて買って
更にもう一押しの値引き・・・。娘ながら、見事。
主人も細かいモノの買い物は、娘に任す形だ。
相変わらず、ドン臭い私。


でも、マーケットで、私は、ラッキーな出会いをしていた。
山に帰る直前というモン族の女性のお店を見つけたからだ。
マーケツトの他の人のように、通りすがりの人に売り込むでもなく、
あまり目だ立たない場所にお店を構えて、ひっそりと彼女は、座っていた。
ヤオ族、リス族、もちろんモン族の衣装やその衣装から
作られた丁寧な手仕事の品物が所狭しと店内にあった。
私の基本は、苗族のモノ、と思いながらも、ついつい、
その「いい仕事」の品物やかわいい色合いにひかれて、
小物を数点買った。その中から2点を・・・


彼女は、普通の服を着ていたけれど、多分、青モン族の女性・・・
彼女が惜しそうに売ってくれた物入れ。

*画像をクリックしてみてください。


二つしかなかったリュック
エスニック好きの友人分と二つ買ってしまう。

*画像をクリックしてみてください。


その頃、主人は、「満足が出来る象のお土産を」という執念で、
マーケットをくまなく歩き回っていたらしい。
主人のコト、きっと、ものすごくおみやげ・おみやげしたものになるに違いない、
と、正直なところ、思っていた。


でも、結果的には、成果は、上々。
枕元に置いて寝るほど愛着を持てる一品に巡り会ったのだった。
主人の言葉によれば、
「ついに哀愁のあるホンモノの象を見つけた。」ということになる。


*画像をクリックしてみてください。

「ホントの象にそっくりだろう?」
「目が大事なんだよ。」「この象の目。いいだろう?」「背中の形もサ。」
「ちょっと高かったけれど、その値は、充分ある。」
どう言葉を重ねても言い足りないように主人が何回も言う。
娘もまんざらお世辞でもなく、ベッドサイドのテーブル置いた象を
一緒に眺めながら言う。「ホントに象らしい象だねぇ。」

主人のお土産は、往々にして
どうしてこれを?と、思わず言ってしまったりするヘンなモノも多い。
そんな中で、これは、もしかして、一番の傑作かもしれない。
悲しい目、背中に漂う哀愁・・・確かに、
眺めるほどに心に訴えかけてくるものがある。
こちらの勝手な思い入れかもしれないとしても、
言われるまで、
象がこんなに哀愁を漂わせている生き物とは、思わなかった。


後で、この象がチェンマイでは、それなり名の知れた人の作品らしい?
ということになり、主人は、更に大満足する。


煙を上げる携帯電話


帰りに備えて、娘が変圧器を使って、携帯電話の充電をする。
すると、どうも充電器が壊れたらしいとのこと。

帰国してすぐ留守をしていてくれる上の娘への連絡もあったので、
私も充電をする。と、今度は、セットした途端、プシュッと音がして、
携帯電話から煙が上がる(@_@) そして、電話は、使用不能になった・・・!

*ちなみに、旅行保険で補填が、出来ると思っていたけれど、
帰ってみたら、このケースは、ダメとのこと。

確かに、説明書を読み直してみると、
海外での電気製品の使用や充電に関わるトラブルは、保証対象に
含まない、という一項あり。



ミニのカントークに乗ったタイらしいかわいいバスセット




こうして、私たちは、帰国の途についた。



おまけの画像
*お坊さんとインターネット-ルアンパバーン-*
主人のビデオから











主人のビデオは、見逃していなかった。
ラオスにもあったドラえもんの待受け画面♪♪



***


主人の旅の感想。
(ヨーロッパへの気運が薄れたわけではないけれど)
「アジアには、来てよかった。」「来なきゃ、わからなかった。」「又、来る。」
そして、
西洋とアジア、アジアの中の日本、旅の中でいろんなことを皆で見て、考えて・・
そんな思いを込めて、旅の終わりに、
「謙虚になる。」(??)宣言をする。


娘の感想
肩を張らずに楽しめて、よかった。
又、マッサージに来たいな。


私も今回の旅、本当に行けてよかったと思う。
旅にはタイミングがある。その微妙なタイミングを掴めてよかった。



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