2月13日(日)


意地で観光(2)
Wat Pho




王宮でも休んでばかりいた私。
でも、もう一つ、ワット・ポーは、見なくては。あの寝仏様を拝まなくては。
王宮の白い塀をずうっと一回り、日陰もない中、歩くしかなかった。


そして、ワット・ポーへ



絵葉書より涅槃仏全身像




↑クリックしてみてください



涅槃物のお顔

その大きさもさりながら、こんなに近くで拝めるとは。



お参りも間近かで出来るみたいだ。とすると、
ここがチャンスかも。お供えの蓮とお線香は、主人が買ってくれた。
ごそごそし始める私?



実は、今年は、母の十三回忌。繰り上げると父も。
7回忌までは、祖母が檀家になっていたお寺で、法要をしてきていた。

でも、あまりに宗教家とは思えない俗に染まったそこの住職には
ほとほと嫌気がさしてきていた。その思いは、年々つのるばかり。
去年から、今後どうするべきなのか、迷ってネットで調べたりしていた。
結局これからのことは、まだわかっていない。
ただ、そこで、十三回忌法要をしないことだけは、決めた。


お寺へのお布施は、新潟地震と、
スマトラ沖地震に寄付させていただいて、自分なりのけじめとした。

後は、気持の問題で、お参りのみ。
今回仏教の国への旅を決めたことでもあり、
どこかで、機会があれば、と父と母の写真を持ってきていた。
そんな中、思いがけず、
こんなにお釈迦様の近くに・・・。
もうこんな機会はないのではと思い立ったのだった。





娘と一緒にお参りの人の列に並んで、
他の人の所作を真似させていただく。







人々の流れに紛れつつ、
仏様の台座に持ってきた父と母の写真を置いて、
手を合わせる。・・・あー、ほっとした。
安易かもしれないけれど、これで気持が済んだ。


ここでは観光だけのつもりだったけれど、
思いがけない機会にめぐり合えて、良かったと思う。






仏様の足の裏





帰りには、壷に小銭を入れながら通る。


帰り道は、国立博物館のところまで、トゥクトウクで戻る。
主人が、国立美術館について、もう一押し、聞き込みの詰めをしたかったためだ。


私と娘、
ふー、やっぱり暑い、疲れた、休もう。お腹もすいた。

二人で、通りすがりの小路に屋台を見つけて、立ち止まる。
「食べよっか。」辛子と酢を一杯かけて炒め麺を食べる。
観光客が、そこに寄るのは、よほど珍しかったのかとても親切にしてもらう。
戻って来た主人は、
やはり食べないらしい。我慢するとのこと。


↑日本語が話せるというおばあさんに話しかけられている主人



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