2月13日(日)


(1)意地で観光 王宮
Great Palace Wat Phra Kaeo



明日は、ルアンパバーンへ出発である。暑いし、道路は混んでるし、
動くこと自体が、億劫になるのだけれど、一日棒に振るのも
もったいない。よし行こう。行くしかない。

昨日、朝からの張り切りと、二つのマーケットのはしごのせいか、
どうも喉をやられたかもしれない、と早速言い出した主人。
昨夜は、薬を飲んで就寝。今日は、ゆっくりお昼まで寝ることに。
体が一番。我家の旅は、これまでも、いつもこんな風に
やってきていた。


皆が寝ている間に、旅の常。今日も
昨日の洗濯物をドライヤーやアイロンを
使って仕上げ、新しい分も乾きやすく準備しておく。
そして、コンビニへ買い物に。牛乳と、マンゴウをたくさん買う。

もうひとつ、赤ピーマンのような果物も勧められたけれど、
止めておく。あれは、多分その後、サラダなんかに入っていた
カスカスのフルーツだったのでは?買わなくて正解だったような。
この日は、コンビニの前にワッフル屋さんが出ていたので、
まずは、一つ買って試食。おいしかったので、娘の分も買う。
後で、娘と出直して、又、ワッフルを買い、牛乳、
マンゴウを食べ放題し、私達のブランチとした。
主人は、階下のカフェで、コンチネンタル。


さて、今日の行く先は、
王宮と、ワット・ポーと、それから主人が昨日
車専用道路のおかげで、行き着けなかったという国立美術館だ。
美術館と聞くと、とにかく、見てはおきたい主人。
皆近くにあるのだけれど、それでも暑さの中、
歩き回るには、結構しんどい距離だとは、昨日行ってきた主人の弁。
では、その三箇所を回って戻ってくれるタクシーか何かでも
フロントで探してもらおうか、ということになる。

フロントの人は、ミニバスがいいのでは、ということで、
親切にいろいろ電話をしてくれたけれど、
見つからなかった。後で思うと、日曜日だったのだから、
無理もない話だ。フロントの人の指示で、ドアマンさんが、
タクシーと交渉に行ってくれる。でも、最初に連れてきてくれた
タクシーのお兄さんには、あっさり断られる。

これも後で考えると、断る方が普通だったのだと思う。
日曜日の混んだ観光地で、お客さんを待ちながら回って戻るなんて、
全く割りの合う話では、なかったのだから。
それを行こうと言ってくれるには、やっぱり、仕掛けがあった
ということだ。

結局、行きだけ、二箇所ということで、引き受けてくれたドライバーがいた。
国立美術館が地理的に難点だったから、先にそこに行って待ってもらってから、
王宮まで、ということになった。


まずは、足が確保できて、ほっとして出発。
ほっとしたついでについドライバー氏に
明日の手順のために、空港までの時間などを
聞いてしまう。(バカだった!)。その一言が命取り。
ドライバー氏、すっかり自分が引き受ける気になってしまう。
そして、明日朝、8時半に宿に迎えに来るという、
流れを強引に作られてしまった。
よりによってそのドライバー氏に。


その後、ドライバー氏、本領を発揮し出す。
「ちょうど途中にいいお寺があるから、寄ろう」という。
道は、外れていない。ホントに途中なんだと、何回も言うので、
じゃあ、ということに。代金は、先に決めていたので、
ま、いいか、と。「Happy Budha」があるのだという(?!)
ガイドブックを見ても出てこない「Happy Budha」って?
そして、つれて行かれたところには、よくわからないお寺の境内。
読経の声が聞こえてくる中に、コテコテの塔が・・・


私達が行くと、
お坊さんらしき人が現れて閉まっていた門を開けて、
本堂に案内してくれる。お賽銭を入れて、
私達は、お釈迦様にお参りをすることに。
なぜかそれを見て、よしよしとうなづくドライバー氏??
胡散臭い。ハカられた。


お寺を出発しようとする時、今度は
ドライバー氏、私のトルコ石の指輪を指しながら、
しきりに何か言い始める。
宝飾店に寄って欲しいというのだ。
「行かない」というと、ほんの5分でいい。
「5分」寄ってくれるだけで、
ガソリンのクーポンがもらえるのだ、と、何回も言う。
あまりしつこいので、「ホントに買わないけれど、じゃあ5分だけ」
というということに。
行った先は、中国系の宝飾店だ。金銀翡翠などが
並んでいる。全く興味がないので、ついてくる店員さんを
無視して、一回りして、すぐ出る。
ドライバー氏は、あまりの早さに驚く。
その後、ちよっと無口になった気がしたのは、気のせいだろうか。
彼が、本当にそれでガソリンのクーポン券がもらえたのかどうかは
知らない。国立美術館へ向かう。

でも、この美術館、今ひとつ・・・実態が掴めなかった。
「国立・・・」というのに、みんなよく知らないらしい。
行くには、行きました。見るのも見ました。多分・・・。



王宮


気を取り直して、王宮へ。王宮前で、タクシーを降りる。
タクシーを降りただけで、木陰に涼む私たち。

観光客、観光バスであふれる王宮の前は、車も大渋滞している。


気を奮い起こして、王宮の門をくぐる。
大勢の観光客の人々の流れに乗って動く。




入場料は、外国人のみ。そしてその高かったこと。

*写真をクリックしてみてください


でも、これだけの輝きを維持するためには、仕方ないのかもねぇーー。





青空の下、絢爛豪華な金・金・金



奥まったところで、
蓮を眺めながら、一休み。二休み・・・十休み


*クリック


13日(2)ワット・ポーへ


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