2月12日(土)


Chatuchak に×乾杯→○完敗


私は、いつでも結構早起きである。
一人起きて、家族が目を覚まさないように、身支度をして、
片付けなどして過ごす。
ところが、この朝、以外に早く主人が起き出し、
間もなく出かけるという。
国立博物館と国立美術館を見ておくのだと、とのこと。
それから、チャイナタウンもチェックして来なくては、と。

「よく動く派」「何でもみたい派」の私ハズ、
普通であれば、すぐ飛びつくところ。
でも、何しろこの暑さには、かなわない。
「国立博物館」さえあっさりパスする私だった。

娘は、まだ寝ていた。
それにしても、家にいると人一倍動かないのに
なぜか旅に出ると、やたら小まめに動き出す主人である。


張り切りすぎて、大丈夫かなと思いながら
主人を送り出し、洗濯をする。


*主人が行ったチャイナタウンなど


毎日、全身汗びっしょりになるので、小まめに洗濯を
しておかなくてはいけない。
アパートなのでコンセントがたくさんあるのが、こんな
時には、とても便利だ。


娘が起きてから、階下のカフェで昼食をとる。
プールも見学。絶対発つまでに泳ぐからねと、娘が言う。


主人が戻って、いよいよチャトチャックへ。
Pさんに教えていただいた通り、BTSで行く。


涼しいし、とても快適な乗り心地だ。


駅に降りると、そこからもうすごい人の波。 心がはやった。
・・・でも、本当に元気だったのは、ここまで・・・

   







うー、狭い所に人が一杯だ。
すぐ汗が流れてくる・・・
建物の中ばかり歩いていると、酸素が足りなくなってくる感じだ。、
極力、交互にどちらかの道路に出ながら、
歩こうということにする。
お互い見失ったら、ややこしいことになる。
「次のところ右に曲がって、外でるからねぇー。」お互い声を掛け合う。


それでも、はぐれたら、携帯電話があっても、
お互いの場所を知らせ合うのも難しそうだ。
はぐれたらそれぞれで帰ることにしようと決めた。




ルンピニマーケットと違って、
こちらは、生活用品も詰まった、ホンモノの市場の感じだ。
食料も食器も生活用品も、衣類もアクセサリーも、いろんなものがある。
もちろんおみやげ物も、とにかく何でもある。
商売屋さんも仕入れに来るというこの市場。もちろん
細かいものもざっくりある。そのスケールの大きさに圧倒される。





↓袋の中は、魚。食用も観賞用もあるようだ。



もちろん食べ物屋さんもある。
鉄板の上で、見事な手さばきで、仕上げる。
おいしそう。でも、この空気の中では、無理。
食べようという気力自体が・・出ない。

覗き込みに行くだけで、熱気が迫ってきて、
汗が又吹き出る。


   


深呼吸に出た道路だって日差しが、暑い。
みんなどうしてこんなに大丈夫そうなんだろう。




↑あの娘、すごいね。あんなに日の当るところに座ってる。
負けてるよねぇー。


万が一、はぐれた時の目印という時計塔もどこに・・・?
見た? 見ない。


ここを自由に歩きまわれたら、きっと無数の発見があるに
違いない。生きてるマーケットという感じがするから。
ここに比べたら、ルンピニマーケットは、きっと「所詮」観光用という感じ?
Pさんは、きっとこの中を自在に歩き回って、
おいしいもの一杯食べているに違いない。


でも、私は、私達は、この巨大なマーケット、
チャトチャックに
ちょこっと足を踏み入れただけで、あっという間に
ヘタってしまっていた。
いくらなんでも、こんなことになるとは、夢にも思わなかった。
バンコクに来た大きな楽しみの一つだったのに。


あると聞いてきた少数民族のお店も、探す気力が・・。

手に握っているコピーには、
デザイナーズグッズのお店には、各店で工夫をこらし
デザインされた雑貨が並んでいて、デザイナー本人が販売していることが
ほとんどです。ここで評判になったものは、
市内のデパートやお土産物店で採用されるほどです。


とある。うー、全然見ていない。
でも、そのコピーも、もう汗ばんだ手の中で、ヨレてきていた。
エスニックの「エ」の字もまだなのに。

諦めよかな・・・?

せっかく来たマーケット。
楽しみにしていたチャトチャック。
散々私が言っていたので、その威力をもう少し、とは、
皆思っていたと思う。
私が、もう一回わりたい、と言えば、「せっかくだしね」
と、なりそうな気運も充分あるのだけれど、
「帰ろうか?」と、言ってくれた方が助かる。そんな感じだった。
さすがの娘も、今ひとつ集中力がなくなっている。
主人も、ビデオを持つ手がすっかり下がっている。

「帰ろうか? 」と、私が言う。 「そうするか。」主人が反応する。
娘もうなづく。
と、いうわけで、根性無し我家族は、チャトチャックに
さっき張り切って入って、もう降参となった。
2時間・・・いなかったかもしれない。


さっきのところ(BTS)まで、戻る?
いや、タクシーにしよう。


道すがら・・・わんちゃんも売っている!

とにかく何でも、ないものはなさそうなチャトチャックである。


タクシーに乗リ込むと、慣れてきた娘が言う。「メーター、プリーズ」
確かに黙っていると、メーターを立てないタクシーもいるのだ。

一同宿に戻って休む。ソファーにドタッ。ベッドにクタッ。
あー、クーラーが気持いい!
冷蔵庫で冷えた水をゴクゴクッ。


しばらくして、
さて、今日の夕食は、どうする? やっぱり屋台は、無理そうだし、
仕方がない。近くの大きなホテルのバイキングにでも行こうか?ということに。
でも、これは、結果として大失敗。美味しくないし、高い。
しかも、アジアのホテルにして、露骨な西洋人優先。
旅先で、これまでにもこんなコトないわけではなかったけれど、
アジアでまでとはねぇー。
しばしこのことについて、家族で、話しながら帰る。


その後、再び、いつものことながら、主人は、どこかへ・・・。
大丈夫なのか?

私と娘は、約束通りあのマッサージ屋さんに行く

娘は、憧れの全身マッサージを。私は、フットマッサージを受ける。
画像があるのは、後から、主人が、「マッサージ屋とはどんなものか」
という感じで、ビデオ片手にやって来たためだ。

主人も行きがかり上、フットマッサージ初体験となる。
痛がり過ぎて、マッサージ師さんをおびえさせる。


私の担当のマッサージさんは、話上手。人あたりもいい。
「気持いい」とか「痛い」というタイ語を教えてもらったり、
世間話をしながら、マッサージしてもらう。
と言っても、お互いわかる部分だけだけれど。

彼女が「チェンマイに行ってきたのか?」と私に聞く。
これから、行くけれど、どうして、と聞くと、
私が来ているブラウスのせいらしい。
地元のエスニックのお店で買って、それに自分で、好きに刺繍をしたものを
着て行ったのだけれど、それが、チェンマイの木綿だったと知る。

その後も、私の着ているものは、変らしく、
チェンマイでは、外人さんから、「インドに行ったことがあるのか?」
と、聞かれる。その時は、インド綿のブラウスに
自分で、ミラーワークの刺繍をしたものを着ていた・・・。
のっぺりした顔の東洋人が、タイで売っているのとも
又、ちょっと違うインド風の服を着ているのが、目についたらしい。


1時間半のマッサージ後、主人は、ほっとした感じで立ち上がる。
何しろ全く初めてだったので、相当痛かったらしい。、
私は、痛さが快感だった。
久しぶり肩ももんでもらって、体がすっきりする。
娘は全身マッサージ初体験、すがすがしく登場(彼女は2階だった)
主人も結局は、足の疲れがとれたとのことだったのだけれど、
もう二回目は、いいという感想。何事も経験、経験。
3人で一時間半 約¥1800也。



再びルンピニ・ナイトバザールへ


チャトチャクに完敗した私達。娘の希望もあり、再び、
ルンピニ・ナイトバサールに行くことにする。お友達への
お土産をそこで、全部買ってしまいたいとのこと。


娘のお付き合いで、バザールをウロウロする。
ミネラルウォーターは、いつも持って出かけるのだけれど、
すぐぬるくなる。ジュース、シェィクと絶えず、水分をとり、水分を
とっては、汗をかく。その繰り返しだ。
でも、チャトチャックのあの強力体験の後では、もう軽かった。

一休みしたカフェから、パタヤのkazukoさんに電話をかけてみる。
電話の向こうから、活動的で元気なkazukoさんの声が
弾んで聞こえてくる。あの時、kazukoさんたちは、確か「綜さん」でだったか
オフ会中のはず。ルアンパバーンの美味しいもの情報も
教えていただく。そして、急に以前akikoさんのところの掲示板で、
お見かけしていたコインさんに電話を代わってくださる。
焦る私。で、何を話したのか・・・ほとんど覚えていない。
相当上がっていたらしい。
思わずしらず、大きな声で話していたらしく、隣のテーブルの人が笑っていた、と
娘が後で言う。でも、外国の、しかもあのナイトバザールの雰囲気の中での
電話、ってすごく不思議な気がした。


娘は、お土産を全部完了、主人は、
旅の初めから(三人のダウンコートで)膨らんでいた荷物の整理のために
ミッキー・マウスの大きなビニール袋を買う。ドラエもんじゃないのが、
どうも不満らしかったけれど、宿に帰ってよく見たら、その袋は、
デザインは、ミッキーマウスそのものながら、文字は、Mikey & Mimi(マイキー&ミミ)。
やられたねぇーと、家族内で受ける。


帰りにホテル近くの屋台で。
 
(左)バッタ(右)セミ?ほか・・・

びっくりして覗いていたら、屋台でワイワイやっていた、団体さんが、
面白がって娘に話かける。英語で、どこから来たのかと聞く。
娘が、答えると、食べてみないかとからかう。私が、「皆さんは、食べるんですか?」
と聞いたら、「ノーノー!」と、一同大笑いしていた。
中国人の団体さんだったらしい。でも、こんなに容器が
空いているということは、結構食べた人がいたということでは・・・?


「ウルルン・・」を一緒に見たりしている娘、後で、「あの虫、食べてみればよかった」
という。でも、次の日には、もう来ていなくて、残念がる。
彼女は、度胸があるので、もし、又、お店が出ていたら、きっと、
ホントに食べていたに違いない。

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