2月11日(2)
暑くたって、動かないことには、始まらない
アパートメントを出るとすぐのところに何件か屋台が
出ている。Pさんが教えてくれた「チムチュム鍋」って?
でも、何だか、鍋屋さんは、なさそうな。夜かなー。
でも、「もしあっても」
この暑さの中では、とても気力ないねぇーなど
娘と話しながら、Siam Squareへ向かう。
近いので歩いて行く。娘と私が、たらんたらんと、先を歩き、
後ろからビデオを持って主人が又、たらんたらんと歩いて来る。

暑い空気の中、歩道のわきを
車やTuktukやバイクが疾走して行く。

少し歩くと、もう目の前がサイアム・スクウェア、大きな
歩道橋が道路をまたぎ、大型デパートが交差点を囲んでいる。
マッサージさんが言ってくれていたMBKってデパートのことだったんだ。
でも、まずは、近くにあるらしい
Jim Thompsonに行こうか、ということになる。
Jim Thompsonの家
Jim Thompsonは、かってタイ各地で個別に家内制手工業で生産されていた
素朴なシルクを洗練された製品、デザインにまとめあげた人物。
「タイのシルク王」などとも言われている。
映画「王様と私」で、彼のシルクが採用されたことでも有名だ。
マレーシアで謎の失踪をした彼の生涯は、映画になったり、
松本清張が小説にしたりしている。
有名なこの家をバンコクに来て訪れない人は、少ないだろうという位の場所だ。
大通りを歩き、小路に曲がって、立派な門構えの前に来る。
Jim Thompson 門を入ったところ

展示館は、もう閉館になっていて、開いていたのは、
お店のみ。でも、暑い中を歩いてきた後では、緑にあふれた空間は、
ほっとさせてくれる。
Jim Thompsonのシルクは、民族モノが好きな私にとっては、
ちょっとよそよそしい。
西欧風に洗練されすぎたアジアという感じ・・・? あるいは、
西洋の人が好む上質のアジア・・・というところ?
でも、今やブランドとなり、一つずつが高価で、お洒落なのも確かだ。
信頼できる製品としての人気も高い。
お店の中は、各国の観光客の人で溢れている。
私も一応絵葉書など、お土産も買って、店内を一回りする。
お店の中の本のコーナーに、ヨダレもの民族系の本発見。でも
あまりに分厚くて、旅の初めに買い込むには、重すぎた。主人は、
大丈夫と言ってくれるけれど、今回は、自分の荷物さえ持たない身。
諦める。展示館の方は、
せっかくなので、又、来てみようと思いながら、一回りだけ。
雰囲気がある建物のカフェ

Siam Square
Jim Thompsonをさらーりと見終わってから、
Siam Squareに戻って、とにかく食事を、ということに。
TokyuとBMKと並んでいるデパートの前の
歩道橋の上から見たSiam Square

「この暑さで、歩き回っていては、体力が持たない。」と宣言する主人。
日本食レストランを探すのさえ億劫になり、デパートのレストランで、
日本食と中華のミックスのメニューで夕食とする。
お腹が一杯になって、やっと一段落という感じの主人。
そして、結局
私と娘も慣れた食事で、お腹を満たして、
ふがいないけれどほっとする。
お腹が満たされると、元気が出てくる。そして、
「もったいないから、どこかに行こうか」という流れになるから
ゲンキンなものだ。
通りで、催かれていた学生さん達のフリーマーケット?を
ひとしきり見て、さて、次の行く先は?
ジャーン!!
Pさんが、教えてくれたLumpini Night Bazaar。
Go! ということになったトタン、主人、さっさと、トゥクトゥクに。
値段も聞かないうちに乗り込んでしまった形になる。
乗ってみたかったのだという。ぶつぶつ言う娘と私。
一方乗ったトタン、ひどい勢いで
走リ出すトゥクトゥク。「えっ、何か方向違わない?!」
後ろから、大声で言うのも聞かず、疾走するトゥクトゥク。
そして、多分、わからないふりをして、騙された・・のか??
何にもないところに連れて行かれて、「ここだ」という。
せめて三人でよかった、と、それぞれが思っていたと思う。
こんなところに観光客が来るワケがない!
猛抗議をして、改めて、地図を見せ、それでも足りなくて、字を書いて、
見せると、「そっちか!」・・・というような反応。 これも、お芝居?
本当は、どうだったのかは、わからない。でも、又、延々と走って、
ようやく、ほら、ここだ、という。
確かにこの賑わいは、「ルンピニ・ナイトバザール」。
着くには、着いたけれど・・・なんだかすっきりしない。
地理に強い主人も、あまりにもビュンビュン回られすぎて、
わからなくなっていた。とにかく着いたのだからいいか。
そう思うしかなかった。
Lumpini Night Bazaar = Suan-lum Night Bazaar
うわぁー、すごい! 延々と立ち並ぶお店に娘は、大喜び。
ほっとした思いも手伝って、結構ジャンク好きな主人と私も
その賑わいにそれなりに心はずませる。

*バザールの様子は、こちら
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