遠出をするだけでなく、中野区内をくまなく歩くということにも興味を覚えるようになりました。
いやはや、いかに地元のことを知らなかったか、痛感しましたね。中野で一番大きい哲学堂公園はさすがに訪れたことがあったけれど、2番目に大きい「平和の森公園」というのを地図上で発見して仰天しました。こんなところに公園があったのかと(今、この公園は拡張工事中。近く、哲学堂公園を抜いて区内最大の公園になるそうです)。
行ってみると、弥生時代の住居が復元してあったりして、なかなか趣のある公園です。なんでも、ここは竪穴式住居が83軒も発掘された大遺跡なのだそうで、「知らぬこととはいえ大変失礼しました」と、僕は完全に恐れ入ってしまいました。
こういう歴史的なことは、「中野区立歴史民俗資料館」を訪ねて詳しく知ることができました。都内ではたいていどの区にも歴史資料館があって、その区の歴史がよく分かるような展示がそろっています。
中野の資料館の展示によれば、僕の住んでいるJR中野駅付近一帯には、徳川綱吉のころには「お犬さま」を収容するそれはそれは広大な施設があって、野犬が日夜わんわんほえていたといいます。戦前は陸軍中野学校があり、現在は中野サンプラザや警察大学校などが建っています。なんと由緒ある街に自分は住んでいるのかと、コワくなってしまいます。
|