98.07.19
テレビ欄の校閲ミス
以前の「飲みニュケーション」関連です。
参議院選挙の投票日、各局の開票速報特別番組を紹介する「朝日新聞」(1998.07.12 p.32 テレビ欄)に、出てきました。大喜びで引用します。
★東京 夜10・00
キャスターは小谷真生子、竹中平蔵・慶大教授。沈没したタイタニック号の船内を模したスタジオから「SOS日本」と題して、各党幹部のインタビューや、将来の暮らしのシュミレーションドラマをもとに議論する。
もちろん「シミュレーション」(simulation)しか辞書には載ってない。新聞社では、ふつうは犯すことのないはずの初歩的なミスでしょう。参院選の報道準備に社内が騒然としていて、校閲部もうっかり見逃したのか。
このテレビ欄の記事は、たしか各テレビ局から届いた番組案内に基づいて書くものだったはず。とすれば、「朝日新聞」だけでなく、他の新聞も、校閲がうっかりしていれば、「シュミレーション」の形で通ってしまったかもしれません。
「朝日新聞記事データベース」には、テレビ欄は収録されていないので、気がついたときに記録しておかないと、あとでたどれなくなってしまいます。
参院選当日は、僕も各局のチャンネルを切り替えまくっていて、テレビ東京のこの番組もちょっとは見ました。「タイタニック号の船内」は、コンピュータグラフィックスを使ったいわゆるバーチャルスタジオで、ちょっと迫力に欠けました。
追記 同じテレビ東京の「わっ!!つNEW」という番組の「住みれーしょん“早稲田”」(2001.05.28 10:00)という特集を見ました。たまたま見たのですが、テレビ東京に電話して聞いたところでは、この番組は4月から始まり、「住みれーしょん○○」と冠していろいろな街の情報を取り上げているとのことでした。このタイトルは「シュミレーション」が元になっていると考えざるを得ないでしょう。(2001.05.28)
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