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根津で味わう上海家庭料理(中華市場)その1
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以前上野の酔仙楼でコックをやっていた楊さんが根津に新しく店を開いたという話は以前から知っていたのですが、しばらく義理を欠いた状態が続いていました。 場所は根津神社入り口付近とのことですが、地下鉄根津駅からですと不忍通りを千駄木駅に向かって歩いてゆくと、右手にGSがあり(左手は「根津神社入口」)、そのGSの1〜2軒先の道を右に入って、2〜3件目です。中華市場という派手な看板がすぐ目に付くはずです。 今回は宴会の予約なので、適当にと頼んだところまず出てきたものは拌茄子、干[火扁]四季豆、豚タン、ゆでワンタンといったところです。どの味も心にしっくりとなじんでくるところがあり悪くないのですが、特に拌茄子(なすのあえもの)がすばらしかったです。楊さんにそのことを言うとうれしそうな顔をして「ママの味」と言っておりました。 最後に冬瓜西柿湯(冬瓜とトマトのスープ)が出たのですが、これがまたすばらしかったです。冬瓜の料理は難しいらしく、まともにできたものにあたるのはごくわずかです。きれいに半透明に仕上がった冬瓜もすばらしいですが、ここにトマトの味が染み出しているスープの味がアクセントを加えて涼しげな味を演出してくれました。 楊さんの話では日本のナスは味がいいとのことですが、私はトマトは中国の方が味がいいと思っています。でも、今回のトマトは味がいいですね。おそらく、この猛暑のたまものでしょう。
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