朝鮮族料理はいかが?


中国伝統串焼店・故郷味
紅星二鍋頭と突き出し

 ここ数年気になっていたのですが、中国朝鮮族のお店があちらこちらにできつつあるようです。本来の韓国・朝鮮料理に加えて羊の串焼、しゃぶしゃぶ、果ては普通の中華料理と一般のコリアンとは異なるところが面白いですね。
 ここ中国伝統串焼店・故郷味は吉林省延吉から来た朝鮮族のかたがやっておられるようです。
 最初写真撮影はだめとか言われたのですが、そこは中国の朝鮮族の方たちのこと、へたな中国語で交渉したところあっさりとOKが出ました。

 さて、メニューを見てみたところ、ありがたいことに紅星二鍋頭があるではありませんか。しかも値段は1600円。サワー1杯が400円ですから、飲み物はこれできまりですね。
 注文を終えると、突き出しが3品出てきました。その中では茄子のキムチ風(右下の写真の手前左側)が時期なのか一番いけてました。

 今回注文したものは、拌桔梗 780円、米腸 2000円、どんぐりのムク 500円、拌鮮子 600円 といったところです。

 まず運ばれた順番から拌鮮子ですが、これはアサリのキムチのようなものです。以前、池之端の朝鮮族料理店で注文したときには店の人がアサリキムチと言っていたので、今回もそういってみたのですが通じませんでした。酒のつまみには抜群ですね。体にも良いですし。

 拌桔梗は桔梗の根(トラジ)のキムチです。一般的には姿のままあえてあって、もっと土臭い朝鮮人参のような香りのする食べ物です。今回のものはスライスしてあって、更にあく抜きしたのか多少その点が弱かったですが、同席した方たちには好評でした。

 米腸(スンデ)はもち米と豚の血のソーセージです。もっとこったものは春雨とかいろいろ入る場合がありますが、今回のものはシンプルなつくりになってます。でも、味は上々で、結構これでおなかが太ってしまいました。

 どんぐりのムクはどんぐりから作ったゼリー状のもののことです。韓国・朝鮮料理ではムクは麺の一種でソバやトウモロコシなどからも作るようです。また、最上品は緑豆から作ったものだそうです。

拌鮮子(アサリのあえもの)
拌桔梗(トラジキムチ)
米腸(スンデ)
どんぐりのムク

 

タラのチャンジャと突き出し

  おまけ

 ほかにどんな料理があるかを確認するため、翌日また故郷味に一人で行って見ました。
 
左の写真上のほうがチャンジャでタラの塩辛です。手前二つが突き出しですが、左側の葉っぱが薫り高くて激うまです。たぶんエゴマの葉だと思うのですが、どうでしょうか。

 

 

 

 


基礎データ
住所 東京都大東区上野6−2−7キングビル2階201
電話 03-5807-1377
営業時間 お昼にはやっているようです。電話してみてください。
お勧め料理 拌桔梗、米腸、どんぐりのムク、拌鮮子など 
取材日時 2004年7月




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