◆ カマキリの産卵 ◆

Egg Layng Mantis in Seseragi Park
(2005/10/21 撮影 at せせらぎ公園近く)
この数年の観察 でカマキリの暮らしも なんとなくわかって来た。
だいたい居る場所の目星がついて、公園を歩くたびにコンスタントに
数匹のカマキリを見つけることができるようになった。
注意深く経験を重ねることで、そういう観察眼ができてくる、という
いい経験になった(恐竜化石の発掘 にも似たところがある)。
何度見ても、かわいくて、かっこいい奴らだ。

春、6月頭くらいに 子カマキリ が生まれ、夏を通じて成長し、
10 月中旬に繁殖期を迎える。この繁殖期前後が一番活動が活発で、
生け垣の上などにお腹が張った雌カマキリの姿を良く見かけます。

それでもカマキリの産卵シーンに遭遇するなんてことはなかったが、
この日はラッキーなことに産卵真っ最中の現場に出くわした。
産卵は逆さまになって下から産みつけるのだった。
カマキリはお尻から泡を出しながらゆっくりと卵塊を形作り、
その中に卵を産みつけていた。並べられている卵の列も見える。
お尻のところは目で見えないのに、よくきれいに作業ができるものだ。
お尻から出ている2本の短い触覚で探りながら行っているようだ。

雑知識だが、雪の降る地方ではカマキリの卵塊がどのくらいの高さに
作られるかで、その冬どのくらい雪が降るかを予知することが
できるらしい(卵塊の高さまでは雪が積もらない)。
虫の能力にはまだまだ人知を超えたものがあるのだろう。

2006/10/15 Takakuni Minewaki

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