公園を散歩しているとき、ビビッビビビッ…ビビッ という
ゼンマイの切れかかった感じのセミの鳴き声がした。 あぁもう涼しくなってきたから、セミも力尽きかけてるのかなぁ などと考えながら、声のする方に近づいてみると、 そこには弱肉強食の世界が繰り広げられていた! アブラゼミを両腕でガッシとつかみ、頭からボリボリと。 セミは結構大きく羽根の力も強いと思うが、カマキリも負けていない。 これでもまだセミは鳴いている。断末魔の叫びなのだろうか。 生きたまま頭をかじられるなんて… うーん地獄。 こんな場面は初めて見た。 |
2回目は、1週間後 9/8 に目撃。
歩いてて、急に木の上の方からセミの激しい鳴き声が。 近づいてみると、やっぱりカマキリに捕まってました。 この季節、木の幹で待ち伏せて、セミがとまったところで ガシッと捕まえるのは、よくやる戦略なのかもしれない。 3回目の遭遇はその次の日 9/9 。 玄関を出たところで、またもや近くでセミの断末魔の叫び (聞き分けられるようになった)。 探してみると、隣の玄関脇の地面で ビビッビビッ と聞こえる。いたいた。 カマキリはまだ最終脱皮してない若い個体なので体が小さく、 なんとか取り付いてはいるがセミが脚を踏ん張って移動するのを抑えきれない。 背中のあたりにかじりつこうとしても硬くて歯がたたない。 カマキリは攻めあぐね、力の拮抗した行き詰まる攻防が繰り広げられている。 そのうち、セミはひっくり返された体勢になって脚が浮き逃げられなくなり、 眼のあたりからバリバリと食いつかれていた。これまでに見た体勢と同じだ。 まだ脚が動いているのが痛々しいが、これで勝負はついたようだ。 間近で見ていただけあって、すごい迫力の写真が撮れた。 |