ケーキ杯対抗戦: 結果

「ケーキ杯対抗戦」は午前中の 3走で行なわれた. 前夜雨が降ったらしく, 路面はウェットで始まり, だんだん乾いてゆく展開となった. 以下, 選手 (参加者) の紹介と共に結果をお伝えする. 選手名は Red Suns が先, Night Kids が後である. なお, 「サイボーグ」とか「おらおら」とかは, 大部分筆者の創作である. 創作なので実態とは必ずしも一致しないのである :-) .

サイボーグ FD (RX-7) 氏 対 おらおら R32 GT-R 氏

サイボーグ氏はドリフトを抑えた理性的な走り, 対するおらおら氏は「とりあえず行けるところまで突っ込んでみよう」という感じの走りである. おらおら氏の凄いところは, その走りでも決っして破綻させない, ぎりぎりのマシンコントロールにあるといえよう.

勝負は, 成田二回目 (ウェットは初めて) のサイボーグ氏が極低の路面グリップに苦しむ間に, 走り慣れたおらおら氏が速いタイムをたたき出してプレッシャーをかける展開となった.

結局サイボーグ氏 49.67秒 に対して おらおら氏 49.63秒 で Night Kids の勝ち. サイボーグ氏の健闘わずかに及ばなかった.

Integra TypeR 氏 対 ラリーナビ Civic TypeR 氏

インテ R 氏は成田初走行, ナビ氏はずいぶん走り込んでおられるので, クルマはともかく運転者的にはインテ R 氏不利であったようだ. 走りのスタイルは, インテ R 氏はスムーズ系である. ナビ氏は以前別のクルマに乗っておられた時はおらおら系だったのだが, Civic に買い換えてからはすっかりおらおらが陰をひそめてしまった. よほどクルマを大事にしているのだろうと, パドックでは噂されていた.

インテ R 氏 52.14 対 ナビ氏 49.20 で Night Kids の勝ち.

かっとび カプチーノ氏 対 舞闘家見習い インプレッサ氏

「舞闘家」というのはジムカーナ好きの人達が集まっている, まぁ, 梁山泊みたいなモノである (なんじゃ, そりゃ > おれ). クラブではなく, いろいろなクラブ所属の人が集まっているようなので, 梁山泊としか言いようがないのである. で, インプレッサ氏はそこの「見習い」なのだそうである. そういうフレコミだったのだけれど, なにしろ「舞闘家」ブランドだったので, 対戦相手には「ほとんどレーシングカート」なカプチーノを駆る, 武闘派 (笑) のかっとび氏を選ばせていただきました.

かっとび氏は一走目でいきなりミスコース, 対する見習い氏は二走目の二周目で第一コーナー先のタイヤバリアに刺さるという, 実に荒れた展開となった. 二人共 Sタイヤだったらしく, 12月の冷たい水の残った路面ではなかなか大変だった, らしい. 見習い氏が刺さった時はタイヤ四本共から白煙が出ていて, 白煙が出るくらいだったらソレなりにはグリップしているんだろうという気もするが, たぶんソレは気のせいであろう :-) .

ともあれ, ミスコースの衝撃から立ち直ったかっとび氏が 49.77 だったのに対し, 見習い氏は 51.17 で Red Suns の勝ち.

幸せのクーペフィアット氏 対 直線番長 R32 GT-R 氏

クーペフィアットも決して遅い車ではないし, クーペフィアット氏も遅いドライバーでは無いのだが, いかんせん相手が悪すぎた感はある.

クーペフィアット氏 55.37 対 番長氏 52.58 で Night Kids の勝ち.

濡れたらトゥデイ (筆者) 対 ごりごり インプレッサ氏

筆者とごりごり氏とは過去二戦 (三戦かな) して, 筆者が全敗しているのである. いつもイイところまで行くのだが, その度に一発ポンとタイムを出されて負けるのである (涙). ごりごり氏はアンダー出しまくり, コジりまくりで, Wet 路面だと前輪から 「ばりばりばり...」とかいう音を立てながら攻めるのである. そういう運転をする四駆乗りをもう一人知っているが, 筆者は彼にも負けている (しかも大幅に) ので, たぶん四駆乗りの正しい作法とは, そういうモノなのであろう ...か?

筆者 54.62 対 ごりごり氏 53.92 で Night Kids の勝ち. また負けた (涙).

アコード氏 対 ZX (シトロエン) 氏

ZX 氏は成田も, またクローズドコースを走るのも初めてであり, 対するアコード氏はこれが成田二回目である.

アコード氏は最近めきめきと腕を上げておられる. もうじき筆者を抜くであろうと思われる. ついでに言っておくが, アコード氏が「土屋さん (筆者) に悪の道 ^_^; に引きずり込まれました」 と言っているのは何かの間違いである. 私が初めてアコード氏にお合いした時, アコード氏の車には無限足とクスコのストラットバーが, 既に, 装着されていた筈である.

ともあれ, ZX 氏が初めてらしく堅実なグリップ走行に徹される間に, アコード氏は「いやー意外にイケるんですねぇ」 「FF でもカウンター当てる状況になるんですねぇ初めて当てましたョ」 等々, レベルアップを実感させるコメントを残された.

アコード氏 58.24 対 ZX 氏 64.90 で Red Suns の勝ち.

FD (RX-7) 氏 対 Civic TypeR 氏

二人共成田は初めてである. TypeR氏はナビ氏の車でダブルエントリーだったので, 車を気遣ってちょっと不利かと思われた. しかし, 実は TypeR 氏はジムカーナの経験がけっこうあったらしく, 見事な走りである.

一方 FD 氏は一走目の二周目(?) 最終コーナーでスピンしそうになり, よく耐えたのだけれど三発目のお釣りが来たところで道幅が無くなり, スポンジバリアに吸い込まれてしまった. 車のダメージはそれほどでもないようであったが, 心のダメージの方はそうでも無かったようだ. まぁ, それが普通だと思う.

FD 氏 60.83 対 借り物氏 51.65 で, Night Kids の勝ち.

ハチロク氏 対 ロードスター氏

二人共初めての成田である.

ハチロク氏は高回転がお好みのようで, 一速を多用されていたようである. 統計を取った訳ではないが, ハチロク乗りにはそういう方が多いような気がする. ただ, このハチロク氏はドリフト屋さんではないようだが... (たとえそうであるにせよ, 成田モーターランドはドリフト禁止です).

一方のロードスター氏は攻撃的な走りを信条としておられる... らしいが, 今回はそれほどでもないようである. 最初に「死ぬほど滑りますよ」と言っておいたのが効いているのだろうか.

ハチロク氏 57.99 対 ロードスター氏 54.53 で Night Kids の勝ち.

魂の 36馬力 トゥデイ氏 対 大沢師匠@土屋トゥデイ 58馬力

大沢師匠は愛車のユーノスロードスター (キメラ号... でしたっけ) を売却され, 現在 S2000 の抽選を待ちながらでも FD 買っちゃおうかなぁ :-) な状態なのだが, 今回ケーキ杯には筆者のトゥデイ 58馬力でダブルエントリーとなった. しかし, 所詮くそのーまるトゥデイではあまり面白くなかったらしく, 一走されたところで「ま, こんなもんですね」「ぼく, 別の車乗ってもいいですか?」とおっしゃられて, ナビ氏の Type R に乗り換えてしまわれた (涙). 従って, 大沢師匠の「ケーキ杯」での公式タイムは, Wet 時トゥデイで記録した 62.03秒である.

一方 36馬力氏は朝遅刻されて一走目カット (「いやー平日って道路混むんですねぇ」とか). 二走目からのアタックからとなった.

36馬力氏 56.54 対 大沢師匠 62.03 で Red Suns の勝ちだが, 大沢師匠は 1走目の, Half Wet の記録しかない訳だから, 不戦勝みたいなモノだな, これは.

結局 Red Suns 3勝に対して Night Kids 6勝で Night Kids の優勝. Red Suns はケーキ代を払い, 復讐を誓うのであった (笑).

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