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コース図6:30 ゲートオープンに合わせて, 4:30 に家を出ます.
今日は雨が降っています. 過去 3回「運動会」には出ていますが, 当日雨になったのは初めてです.
雨ならば, BEAT との馬力差も多少縮められるので (ホントか > おれ), 急に気合いが入ります. 前回の 東京ベイサイド大会の日記 の最後に「お笑い系に転向しようかな」なんて書きましたが, ちょっと訂正します.
「雨なら勝負」です.
雨は止みました. 気合い指数が低下します (笑). まぁ, 何はともあれ, 受付でコース図を受け取ります.
えーっと, コース図はこれで... ん？ 「タイムトンネル」に「スピードトンネル」って何だろう... ああ, 「10 秒以上かけて通過しないとペナルティ」と, 「20 km/h を越えたらペナルティ」なのか. ふぅん, 考えたなぁ. でも, 何秒のペナルティなんだろう？
コース図
で, 軽クラスの出場者は... ありゃ, BEAT 6人, アクティストリート (軽ワンボックス) 1人に Today はオレだけ？ うーむ, だんだん BEAT のワンメイクになってきたなぁ...
更に出場者名簿を良く見ると, 今回はヒストリッククラスで S800, T360, ライフ(のピックアップ), それにバモスがエントリーしてます. バモスかー. やるなぁ.
「スピードトンネル」のペナルティは 10秒, 「タイムトンネル」は不足 2 秒以内 (通過タイム 8.00 - 9.99 秒) は 10秒, それ以上不足 (通過タイム 8秒未満) は 20秒とのこと. キビシー.
今回は初めて実戦にサイドブレーキターンを導入するので, その練習とタイムトンネルの練習をすることにします. 今は路面は full wet ですが, 雨は降ってませんから, 一本目以降はおそらく dry です.
(4) まではあまりスピードを出さずにたらたらと走り, タイムトンネルへ. (5)(6) で大回りをして時間を稼ごうと思っていたのですが, 意外にスピードが出ていてどう見ても 10秒よりは早く抜けてしまいそう. 仕方がないので (6) の脇で一度スピードを落として, タイミングを合わせます.
(7)(8) を過ぎて (9) でサイドブレーキターン. 路面が濡れている のでリアが簡単にブレーク. 車体が (10) の脇へするりと入ります. なぁんだ. 簡単じゃん :-).
練習走行後, ふと気がついたことがあります. タイムトンネルの部分, 10秒もあるんだったら, スピードを落としてタイミング合わせをする以外に, 色々出来ることがあるんじゃないかな... あっ, そうだ！
路面はほとんど乾きました.
秘策を胸に (笑), 一本目スタート. ところが, いきなり (2) 手前でシフトアップ失敗 (というか, シフトをするのを忘れてた). 更に (3) で欲を出し, サイドブレーキターンを試みるも, タイミングわずかに早く, パイロンとご対面ー (ひー).
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(3)付近 撮影: 土屋和恵
苦労して (3) を避け, キレそうになるのを堪えながらタイムトンネルへ. (6) 横まで一気に行って, そこで車を停止させます.
ここでバーック！
勢いをつけてダーッシュ！
場内放送で「これは, タイムトンネル出口でスピードを確保する為... でしょうか？」と言っているのが聞こえます. 済みません. 単なるウケ狙いです (笑).
(9) まで一気に行って, サイドブレーキターン！ これも見事に決まります (少なくとも主観的には). スピードトンネルではメーターを見ながら 15km/h 位をキープ. ゴールに向けてダッシュ！
タイムは 55秒 22.
(3) で失敗しなけりゃ, 完璧な内容だったのに... (どこが？ > おれ) まぁ, いいか. バックしたの, 内輪ではウケたみたいだし. そうだ, これを「篠ノ井線スイッチバック攻撃」と名付けよう.
タイムトンネルやスピードトンネルでペナルティをくらっている BEAT が 3台いて, 私は東京ベイサイドの時と同じく, 一本目クラス 2位です. ああ, そしてまた抜かれて行くのね...(泣)
ここで, 見物に来られた川崎の T 氏が登場.
タイムトンネルのところですけど, ...をやったら面白いんじゃないかと思うんですよねぇ. でも FF じゃ難しいかなぁ...
などと, 火に油を注ぐようなことをおっしゃいます. んー, それ, 私も考えたんですよねー. さっきと同じことをやっても仕方ないし, ちょっと考えてみようかなぁ...
コースがオープンになっている間に, タイムトンネルの部分を入念にチェックします. うん, T さんのアレ, できそうだな.
今度はクダラナイ所で失敗しないようにと心に言いきかせながら発進. (3) はサイドブレーキなしで行くが, 今度はブレーキがロック. ちょっと大回りになってしまう (あうっ). 「あーあ, また失敗したよ」と思いながら, タイムトンネルへ.
本来はここで車を (5) に近付けるところなのですが, あえてスピードを殺さないまま (6) の方へ大回りします.
ここでサイド一発！ 車は更に左へ旋回します.
270 度ほど回ったところでアクセルオン. ちょっとサイドブレーキが早くて (6) に詰まり気味ですが, どうにか上手く回りました. 10秒あると, 色々なことができますね (笑).
気分良く (9) (10) へ. ところが, (10) 出口でハンドルの戻しがちょっと早くて車が一瞬左へ行ってしまう (いわゆる, 「おつりを貰った」状態). 更に (11) ではサイドブレーキを引いている間にハンドルから手が離れてしまう (ひー).
そして気が付くと...
そこはスピードトンネルの中.
スピードが出過ぎている.
慌ててブレーキ. メーターは 25km/h... 20km/h...
メーター読み 18km/h になった所でスピードトンネル終了.
祈るような気持ちで, スタート脇の電光板を見ると...
速度 19.XX km/h
助かったぁ.
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タイムトンネル. 撮影: 土屋和恵
コースから戻ると, T 氏と私の妻が妙に舞い上っています.
T 氏: 一位ですよ.
私: へ？
妻: 一位なんだってば.
私: 一位って, 誰が？
T 氏: 土屋さん.
私: (う, 嘘ぉー)
何でも, 私のタイムが「暫定一位」と場内アナウンスされ, その後「記録更新」というアナウンスは無かった, と言うのです. ホントかよぉ. この目で結果表を見るまで, オレは信じないぞ (と言いながら, 口元はほころんでいる (笑) ).
結果が掲示板に張り出されました. 私は... 52.06 秒で, 軽クラス 5位です (泣).
どうやら, アナウンサーが「暫定一位」と勘違いした (本当は暫定二位) 上に, その後の記録更新をアナウンスしなかったようです (記録自体はアナウンスしたが, 「記録更新」であることを言わなかった).
やれやれ.
![[INLINE (mtg_p3.jpg 7K)]](mtg_p3.jpg)
デモ走行をしていた電気レースカー. これは速い.
私: なんかさぁ, 運動会出るの疲れちゃってねぇ. もう止めようかと思うんだけど...
妻: なんで？
私: 軽クラスだと, 結局は車の「速さ」の勝負になっちゃうし, そこへ持ってきてタイムで「表彰」なんかするからねぇ.
妻: そうねぇ. 折角「運動会」って言ってるのに...
私: 大体, ヒストリッククラスで表彰なんかしちゃイカンよ. S800 とバモスとかじゃ, S800 の方が速いに決まってるじゃん.
妻: タイムで表彰するんじゃなくて, 感謝状を出せばいいんじゃない？ 「20年前の車に乗っててくれてありがとう. 本田技研株式会社」って.
私: あ, それ, いいかも知れない...
更にしばらくして...
妻: で, 「運動会」に出ないとしたら, どうするの？ 自分達で走行会やる？
私: んー, やっぱ, それかなぁ. 後はスピマイアタックか...
妻: すぴまいアタック？ 何, それ？
私: スピマイアタックってのはね...
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トゥデイの後姿