いろんなクルマに乗ってみました at 成田モーターランド

テンションが, 上がらない.

3月の 成田 で, 今の状態のトゥデイ + つちや で 50秒を切ることは「たぶん無理」だと思い知らされてしまったので, どうも motivation が高められません. エンジンをイジって (ホンダツインカムのビート用ハイカムを流用するのがオイシイかな?) LSD を入れて (これもビート用を流用するしか無いか), 成田のどの場所でも加速が効くようにすればもうちょっとは良いかも知れませんが, 元々「あまりイジらないクルマで走る」という考えでやっているので, そこまで行くのは行き過ぎのようにも思います.

註: 「もうとっくに行き過ぎているヨ」との声, 多数 (笑)

上がらないテンションを無理に上げても仕方ないので, 今回はトゥデイのタイムのことは忘れて経験値を貯めることに専念します. 具体的に言うと, 他の参加者の方に無理を言って (済みません) そのヒトのクルマを運転させてもらい, その代わりになるかどうかは知りませんが, 私の運転から得るものがあるんだったらどーぞ好きなだけ持っていって下さい, と, まぁそんな趣向.
しかしどう考えても私の運転は他人に教えるなどというレベルではないのですから, ハッキリ言って運転させてもらっているだけです (済みません).

[コース図]いつものコース図

ホンダ ロゴ (初代) 5MT

これは私の妻のロゴ. タイヤが 155SR13 でしかも経済的な, つまり減らない代わりにグリップもしないものを履いているのですが, 街中を走行していても時々危険を感じるくらいロールします. マイナーチェンジした時にサスペンションを換えたらしく, マイナー前用の無限のサスペンションはあってもマイナー後用のものは無いのですが, それってもしかしてマイナー前のサスはシャレにならない状態というか, マイナー前のは無限のを付けると凄く良くなるけどマイナー後は元々が改善されてるから無限それ以上良いのが作れないんじゃないかとか, いろいろと勘繰りたくなるような, そういう足です (苦笑).

今回, 妻がそのマイナー前のロゴで成田を走ってみたいと言うので連れてきたのですが, 「絶対にスピードは出すな. コーナーで無理をするな. 速く走ろうと思うな」と, 場違いのようなことを (そうでもないんだけど) 吹き込んでおかないといけないような, そういうクルマでアタックしてみます.

註: このあたり, かなり悲愴感あり (笑).

一周目はほとんど一般道のような運転で行ったので, 何ごとも無く済みました. 二周目, 第一コーナーからヘアピンにかけては減速しながら回るので前輪に荷重がかかっていて, それほど恐怖感はありません. ところが解脱コーナー手前の左大回り (E) あたりは加速しながら回るので, 前輪の抑えが効かずクルマは転倒しそうな動きをします. 転倒させないためにはラインを外に変えてロールを抑えればいいのですが, ちょっと速度が速すぎて

み, 道幅が足りない (汗)

慌ててブレーキを踏んで, どうやら飛び出さずに済みました. 私の父はタウンエースに乗っていて, 私も何回か運転したことがありますが, これはタウンエースよりもずっとヤバい感じです.

一度で, 懲りました.

タイム: 57"20, 58"29, 58"30. 普通に乗った方がタイムもいいですね (苦笑).

ホンダ ロゴ (二代目) TS CVT

これは大石さんのロゴ. マイナー後のロゴには普通のとスポーティーなのと二種類あるのですが, これはスポーティーな方です. 普通のと比較して, エンジンの馬力が上がっている (正確には, より高回転までトルクが出続ける) のと, 車高が 10ミリ下がってスタビライザー (クルマのロールを抑えるバネ) が付いているところが違います. あと, どういう訳か CVT (無段変速機) しか無いです. MT (手動変速機) が欲しいな〜 > ホンダ様.

大石さんはラリータイヤ教の信者なので, このクルマにはメーカー出荷時装着のヨコハマ A300 ではなく, ブリヂストンの RE460R が付いています.

CVT のクルマで走るのは初めてなので大石さんに伺ったところ,

L レンジに入れておくだけで, オーバーレブしそうになると勝手に変速しますから特に問題ないです. D レンジのスポーツモードだと, 反応がニブくて良くないです.

ということでした. 反応がニブいのはちょっと困りますが, 特殊な条件で試乗しても仕方ないので, 私は D レンジのスポーツモードで乗ることにします.

一周目は例によって様子見. ウチのロゴと違ってあまりロールしないので, 大回りのところでも不安感はありません. AT のレスポンスは良くはありませんがそれほど悪いというほどでもなく, 一応 6500rpm あたりまでは使うようなので不満もなし. ところが二周目の第一コーナー後のヘアピン (B) 手前で減速, ハンドルを切ってブレーキを踏み直して曲がろうとしたら, ABS が作動してブレーキが効きません (涙). 確かにタイヤもぎゅうぎゅう鳴っているし, 減速と旋回でグリップの奪いあいはしていますが, この程度じゃ全然ロックしないんですけど〜.

一応スポーツタイプのクルマなんだから, ABS の動作はもうちょっと鈍感でいいと思います. というか, これだと「ブレーキを残して曲がる」ことが, できないんじゃ...

タイム: 55"22, 54"07, 54"03. ABS は切った方がいいです.

オペル アストラワゴン 4AT

これはめぐさん (女性) のクルマ. ジムカーナ屋さんの前田さんが以前このクルマで 52秒台を出していて, その時は古くなってひび割れたコンチネンタルタイヤだった上にめぐさんが同乗していた筈なので, タイヤが M7R になってしかもめぐさんが同乗してない状況だったら,

いくら相手が北陸シリーズチャンピオンだとはいっても, 同じくらいのタイムは出さないといけないよね

と, ちょっと覚悟して乗ります.

このクルマ, コーナーでは大きくロールしますが, サスペンションが良くできているらしくトラクションは抜けません. 成田では以前ウイングロードを運転したことがあるのですが, それと比較するとずっと「曲がる」方向の味付けになっていて, アンダーステアがほとんど出ません. ABS も鈍感気味で, これなら思いのままに振り回せそうです.

エンジンの力はかなりあるのですが AT がちょっと鈍感なので, 直線で加速を効かせようと思うと, 最終コーナーのかなり手前からアクセルを踏んでおく必要があります. もうちょっと早く反応して欲しいとも思いますが, 一般道を普通に走るのだったら少し鈍感な方が運転しやすいでしょうから, これは仕方ないところでしょう. ともあれ, かなりイイ感じのクルマです.

タイム: 55"10, 53"39, 52"35. 52秒台も出ました (やれやれ).

インテグラ 5MT

これはわたなべさんのインテグラ. 時間の都合で二周しか無かったので, 最初から気合いを入れて行くことにします. 座った感じはちょっとインパネに対して低めで, もうちょっと高い方が運転しやすいんじゃないかな? この時代のホンダにはこういうパターンが多いようですが.
クラッチはかなり重いので, 発進の時はちょっと戸惑いますが, 走っている時は踏むか踏まないかしかないので (蹴らないし) 特に問題は無いです.

ホイールベースが長いせいか, それともクルマの性格からか, コーナリング時の動きは常識的 (弱アンダー?) で, あまり強い印象はありません. LSD (ビスカス?) が入っているとかで, そう言われればトラクション抜けも無かったよなぁとは後で思いましたが, 内側が浮いている感触も無かったので, LSD が効いているのか効いていないのかは良くわからなかったりして (苦笑).

二速がちょっと高めなのか, エンジンのトルクバンド (力の出る回転数の範囲) が広いのか, とにかくほぼ二速のままで行けました. このくらい排気量あると, 楽ができていいです.

タイム: 51"62, 50"61.

ホンダ CR-X (EF7) 5MT

これは平山さんの CR-X. CR-X はトゥデイのサスを交換する時, 最後まで

トゥデイを売って, CR-X を買った方がシアワセになれるんじゃないか

と悩んだので, どうしても一度乗ってみたかったのですが, 今回平山さんのご厚意で運転させていただきました (ありがとうございました).

第一コーナーでブレーキ踏んで進入しようとしたら, かなりブレーキが甘くてちょっとびっくり. でもその直後のヘアピンでブレーキドリフトがガンガン効くことがわかったので, ガンガン振り回して行くことにします. こういうクルマに乗ると, タイムのことは忘れてブレーキドリフトでリアを流して, アクセル踏んでフロントも流してスピンを止める運転になってしまって, 自分は楽しいんだけど同乗している平山さんにちょっと悪い... かな? (汗).

最終コーナーはちょっと余裕みてゆっくり行って, 直線でアクセル ON.

ZCエンジン: ふおぉぉぉぉんっ くおぉぉぉぉぉんっ
つちや (心の声): (お? おぉぉぉ! うぉーーーーーー)

痺れます ^_^;

大回りのところでもあまりロールしませんし, もちろんトラクションも抜けません. 力のあるエンジンを目一杯 (他人のクルマなのでちょっと手加減しますが) 回してコーナーに飛び込んでいって, ブレーキを当てると「くりん」という感じで回り始めるので, 適当なところでアクセルを踏んでびゃーっと脱出して...

タイム: 一走目 54"92, 53"54, 51"32 / 二走目 51"71, 50"20. 欲しい (爆).


という訳で, みなさんのおかげで非常に楽しい一日を過ごさせてもらったのですが, 後でタイム表を見て, ふと, 重要なことに気がつきました.

何で, どのクルマに乗っても 50秒が切れないんだろう (爆)

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