2002年横浜帆船祭(その1)


6月下旬、サッカーのワールドカップ(TM)にあわせて開催された横浜帆船祭に行って来ました。海王丸に横浜の海星、大阪のあこがれの他、ロシア、オランダ、ニュージーランドの帆船が来航しました。ロシアの1隻と韓国の帆船は予定に反して来ませんでした。ヨーロッパ最大の反日国、太平洋最強の反捕鯨国、それに、ここ200年近い宿敵からは来ているのに。礼儀を知らないというか、何というか。

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海星(横浜)

とーこ様の発案で、水上バスで海の上から会場に接近してみました。まずはホストシップ。いつか乗ってみたい船です。セイルトレイニングシップなので、いつでも乗れるはずなんですけど。

あこがれ(大阪)

海星と埠頭を挟んでお隣には大阪からのお客様。こんな間近で見るのは初めてなので、その大きさにびっくりしました。考えてみると、エスメラルダよりマスト1本少ないだけなんですから、大きくて当たり前ですね。

海星&あこがれ

珍しいツーショットです。あこがれには船首像があるんですね。この二隻を見ながら、海上自衛隊にも練習帆船があればなぁ、と思ってしまいました。

ヨーロッパ(オランダ)

EU旗を主檣上、オランダ国旗を斜桁に掲げています。やや高めの船首斜桁が時代を感じさせます。

ナジェジダ(ロシア)

ナジェジダ、といえばナポレオン時代に実在したロシア陸軍の女性コサック士官の本名ですが、本船とは関係ありません。「希望」という意味で、1705年以来、ロシアの練習帆船に代々受け継がれる、伝統ある船名だそうです。

ナジェジダの船尾

「和船みたい」という声もありましたが、私は好きです。セイル・オオサカで振られてからずーっと見たいと思っていたのが果たされました。贅沢を言えば、姉妹船のパラダとのツーショットが見たかったのですが、残念ながら、向こうにいるのは海王丸です。

ナジェジダの船名板

本船の所属はウラジオストックのロシア国立極東海洋アカデミーで、建造はポーランド。

展帆開始!

ガスケットをほどいています。乗組員がするすると横静索を上っていく様は、まさに「奔流」でした。そしてこうしてヤードに止まった様を、誰が言ったのか「小鳥さん」。まぁ、そうですけどね。

帆を開く

甲板でハリヤードに鈴なりになった乗組員が帆を開きます。時々、引っかかりましたが、短時間で開くものです。


つづき

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