赤色葡萄酒艦隊 士官次室 議事ろぐ
2001年8月17日〜23日



 潮様の問題提起からエンターテインメント作品における女性キャラクター論に発展し、ご参加の皆様が様々な作品を推薦してくださいました。議論が落ち着いてきたところで台風11号が来て、文字通り水入りとなりました。

闘う「女」 投稿者:潮 光(船倉ネズミ)  投稿日: 8月17日(金)19時55分34秒

 はて、呼ばれたような気が……(笑)。
 否、お酒のことは自分の味覚と他人様のそれは違うでしょうから、置いておくとして(エチゴビールは好きですよ。弟が新潟におりますもんで。2種類あるんですけどね……)

 「闘う女性」をお求めの殿方に質問!
 「中年で、既婚の(場合によっては子どももいる)」女性主人公を、エンターテイメント(小説、アニメ等)でお見かけになった方はいらっしゃいますか? 恋人がいる、あるいは婚約者がいる、では駄目ですよ。また、結婚していても破綻寸前、いつでも他の彼氏OK、というのも駄目ですよ。
 も一つ、「誰が見ても不美人だと思うであろう女主人公」もいますでしょうか? やたら太っていたり、下品なギャグを飛ばしたり、他人が嫌がる奇癖を持っている、などというのもここへ入れていいでしょう。
 男性主人公なら、上記条件に当てはまるタイプは山のようにおります。結婚してる、子持ちで家庭あり、子煩悩でいつでも子どもと妻のことを思ってる……とか、中年で、お腹が出てたりとか、無茶苦茶不潔な生活してたりとか……一々誰がどうとか言いませんが、お手元の書籍や記憶にあるアニメの主人公等、思い浮かべてみてくださいな(ま、アニメの場合は男も独身で美形が多いですけどね)。
 しかし、女性で上記条件に当てはまる主人公を、今咄嗟に私は思い浮かべられません。(推理小説などで、「変なおばあちゃん」はいますけど、お年寄りって、一種中性的な扱いされるからなあ……)
 主人公を張っている女性、あるいは準主役級で、読者に人気のある女性登場人物って、「独身(「恋人がいる」程度はままあるが、大抵相手は主人公か準主役)、美人、頭が切れる、かなりツケツケものを言うけど部下に対する思いやりはある」タイプか、先日来提督達が問題にしている「お姫様」かのどちらかではないでしょうか。
 オスカルさまにはアンドレがいましたよね。でもアンドレと結婚は出来なくて(ラストはともかくね)独身で無茶苦茶美人。若くて、頭が切れて、男並に剣の腕も。
 星界のあのお姫様も、とりあえず(私が知ってる初期の頃)ジンタは恋人であって、結婚してないですね。独身で、やっぱり美人で、若くて、男並に気力のある人。
 うさぎさん? 恋人はいたけど(タキシード仮面、でしたっけ)、やっぱり独身で若くて美人でねえ。月に代わってお仕置きされたかった男性、沢山いませんかね。
 オナー・ハリントン艦長はいかがです(こないだ恋人死んじゃったとか言ってなかったかなあ)? セイラ・マスさんは? 活動的になったスターシアお姉さんだって……(古代守君とはどうなってるのかしら)。
 著者が男性でなくたって、傾向は同じのような気がします。元気な女の子が主人公のことが多い、アン・マキャフリーでさえ、そうなんだから。(今月末発売の「パーンの竜騎士」の初代主人公レサだって、フーラルと結婚したばかり、の頃はまだ主役張ってたけど、子ども生んだ途端に二線に退いちゃったもんな……)
 いーや、そんなことはないぞ、というものにお心当たりの方、是非ご教示を。(一度そういう本を本気で読んでみたいのです)


あ。条件もう一つ。 投稿者:潮 光(船倉ネズミ)  投稿日: 8月17日(金)20時04分50秒

 ごめんなさい、条件もう一つ追加です。
 「作中で、色恋沙汰が一度も起こらない」女性主人公の物語。も求めております。(男性主人公ならあるんだけどなあ。女性なら私が今まで読んだ話はみーんな、絶対からむんだよな、恋愛沙汰)


色恋沙汰になるかどうか……。 投稿者:柴崎 薫  投稿日: 8月17日(金)21時35分06秒

>潮光様
 うーむ、本当に、そういう意味で考えてみると、エンターテインメント作品の女性って、随分大変ですよね。若くて、美人で、有能で……その極には薬師寺警視もおられるわけで(性格の悪さも極だけど)。
 確かに、仰る条件に当てはまる女性主要キャラクターは難しいです。心当たりの1つに有名なのは、NHKで時々放映される「名探偵ポワロ」(ポワロ役=デヴィッド・スーシェ)のミス・レモン。秘書としてはポワロに「この事務所の主人は私ですか、ファイルですか」等々、かなり嫌味を言われるあたり、「ちょっとイッちゃってるクチ」かも知れません。年齢は中年ですね。そして美人かどうかは……これは意見の分かれるところでしょう。でも、色恋抜きで活躍してますよ、もちろん。ただし、この人を美人と言うかどうかは意見が分かれるところですね。と言うか、「美人」の定義って、難しいです。
 というわけで、「いーや、あれは歴とした美人」と仰る方にはもう一つ。
 現在、タイトルと主人公名は忘れてしまいましたが、英国で放映されている(あるいは最近まで放映されていた)警察もののドラマで、あまり見栄えのしない中年の女性刑事が捜査で手柄を立てる傍ら、恋愛抜きの性交渉も併用して昇進していく、かなりものすごい(しかしリアルな)作品がある(あった)ようです。
 この作品の解説を読んだ時(実は仕事中、しかもカボチャ訳と戦闘中だったので、じっくり読めなかった)、かなりショックを受けました。英国のTVドラマの壮絶さ、ここまで身も蓋もない内容を「エンターテインメント」として許容する社会の懐の深さ……実際、観てみたい気もありますが、怖いかも知れないです。タイトルを忘れてしまったのは、私自身にそういう「逃げ」の存在を否定できません。そして間違いなく完璧にコンセプトで負けた、と悟った作品でもあります。
 少なくともウチのヴァイオラ、僅か18才の小娘ではこの女性刑事に勝てません。中年と言えば聞こえは悪いですが、その分だけの厚みと凄味があるんでしょうね。そこに魅力が生まれて、外見や、一つや二つや三つや四つの欠点など、あっさりうち消して人気を得るのでしょう……でも、日本では受け入れられないでしょうね。
 いつか、そういう凄味のあるキャラクターを作りたいなぁ……でも、あと何十年もかかるんでしょうね。


自省 投稿者:ダブルエンダー  投稿日: 8月17日(金)22時34分32秒

>潮光さま
なるほど、そう言われるとちょっと思いつきませんね。所詮みんなきれいどころ、と・・・。

>も一つ、「誰が見ても不美人だと思うであろう女主人公」もいますでしょうか? やたら太っていたり、下品なギャグを飛ばしたり、他人が嫌がる奇癖を持っている、などというのもここへ入れていいでしょう。
思い出した!リザ=コディ(?)というひとがこういうタイプの主人公書いてました。悪役女子プロレスラーでちょうどこんな感じの人。題名はたしか「汚れた守護天使」?いや大昔に読み飛ばした作品なんで記憶が曖昧なんですが。


敵襲! 総員、配置につけ! 投稿者:鐵太郎(てつたろ)  投稿日: 8月17日(金)23時19分03秒

 ご無沙汰しております、潮光さま(ん?)。
 総員配置につくまで、もう少しお待ち下さい。「ミスタ・ジョーンズ(3号)! 君はトルコ帰りですっかりぼけてしまったのかね? 戦闘配置に付けとわたしは言った言葉は、命令なのだ!」

 ...お騒がせしました。
 基本的にぼくは、平等より公平を旨とする人間です。と同時に、可能な限り率直でありたい、と思います。でありますので、率直に述べさせていただきます。(でも、真面目は疲れる。ふう。)
 最初に男が男のために作った舞台の上で、男女ともが同じように英雄になるのは、難しいですね。もう少し、舞台のルールを変えないと、「闘う女」が自然に出てくるシチュエーションは、できにくいかもしれません。
 そもそも格闘ゲームのキャラじゃあるまいし、男の子が作った舞台の上で、男と女が平等に振る舞うのは無理です。まして、闘うのは。そもそも、この二つのジェンダーは「ちがう」のです。
 舞台を公平に作らなければ、勝敗は自ずから明らかであり、男が作った舞台である以上、男が優勢なのは仕方がない。このハンディの中で背伸びをするのはむりがあります。

 女性が英雄に、あるいは颯爽たる主人公になるためには、舞台を「性」を売り物にしたものにするか、あるいは「フェミニズム(正しい意味での、ね)」を旗印にするしかないのではないでしょうか。例としては前者だとハインラインの晩年の作品群に出てくる赤毛の女傑たち、後者だとアーシュラ・ル・グインのジェンダーが不安定な人々、たとえば「闇の左手」を思いつきます。ああ、エリザベス・ハントとか、フェミニズムの騎士と呼ばれる人たちの作品とヒロインたちは、けっこういますね。
 ペリー・ローダンにでてきた女海賊は... 例にならんか。バァちゃんだものな。

 でも、潮さんのご指摘の通り、基本は、若くて、美人で、未婚(あるいは彼氏いない状態)で、ですナ。うーむ。

 でね、ぼくが嘆いていたのは、「闘う女」の不在より、軟弱なヲタク野郎が自分よりもっと弱い「可愛い女の子」を自由に(ああ、意味深なお言葉)することによって征服欲(創作意欲と言い換えても、中身はいっしょさ!)を満たそうとする不健康かつ嘆かわしい風潮です。

 無能、無責任、無神経が許されるのは、それが「魅力」だからなどではなく「若さゆえの過ち」として一時的に許されているだけなのだ、ということ。それが理解できなければ、肉体的年齢がいくつであっても「子供」です。ぼくたちチャット野郎(?)どもが、ビンタの、ガス室の、「鉄の処女」の、と騒いでいるのは、そういう奴らをいかに処するか、ということです ...ね?

 と考えてくると、SFを含めた冒険小説に出てくる連中は、... ふっ、まだ若いのかな。


ボィジャーは? 投稿者:さわ まもる  投稿日: 8月17日(金)23時32分48秒

こんちわっ。さわ まもるです。

未婚ではあるみたいだけど、おばちゃんでとびっきりの美人とは言えない、おっかない人はスタートレックボィジャーのジェインウェイ艦長がいます。全話見て無いけど、事故で怪生物に変身させられた時に出産していたけどあんまり色恋沙汰はないみたい。全部知っている人がいたらアドバイスお願いします。

すみませんねー。ウチの鋼鉄の女神もほとんど未婚で大抵美人デス。おまけに主人公リリアは最終話にしっかり色恋沙汰出ます。次期作品予定の「アスラ大戦」の主人公ミライ・ナナミはブスじゃ無いけど色恋沙汰は無い予定デス。幾らかは時流に反発になるでしょうか。

んじゃ、またねー。


女海賊の名前 投稿者:鐵太郎(てつたろ)  投稿日: 8月18日(土)00時14分00秒

 思い出しました。(だって、忘れていたんだもの。)

ティーパ・リオルダン
 「宙族」の頭目。ペリー・ローダンの敵か味方か。元気なおばちゃんです。

ミスィー・リー
 上海(?)の海賊の頭領。同じく頭目だった父の跡を継いで、荒くれの小頭目たちを率いることになった女性。未婚。ほっそりとしているとのことだが、美人という描写なし。ロンドン留学の前歴あり。怒ると目が細くなる。
 遭難した英国スクーナーの乗組員を救出したことで、トラブルを招く。
 あとは、「女海賊の島」をぜひともお読み下さい... NMRF会より(爆)。


人のことは言えない 投稿者:潮 光  投稿日: 8月18日(土)00時17分39秒

 お騒がせしております。潮でございます。
 いや、何か女性の発言がなかったので、何か言うべきかなあ、と思って思いつくまま書いたんですが、どうも……恐縮です。

 実は、他人のことは言えないのです。
 まあ、実例を挙げるとして……うちのサイトとボライソーでお話しすることをお許し下さいね。
 私がボライソーで一番好きなのは、ヘリックです。彼は、既婚ですし、初期はともかく、アッと言う間に30,40の中年になってしまったし、外見は「不細工」「不器量」と遠慮なくこき下ろされてますが、それでも好きです。他に格好いいキャラはゴロゴロ(外見も性格もね)おりますが、それでも。
 ところが、そのヘリックをパロディーで女性に変換する際、私は「不細工」な形容を意図的に避けました。「太っている」という形容も入れてません。美人だ、とは書いてないけど、他のキャラは元の男性であった時の形容を殆ど流用しているにもかかわらず(インチなんか遠慮なく)、ヘリックだけは、避けました。
 つまりねえ……ヒロインが美人な方が、やっぱりいいよなあ、とどこかで思っているんですよ。この世において、「美人」の方が少数だとわかっているのに。
 どうせなら、美人で頭がよくて若い方がいいよね、と。
 自分で書いてるお話でこれですから、他人様批判できる筋合いではないです。

 ただね……個人的にお知り合いになるまで、私にとって、アニメや小説の中の美人なキャラクターに入れあげてる男性は、そのキャラがか弱くても逞しくても、みーんな「おっかない人達」でしたし、コミケでも、絶対近寄らない場所でした。強かろうが弱かろうが、自分の勝手になる仮想の美人な女の子に入れあげてるのは同じじゃん、とね。
 しかしそういう意味では、女性の側だってまったく事情は同じなので、何とも申し訳ない偏見ではありました。だいたい小説やアニメのきれいなお兄さん達に入れあげている女の子達のことも、世の人達は男女の区別なく、「おたく」でくくってます。つまりは、「現実には手に入らない理想の人間を、意のままにすることに夢中の人達」という意味で、男女の別なく、現実社会では適応できない「軟弱者」としてくくられてるんだろうと思うのです。
 実際、その世界の中にいる私としては「違う!」と言いたいけど、でも、説得力、あまりないんですよネ……。

 ああ、また喧嘩売るようなことを書いてしまった。申し訳ないです。ごめんなさい。でも……女性として、そんな風に見てる奴もいるよ、ということで……。


美人について。 投稿者:柴崎 薫  投稿日: 8月18日(土)13時10分50秒

 「若い」しかも「女性」というと、キャラクターの象徴性と言う意味で、ある意味づけができると思います。
 ただ、「美人」とか「美形」とかは難しい表現ですね。何しろ幅の広い表現ですし、人によって、地域によって、文化によってそれが示すものが違います。たとえば、アラブ人には貧相な(ホレイシアやヴァイオラのような)女性は「美人」ではありません。
 実在の人物として、メアリ・リードやアン・ボニーなど「美人海賊」と言われますが、当時の似顔など見ると、この表現には同意しかねます。民族の壁を越えたとしても。でも、おそらく彼女たちの性格や行動が当時の人々や現代の我々の目にも「美」と映るんでしょうね。
 さて。
 私はある種の象徴性を求めてセシル・カースレイク海尉艦長というキャラクター作りました。
 つまり、「若い」と「女性」に「正論家」と「純粋」というイメージがあることに注目したんです。その他にも「どうせ男を書いて本家に勝てるわけがない」とか「日本人が、サブカルチャーとして書く価値」とか、いろいろ色気があったことは否定できませんけど。
 いずれにせよ、ハリントン艦長やユリ&ケイの2人組にも、そういう面があると思います。

 実際、試みとしてセシルとヴァイオラの話、もちろん現在書いているホレイシアに関しても、一度も「可愛い」「美しい」の表現は使っていません(そのはずです。少なくとも、できる限り避けました)。「整っている」とか「ややつり上がった目」とか「無駄がない」とか、かなり近い表現はあるかと思いますが。結局、それを美しいとか可愛いとか感じるのは読者の判断であって、こちらの強要するところではない、と考えます(私はドールで思い切り強いてますけど、彼女たちでさえ、美少女系の人には「怖い」と言われます)。
 というのはフォレスターがそういう表現をしているんです。ホーンブロワーを「整った顔立ち」と1カ所か2カ所で触れる以外、どこに「美男」とか「ハンサム」とかを地の文で語っていません。僅かにバーバラが「ある意味でハンサム」と言うだけだったと思います。
 そうはいっても登場人物を役者が演じる以上、そして挿絵画家や漫画家、アニメーターが手がける以上、例え直接の表現が無くとも、「不細工」「不器量」との指定がない限り、どうしても美形になってしまうのは避けられないと思います。そうしたテキストとは関係しない人々の食い扶持がかかっていますからね。
 そうである以上、わざわざ「不細工」とか「馬面」とか書かれること自体、作家がその登場人物に思い入れがある証拠でもあると思います。

 セシルに関しては発表していない作品を例に挙げて申し訳ありませんが、とりあえず他に女の子が登場するオリジナルがないので。まだお見せできる段階ではありますが、書き出しのところだけお目にかけます。このファイルは次のホレイシアのお話が出ると、消えます。


本日、内容レスです。 投稿者:柴崎 薫  投稿日: 8月18日(土)13時47分24秒

>皆様
 テーマが集まっているようなので、個人個人でレスしません。申し訳ありません。

>オタクについて
 日本で「オタク」というとこれまた広い意味に使われていると思います。
 何か一事に打ち込んでいる人、何かアマチュアで研究している人など、少しでも「常識」から踏み出す知識欲を持つ人物は皆、この呼び名で呼ばれるようです。
 ところが、それとは別のイメージがあるから始末に悪いです。つまり、潮様も仰ってますが(見栄えのする)弱者を自分の良いようにしたい、どうしようもない連中です。

>「闘う女」の不在より、軟弱なヲタク野郎が自分よりもっと弱い
>「可愛い女の子」を自由に(ああ、意味深なお言葉)することによ
>って征服欲(創作意欲と言い換えても、中身はいっしょさ!)を満
>たそうとする不健康かつ嘆かわしい風潮

 まさにそうなんですよね。嘆かわしいです。と言ったら、
>「成人の女性だと捕まると思った」(朝日新聞八月一八日二七面)
 ……もう、何も言いますまい。

 そういえば、この下に書いていますけど、今思い出しました。
 美形ではない登場人物の、大物。
 諸葛亮のお嫁さんです。これが「有名なブ」@まっさん版三国志英雄伝。「ブ」の後が続かないほどの「ブ」ですけど、でも、作中で結婚してますからダメか……。それなのに、日本でアニメ化されたら、とんでもない美人になってました。創作であり、エンターテインメントである以上、美形化は不可抗力なのでしょうねぇ。


「時間(とき)よ…戻れ!!」 投稿者:藤埼 ヒロ  投稿日: 8月18日(土)21時48分23秒

あ、呼びました??(爆笑)>さわ提督

>ジェインウェイ艦長
 確かに色恋沙汰は少ないですね。う〜ん、#104『偽りの亡命者』での相手は任務の為に艦長を欺いていたし、#131『いとしのフェア・ヘブン』じゃ相手がホログラムだったし…。ただ、#131で言及されていましたが、彼女はその立場上(&置かれている状況)、色恋なんて許されたものじゃありませんし…。


遅ればせながら… 投稿者:とーこ  投稿日: 8月18日(土)22時00分56秒

 うーん、モノがエンタティメントですからね。潮さんの条件は厳しいかも。エンタティメントの目的は、読者に夢を与えることで、色恋沙汰は、一般的には夢の一つではあるので、現実的な話で恐縮ですが、編集者、出版社の要望なんてものもあろうかと。エンタティメントでなければ探せると思うのだけど、例えば「おしん」とか。
 ただお腹の出た子煩悩で既婚の中年男でも「一芸」はあると思うの。それが彼をエンタティメントのヒーローたらしめているんじゃないかって。ハヤカワの冒険小説主人公人気投票の1位は窓際族チャーリー・マフィン(byブライアン・フリーマントル)ですよね。彼は冴えないおじさんだけどスパイとしては筋金入りのプロ。女性の場合、美人の条件をはずして、有能さの一芸を認めていただけるなら(というか女性は体力と腕力で劣るので、容姿が平凡なら後は頭で勝負するしかない、というハンデがありまして)、検死官ケイ・スカーペッタ(byパトリシア・コーンウェル)は駄目かしら? シリーズの中にはFBIの恋人が出てくる話もあるけど、それが決して本筋ではないし。立派に中年のでも素敵なおばさま。
 ケイはそれでも組織のトップまで登り詰めたスーパーレディなので、有能すぎるというのであれば、今度は色恋(?)の条件だけは残していただいてアグネス・アルガー(byギャビン・ライアル)まぁ彼女とマクシム少佐の関係が恋人同士であるのかどうかはちょっと首をひねるところではあるんですが。アグネスは美人ではなく平凡な顔立ち、もはやお嬢さんとは呼べない30代半ば。内務省の上級職公務員ではあるけれどスーパーレディではない。でも彼女の魅力はその毒舌にあると密かに私は思っているのですが。
 独身もしくはバツイチという条件は、その手のハードな職業は、なかなか家庭と両立しにくいので(勤務時間が不規則だし、時間外多いし)その意味でも難しいかもしれません。奥さんに家庭と子供を任せられる男性とはちがって、どうしても女性は不利なんです(「どうして結婚しなかったの?」と問われたアグネスが「これは9時に出勤して5時には必ず帰れるような仕事ではないのよ」と答えるシーンがあります)。
 冒険小説の作者は男性が多いので、感情移入できる女性主人公は少ないのが現実ではありますが、女性作家ポーラ・ゴズリングとクレア・フランシスの、平凡な女性が犯罪なり第二次大戦なりに巻き込まれ、彼女なりの戦いに追い込まれる話は(「逃げるアヒル」と「ナイト・スカイ」)は、主人公が独身と未婚の母ではあるけれど、他の男性作家の話と比べると格段に身近でした。

 で、話変わってアニメを思うに、と言っても私も最近のは全然見てないんで大きなことは言えないんですけど、5年前に久しぶりに(「逆襲のシャア」以来に)ガンダムWを見た時に、世の中変わったと思いました。むかしは美人で気だけは強いけどいざとなるとどうしようもない…困ったちゃんの女性キャラって多かったと思うんですけど、ガンダムWの女性キャラはしっかりしている…というか、いざとなっても立派に指導者なり次席指揮官がつとまってしまう。女性の社会進出とともにアニメの女性キャラも変わるのねー、と感心した記憶があります。というか、アニメの企画制作現場にも女性のプロデューサーや脚本家が登場しはじめて、少しずつ変わっていっているのだろうと思いますが。


結局、現代人は… 投稿者:とーこ  投稿日: 8月18日(土)22時03分41秒

話は全く変わりますが(でもちょっと関連あるかな?) 友人の薦めで「メイポート沖の待ち伏せ」(新潮文庫)を読みました。現代のアメリカ海軍を舞台に、主人公はベトナム経験のある実戦派現場主義の駆逐艦艦長、ヒロインは上司である巡洋駆逐群参謀長の妻…という、どっかで聞いたようなお約束の設定でお約束通りの展開の話ではあるのですが、なんというか、こんなに身近で身につまされる海洋小説を読んだのは初めてだわ…というのが正直な感想。官僚主義で事なかれを良しとする平時の海軍は、軍でもこうなの?と驚くばかり…というか日本の官庁や大企業そのものだし、子供がおらず夫が転勤族(海軍ですから)なので仕事のキャリアも積めず、お飾りとしてしか扱ってもらえない妻の虚しさ…は非常に身近、いえ、夫が浮気している点を除けば、同じ悩みを友人からうち明けられた経験があるんです私。バイオラ・レイモンドがなぜリチャード・ボライソーのもとに走ったのかはピンとこなくても、このヒロインのダイアンの心が、何故夫から離れ、モントゴメリー艦長に向かっていくのかはわかるわ。やっぱり現代人は所詮現代モノなのでしょうか?…と思ってしまった1冊でした。


「時間(とき)よ…戻れ!!」(#77『時空侵略戦争・パート2』より) 投稿者:藤埼 ヒロ  投稿日: 8月18日(土)22時26分54秒

 あ、呼びました??(爆笑)>さわ提督

 …えー、こんな時でないと書込み出来ない私を許して下さい>柴崎さま

>ジェインウェイ艦長
 確かに色恋沙汰は少ないですね。う〜ん、#104『偽りの亡命者』での相手は任務の為に艦長を欺いていたし、#131『いとしのフェア・ヘブン』じゃ相手がホログラムだったし…。ただ、#131で言及されていましたが、彼女はその立場上(&指揮する艦の置かれている状況)、色恋なんて許されたものじゃないんです。

 それにそういうキャラクターでは(明らかに)有りませんよね、キャスリン・ジェインウェイは。有事においては即時即決、強固なリーダーシップを発揮する指揮官にして優れた科学者、ハリウッド製ヒロインとしても類希なる存在だったりして(笑)。まあ、'60年代のハリウッドでは絶対居ないヒロイン像です。

 因みに、私、ジェインウェイ艦長は好きなキャラクターです。あの頑固一徹初志貫徹精神は見習いたいです…。


ピカード艦長だって 投稿者:さわ まもる  投稿日: 8月18日(土)23時13分04秒

こんちわっ。さわ まもるです。

>藤崎様

そうですか。ちょっと寂しいですね。色恋大好きのカーク船長は別として、ピカード艦長だって色恋沙汰結構あるのに。確かに地球の有る宙域になかなか帰れないってのは有るにせよね。ジェインウェイ艦長、結構私のタイプなのにナァ。

>美人

やっぱ、営業的には美人でしょう。ハリントン宙佐も第1巻ではあんまり書かれて無いのに、その後は宙佐自身の評価とは別に、美人にされてるし、何より本の帯には美しき勇者とか書かれてた様な。銀英伝も原作はともかく、アニメ版はみーんな男前。ス、スゴイ。

んじゃ、またねー。


営業的には美人? 投稿者:鐵太郎(てつたろ)  投稿日: 8月19日(日)00時33分00秒

 笑ってしまいました。いや、決してさわ提督をではなく。

 活躍する女性に「美人」とつけるのは、営業的枕詞(まくらことば)なんでしょうね。女子アナウンサーに「美人」をつけるのは用途(?)と選抜基準からして当然ですが、温泉宿の女将に「美人」をつけるのは、視聴率目当ての営業活動以外のなにものでもない。その手で、いつの間にかヒロインと名の付くものには枕詞として「美人」がつくようになり、言っているうちに「言霊」様の影響でか、本当に美人なんだと思いこむ。
 そうなると今度は枕詞が一人歩きをして、美人でなければならなくなる。
 馬鹿な話じゃありませんか。でも、おかしい。

>アニメ版はみーんな男前
 うん。男前すぎて最初抵抗があったのは、ケスラーとミュラーかな? もっときつい精悍な感じでとらえていました。キャゼルヌさんも、もう少し渋いイメージでしたっけ。慣れると、逆に前のイメージが合わなくなるのは不思議。

 記憶が「遅動信管」ですので、引き金を引いていただいてもタマがすぐに出てきませんで、やっとあとのタマが出てきました。>潮さま
 15才で、かのシャーロック・ホームズと出会った少女が主人公になったお話があります。ローリー・キングの描く、メアリ・ラッセル。自他共に認める、「不」美人です。未婚。男運悪し。知性と行動力は(ホームズ氏の)折り紙付き。
 それに、もちろん、あの女(ひと)。アイリーネ・アドラー。あ、でもこの人は美人か。
 ジョー・アッテンボロー(「カルパチア奇想曲」by田中芳樹)なんて人もいましたね。

 あとは、っと。歴史上の「女傑」と呼べる女性なら、出てくるんですがねえ。
 カテリーナ・スフォルツァ、エリザベス(一世)・テューダー、アリエノール・ダキテーヌ、カトリーヌ・ド・メディチ、など。彼女らは、枕詞よろしく美女と言うことになっていますが、さて真実はどうだったのやら。西欧に傾いているきらいはあるのですが、知識がないから仕方がない。
 諸葛孔明の正妻の黄氏については、その容姿(の悪いの)があまりにもお話っぽい気もします。何とも言えませんが、亮(りょう)の実子である 瞻(せん)が生まれたのが結婚後十何年たってとなると、良い奥さんだったのかどうか。ま、子供がいるいないは夫婦仲や奥さんの能力に関係ないはずですがね。時代が時代ですから...
 日本で美人でなくて女傑というと、北条政子ですかねェ。あまり共感を得られそうにないキャラですけど。


「不細工」でも何とかなるジャンル 投稿者:潮 光  投稿日: 8月19日(日)01時24分30秒

 こんばんわ。
 いやあ、沢山本を紹介していただいて、ありがとうございます。改めて、自分の知識の狭さを認識する始末。一杯メモ取って、本屋で行って参ります(お財布が許せば、の話なのが情けないなあ……)

 ところで、ひょいひょいと、リストを見るに、何か「不美人」(いや、あの「美人」の定義はともかく、露骨に「不美人」だとわかる描写のある人、ということで)の主人公って、「推理小説」に多くないですか?
 とーこさんのおっしゃるとおり、「エンターテイメント」に徹する限りは、登場する人物はやっぱり「スーパー」な人達のほうが楽しいわけで、冒険活劇、などだとやっぱり美男美女の取り合わせのほうが、正直に楽しめますよね。(となれば、超お約束シリーズ「007」を生んだイアン・フレミング氏は偉大かなあ) 映画化されたときのことを考えても……。
 でも、推理小説って言うのは、「推理」の過程が楽しみなのであって、主人公の探偵が鈍くさかったりして、いかにも「出来なさそう」なのに、見事事件を解決、というところにも楽しさを見出せる、という点で、不美人もか、なのかなとか。(まあ、この辺りはドロシー・セイヤーズ女史がきっちりまとめてらっしゃるから、私如き何をかいわんやですけど)
 何を見せたいか、何で楽しませたいか、に問題があるのかな、と思ったりもします。
 日本のアニメは、キャラクターグッズの売り上げ、に力点があるのかしらというのはうがちすぎ?

<ちと、蛇足>
>銀英伝も原作はともかく、アニメ版はみーんな男前。
 これ、吹き出しました。
 ……有名な話ですけどもね、アニメのロイエンタールを見て、
「これは本当のロイ様ではない!」
と原作者に訴えた女性がいらっしゃったそうで。私もミュラー見た途端に「おーい。砂色の髪って、水色かーい?」と画面の前で握り拳を作ってしまった口ですし(他にも「体操選手のような体格って、これじゃ小太りでしょうが」とかねえ……)。
 他にも、あのキャラクターたちに悲鳴をあげた女性ファンは多いのですが……「美人」の定義も難しいけど「ハンサム」の定義も大変だなぁ。


一種の夏休み? 投稿者:柴崎 薫  投稿日: 8月20日(月)21時03分28秒

 盆暮れ関係なしの毛唐(をいをい、いくら不逞なる叛乱植民地人だからって)と病気が商売相手の所為で、夏休みはありませんでした。公正な言い方をするならば、会社が開いていたので、勤務時間中はそこに存在していた、と言う感じでした。時給労働者はかなしひ。
 ニュースは勿論あるのですが、翻訳者も仕事がなくてあぶれているようで、先週の訳はすべて粒より。優秀でした。おかげで、私は素読み&嫌味半分にテニヲハを直すのがせいぜいで、6時間の勤務時間中、真面目に働いていたのは3時間かそこら……これも一種の「夏休み」でしょうか。
 で、今や懐かしささえ覚えるカボチャ訳に出会えるかと思ったのですが、「夏休み」の余波か、今日も綺麗な訳でした。せっかく新企画用意して待っているのに。

>藤埼 ヒロ 様
 ええ、お呼びだったと思います。私が知らないと言うことは知っておられるはずですし。有り難うございました!
>ハリウッド製ヒロイン
 お話で聞く限り、かけ離れているようですね。もしかしたら、ハリントン艦長のモデルだったりして?

>さわ提督
 そうなんですよね。ハリントン艦長は最初は「みにくいアヒルの子」だの何だの、散々な書かれようでした。しかも、容姿に関する自己嫌悪と来たら、本家ホーンブロワーをしのぐ勢いでしたし。そこが魅力だったんですけど、最近はどーも。でも、一挙に逆境になってしまったので、今後に期待です。早川が出さなかったら私が訳します(なんて、軽々しく書いて良いのか、俺?)。
>アニメ版はみーんな男前
 そうなんですよね、「銀河男前伝説」って仰ってませんでしたっけ?
 原作では、特に美形と書かれていたのはラインハルト様とロイ、それに一度だけミッちゃん。それ以外は髪の色と瞳の色を中心に、ただ特徴が書かれていただけでした。
 コミックス担当の道原かつみさんのキャラクターデザインはさらに上を行く男前です。でも、ミュラーのふやけ2枚目ぶりには流石にゲンナリしました……けど、トリューニヒトの超2枚目ぶり(鏡見てウットリ)には大笑いしました。

>鐵太郎(てつたろ)様
>活躍する女性に「美人」とつけるのは、営業的枕詞
 そうですね、この前の看護婦のバラバラ殺人事件でも「美人看護婦」と銘打った記事があったので、もう1件、バラバラ殺人が起きたかと勘違いしました。貴様ら、白衣来てればみんな美人か!?
 そりゃあ、私が行ったことのある病院の看護婦さんで不美人を見たことがありませんけど。あれだけ人手不足の業界で、容姿を選考基準にできるはずがないんですけどねぇ。「制服」の魔力でしょうかねぇ。タメイキ。

>潮光様
>日本のアニメは、キャラクターグッズの売り上げ、に力点があるのかしら
 あた〜り〜!(どんどんどん)
 その通りであります。なにせ、新しいアニメが始まるとそれが天下の日本経済新聞に出るんですからね。しかも、その記事にぬけぬけと前作品のキャラグッズの「需要が一回り」して新しい作品の開始が待たれていた、など書かれています。まぁ、なんというか、吸血鬼だってもう少し手加減するでしょうにねぇ。
 そして勿論、漫画家の懐を肥やすのも、出版社に莫大な利益をもたらして他の零細ジャンル(例えば辞書とか)を支えるのも、キャラグッズの売り上げです(勿論、週刊誌や漫画も大きいけど)。例のポケ●ンが大売れに売れ始めた時のS学館子会社におったので、そのご威光は身をもって知っております。
 でもねぇ。
 主人公が美形すぎると、あほくさくなって感情移入できなかったりします。どれとは言いませんが、例えば「Final Fantagy X」。CGの動きが不自然とか、ベタ甘シーン&ストーリーにげっそりとか、カロネード砲が散弾はき出すみたいに悪口を並べていますが、その中心にあるのは、これですよ。少なくとも、私は。


嵐だ! 投稿者:柴崎 薫  投稿日: 8月21日(火)10時24分02秒

 嵐が来るぞう……!
 なんか、沿岸を通って関東直撃って感じもありますね。亡くなる方もいるだろうに、何故かわくわくします。でも、今日も明日も仕事がある……背広のクリーニング、今から決定。


……けど、まだ来ない。 投稿者:柴崎 薫  投稿日: 8月22日(水)00時56分40秒

 来るのは明けて今日の午前中らしい……って、出勤時間じゃん!? 
 どうぞ皆様、お気をつけてご出勤ください。冗談抜きで「嵐のホーンブロワー&ブッシュ」ごっこがでそうです。傘なんて、野暮なものも使えないでしょうね。でも、間違っても人混みで「ハンズ・バウト・シップ(総員、上手まわし用意)!」なんて叫ばないように。
 出勤した先のビル風がこわいっす。


まだ、名古屋沖あたり 投稿者:鐵太郎(てつたろ)  投稿日: 8月22日(水)08時00分20秒

 とのことです。
  ↓ の、「予想進路図」をクリックすると地図が出ます。でも、重いし回線がふさがっていることがあります。
http://www.imoc.co.jp/typ.htm


しつこく嵐のNMRF会 投稿者:とーこ  投稿日: 8月22日(水)12時53分23秒

柴崎提督>
>「嵐のホーンブロワー&ブッシュ」ごっこ
これはやはりNMRF会にいらっしゃるしかないのでは? 資格十分ですよ〜。
 「ツバメ号とアマゾン号」でキャンプに行った子供達が暴風雨にあって、小さなテントは風で倒れてしまったので、全員が1つの大きなテントに避難するんです。雨風が強くて眠れないので、何を始めたかというと「遭難ごっこ」帆船に乗っていて嵐に遭った設定で、マストが倒れるところから始まって船が沈んでボートで漂流して無人島にたどり着くまでのお話しを夜通しかかって作ってしまうのでした。
 この話、むかし子供の頃は「へー、ほー」と何の気なしに読んでたんですが、ラミジのトライトン号遭難と、ボライソーの南太平洋漂流を読んだ後で、これって実は大変なことじゃないか! と遅蒔きながら気づいた私でした。

鐵太郎さま>
お薦めのHPは全然入れません。下手するとYAHOOの台風情報も行けませんわ。
首都圏の方へのおすすめは、

http://ekimae3.toshiba.co.jp/jr-info/index.html
首都圏JRリアルタイム運行情報

これがやばくなってきたら早めに撤退しようかな…と。前回は「まだ地下鉄があるさ」とたかをくくっていたら赤坂見附駅が浸水して地下鉄も使えなくなってしまったので。

 「ひまわり」の写真を壁紙にしている人がいます。台風の雲がなかなか綺麗です。でももう形がくずれてきてしまったので、これから取りに行ってももう遅いですね。


「荒らし」の前のレス 投稿者:柴崎 薫  投稿日: 8月23日(木)00時41分00秒

 東京は台風一過。久々に30分の残業(もちろん手当あり)を終えて見上げた薄紫色の空に細く、明るく新月が輝いていました。
 台風は東北へ。まだまだ、気が抜抜けない方もいらっしゃると思います。「神よ、こんな夜こそは海の男を救いたまえ」(ブラウン艇長@「勇者の帰還」)

>鐵太郎(てつたろ)様
 もうすぐそちらに参りますね。倒木や飛来物の被害も大きいです。どうぞお気をつけください。

>とーこ様
 うーむ。
 とりあえず風雨が強くて眠れなかったので、煮干しかじりながら(実行してます、平田様)「海軍大将ボライソー」を読んでました。読み直すと、やはり読み飛ばしていた部分がぽろぽろ出てくるもので……というか、ゼノリアのこととか、あまりの展開に、じっくり読めなかったですからねぇ。
 いずれにせよ、この神経の細さでは帆船に乗ったり、キャンプに行ったりのワイルドな生活には耐えられそうにないですね。鍛えなくちゃ。
 ……と、さりげなく受け流したつもり……だめ?

>「ひまわり」の写真を壁紙に
 自然のものの持つ美しさって、格別のものがありますね。台風の姿も、恐ろしさ、力強さを秘めて、なかなかのものと思います。
 私は壁紙はハッブル望遠鏡の写した何かの星雲:星が産まれ落ちる光景です。文字を書く速度も星の寿命並に遅くなったりして……ちなみに、職場のパソの壁紙には大接近時の火星です。これはこれで緊張感が。いえ、決して黒くて長い髪で、吊り目の、赤いセーラー服の女の子なんか思い浮かべていませんって。ホントですって。


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