しらゆき




 ホストシップを勤めた海上自衛隊の護衛艦「しらゆき」。ステルス性を無視して設計された最後の世代に属する艦です。そのために現代の軍艦ながら、いかにもフネらしい古典的な美しさも感じられます。この艦をホストシップに選んだのは正解ですね。もっとも、前回の「きり」クラスの無骨さは……流石に懲りたのでしょうか。
 この白雪姫は7.6センチ速射砲1門、4連装ハープーン対艦ミサイル発射機2基、8連装アスロック対潜ミサイル発射機1基、8連装シースパロー対空ミサイル発射機1基、3連装短魚雷発射管2基、対潜ヘリコプター1機を搭載しています。おっと、私が自衛艦に詳しかった頃には載っていなかった近接防御用の20ミリバルカン砲2基も、今はあるんでしたっけ。
 ヘリコプターを3機搭載する旗艦用の護衛艦にこの同型艦を5隻、さらに防空用のミサイル護衛艦2隻。計8隻と対潜ヘリコプター8機で、対潜任務部隊を組み、「88艦隊」を号したのも今は昔。今では旗艦用護衛艦より大きなイージス艦があって、しかも旗艦任務も彼女に任せた方が良いんですよね。ああ、なんか老け込んでくるなぁ……。

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