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1. 注射針を使わない痛くない点眼麻酔による手術


麻酔は点眼麻酔でおこないます。注射針を使わないため、麻酔時の痛みもほとんどなく、快適に手術を受けていただくことが可能です。特殊なケースを除き、手術前後・手術中も点滴や注射はおこなわず、点眼薬と飲み薬だけの投薬方法を選択していますので「注射が痛くて辛かった」というようなことは一切ありません。また、当院での白内障・眼内レンズ手術はすべて入院なしの日帰り手術でおこなっています。


2. IOLマスターによる精度の高い度数決定
 


眼内レンズの度数決定が不正確だと、手術後の見え方の満足度に大きく影響します。IOLマスター(非接触式眼軸長測定装置/ZEISS社)は、通常よく用いられているAモード超音波眼軸長測定装置の単独測定に比べて、誤差の少ない正確な眼軸長測定が可能で、精度の高い眼内レンズの度数決定が可能になりました。

検査機器が高価なため、この機器を導入している施設は兵庫県内でも、ごく少数ですが当グループでは各クリニックすべてに導入しています。


3. 収差の少ない非球面眼内レンズを使用
 


当院で主に使用している単焦点眼内レンズは非球面眼内レンズAMO社Tecnis、ALCON社SA30AT、HOYA社FY-60AD等)です。従来からの球面眼内レンズでは、レンズの中心部と周辺部での結像の違いから生じる球面収差により、特に瞳孔経が大きくなる夜間や薄暗いところでは見え方の質の低下がみられましたが、収差を少なくする非球面構造により、コントラスト感度や像の鮮明度がアップします。

従来の球面眼内レンズの場合

非球面眼内レンズの場合

4. 最新機種による侵襲の少ない小切開手術  


最新型の超音波水晶体乳化吸引装置(AMO社 SOVEREGN WhiteStar)および白内障硝子体手術装置(ALCON社 ACCULUS800C)を症例の状態や目的により機種を使い分けて白内障手術をおこないます。これらの機種では従来機種に比べて、効率よく水晶体の乳化吸引が可能で、手術時間を大幅に短縮することができるようになりました。
特にSOVEREGN WhiteStarは低侵襲で安全な手術を実現する超音波発振制御テクノロジーWHITESTAR ICE CASEを搭載した最新型を導入しています。従来機種に比べて超音波発振を超短時間にコントロールする事により、超音波によるチップ温度の上昇を抑え創口の熱傷リスクが軽減され、還流液の乱流を減少させることで角膜内皮細胞への負担が最小限になりました。また万が一の器械の故障や停電などにも対応できるよう、無停電電源装置やバックアップ用の手術器具も備えています。
手術手技は超音波水晶体乳化吸引術を切開幅2.8mm以下の切開層から折りたたみ眼内レンズを専用のインジェクターで挿入する小切開手術をおこなっています。核分割法による超音波水晶体乳化吸引を併せておこなうことで従来の手術方法に比べて短時間の手術時間で施術でき、手術後の回復も格段に早くなりました。

白内障手術装置

 

5. 手術が難しい症例にも対応

 

緑内障を合併した方に対する白内障手術
 緑内障を合併している場合、通常の白内障手術だけでも眼圧の下降が期待できる方もおられますが、 眼圧コントロールが難しいことが予測される場合は白内障及び緑内障の同時手術をおこないます。緑内障の手術術式は線維柱体切除術(マイトマイシン使用)線維柱体切開術隅角解離術毛様体光凝固術など、 緑内障のタイプや目の状態にあわせた適切な方法を選択します。症例によっては虹彩光凝固術、隅角光凝固術などのレーザー治療を手術前後に併施しますが、当グループでは侵襲が少なく患者さんへの負担も少ないSLTレーザーによる隅角光凝固術をいち早く導入しました。

糖尿病網膜症を合併した方に対する白内障手術
 糖尿病網膜症を有する場合、まず血糖コントロールを適切におこない、かつ、できるだけ網膜症の活動性を抑えることが必要です。血糖コントロールに関しては、かかりつけの内科の先生方と連絡を密に取り合い、HbA1C8.5以下を手術適応の基準にしています。糖尿病網膜症の活動性を調べるために蛍光眼底撮影および3D-OCTをおこないます。 特に3D-OCTは黄斑浮腫等の詳細な評価が可能で、白内障手術にあわせて網膜硝子体手術、ケナコルト硝子体内投与等の治療の適応の判断に威力を発揮します。
  手術前後に網膜症の活動性を抑えるために、網膜光凝固術をおこなうこともありますが、当グループ各医院にマルチカラーレーザーを導入しました。マルチカラーレーザーは一般的なアルゴンレーザーによる網膜光凝固術と比べ、術前の白内障による混濁や硝子体出血などがあっても長波長のレーザー光を網膜に到達させることが可能です。また、当グループは網膜硝子体手術にも対応できるため、硝子体出血の強い症例でも白内障+網膜硝子体の同時手術によって、術中に眼内レーザー凝固ケナコルト硝子体内投与などの治療も可能です。

 

6. 経験豊富な眼科専門医が執刀

 


当グループは眼科医療全般を担う総合施設として、白内障、緑内障、網膜硝子体疾患、眼瞼疾患など、あらゆる目の症状や病気の治療に対応可能です。手術を受けられたあとも、それぞれの専門分野を担当医師が対応し、一生涯を通じて皆様の大切な目をフォローアップします。


 

7. 多焦点眼内レンズ(遠近両用眼内レンズ)手術も選択可

 


眼鏡なしで遠くも近くも見やすくなる「多焦点眼内レンズ(遠近両用眼内レンズ)」が開発されています。
レンズに遠方にピントがあうゾーンと、近方にピントがあうゾーンをつくることで、両方の領域をカバーします。通常の白内障手術に比べて非常に高価ですが、「眼鏡をほとんど使用しなくて済む」というメリットは大きく、その人のライフスタイルによっては一つの選択肢になります。→詳細



8. 手術後の乱視・近視を軽減するタッチアップが可能

 


手術が成功しても、もともと強い乱視などの屈折異常がある方では、「白内障手術だけでは"裸眼視力"が十分に改善しないため、手術後も常にメガネが必要」という場合があります。

しかし、そういったケースでも白内障手術後に"エキシマレーザー(レーシック・PRK等)によるタッチアップ"もしくは"Add-on眼内レンズ挿入手術"おこなうことで、乱視・近視・遠視等を改善し、"裸眼視力のアップ"が期待できます。

関西でもエキシマレーザーによるタッチアップ手術に対応できる施設は数少ないですが、当グループではレイ眼科クリニックにてこの手術をおこなっています。当グループ以外の他施設で白内障手術を受けられた方へのタッチアップもご相談に応じます。
また、当グループではAdd-on眼内レンズ手術を関西地区で初導入しました。「エキシマレーザーによるタッチアップ」か「Add-onレンズ」のどちらが良いかは症例により異なりますので、診察時に医師より説明いたします。

エキシマレーザー