オールド・ティンリー往復
8日目 5/4(Thu)
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オールド・ティンリー
チェックポイント(別の場所?)
8:38 オールド・ティンリーに向けて出発。
8:53 チェックポイント通過。 私たちの顔のチェックと、車内に隠れた人がいないのかをチェック。
他のチェックポイントではそんなことはなかったのに、このチェックポイントではパスポートの提示が必要。
中国軍施設を見下ろす丘(この建物は廃墟)
オールド・ティンリーに到着して、チョモランマが見えて一安心。明日はあのそばに行くんだなぁ。
本に載っている丘(ティンリーゾン城塞跡)が見えたので、ガイドに「あそこに登りたい」と言うと、運転手が何やらチベット語で怒っている。どうやら丘の下に中国軍施設があって、丘に登ると捕まる危険がある、と言っているらしかった。(後でガイドに教えてもらった)。
結局、怒る運転手を残したまま登ってしまったのだけど、ガイドは昔、イギリス人カメラマンのガイドをしていて、中国軍に捕まったことがあるらしくって、それと同じことになる、と運転手が注意していたらしい。
確かにそれくらい中国軍はうさんくさいのも事実で、チベット人はそれほどつらい状況なのだろう。
丘の上からはチョモランマはしっかりと見える。右に見えるのはラプチカン(7367m、聖山の一つ)だと思うんだけど、ガイドが地元の人に聞くには違うらしかった。うーむ
チョモランマ / ラプチカン(だと思うんだけど)
おどけてみせる運転手、タシ
丘から降りて「まだ時間があるなら村のほうに行ってみたい」と言うと、これは軍施設の目の前を通る道だったので、さすがにガイドも嫌がった。それは予想した上での提案だったので私たちだけで1時間ほど散歩。
村の中に入ると村人が群がってきた。子供たちが鼻水まみれの手でデジタル時計をいじり始めたときには複雑な気持ちだったけど、カイラス山(カンリンポチェ、チベット仏教の聖地)の写真を見たときのおばあちゃんの喜んだ顔が忘れられない。宗教の力って今の私たちには理解できないのかも。
ニューティンリーの宿の壁には山の名前や等高線の書いてある地図が貼ってある。
「これを買いたい!」とガイドに話すが、ここでは売っていないとのこと。 結局シガツェでもラサでもその地図を手に入れることはできなかった。
ホテルのそばでは夜遅くまで犬が吠えていた。明日はいよいよチョモランマ北西壁との対面だ!
どうか雲なく北西壁が望めますように。。。