- 谷川岳からの縦走も二日目に入った。最初は笹原の歩きだった。風は少なかった。刈払いがしっかりされていた。暑くなってきたのでTシャツ1枚になった。大障子ノ頭からは急な岩の下りが有った。岩場が終わると刈払いはなくなり靴に朝露が着いた。虫が多かった。
- 万太郎山への登りになるとあちこちでニッコウキスゲのお花畑が有った。シャクナゲも少し咲いていた。右奥に少し雪の着いた巻機山が見えた。風が強くなり蚊は少なくなった。
- 万太郎山は風が無く虫が多かった。土樽方面からの日帰りの単独行者に会った。越路避難小屋にかけてはニッコウキスゲのお花畑がきれいだった。ウサギギクも咲いていた。
- エビス大黒ノ頭への登りになると日差しが強くダウンしそうになった。体を冷やすため涼しい風の通る標高1700m地点で昼食休憩を取っていると、後ろからトレイルランナーが歩いて登ってきた。そのまま抜いて行くのかと思ったら、我々と一緒に休み、魚肉ソーセージを食べながら、「朝、土合を出発した。ほとんど歩いてきた。今日中に平標登山口に下山するつもりだ」との事で、「途中の水場で水を補充したけれども暑さで足りなくなった」と言っていた。
- ニッコウキスゲを見ながら登るとエビス大黒ノ頭に着いた。少し曇ってきて涼しくなった。エビス大黒ノ頭からは急な下りになった。ザックにストックを付けて下った。エビス大黒避難小屋からは涼しい風が心地良かった。仙ノ倉山への登りはニッコウキスゲやコバイケイソウがきれいだった。
- 仙ノ倉山山頂は暑かった。トンボなどの虫が多かった。平標山にかけては花は少なかった。
- 平標山ノ家では避難小屋スペースに宿泊した。夕食を食べ終わった頃に、小屋のオーナーと宿泊者の4名がお酒とつまみを持ってやってきた。皿につまみを山盛りにした後、「これは愛媛の酒だ。珍しいぞ」などと言いながらみんなに振る舞ったので遠慮無くいただいた。オーナーの四国八十八箇所巡りの苦労話などを聞いて盛り上がり、気がついたときは夜9時半を回っていた。
- 最終日、予定では平標山に登り返すつもりだったが花が少なかったので大源太山に進むことにした。少し雲がかかり涼しくて前日よりは歩きやすかった。稜線はニッコウキスゲやクルマユリがきれいだった。分岐からよく仮払いされた道を一登りで大源太山に着いた。霧で展望は無かった。
- 三角山で稜線を離れ急坂を下った。ミズナラの森にヤマツツジが少し咲いていた。
- 最後にスキー場跡地のコンクリートの道を下ると浅貝に着いた。三国街道沿いの旅館で入浴後、バスで越後湯沢駅に出た。日本酒と「へぎ蕎麦」で打ち上げをしながら満足した山行を振り返った。 最終日は大源太山を経由して浅貝へ下山した。