- 今回は6人グループのリーダーだった。米沢駅のコインロッカーに余分な荷物を預け、タクシーに分乗して笹野観音駐車場に向かった。
- 駐車場で支度をして歩き出した。積雪は1m以上だった。天気は曇りだった。
- 間もなく除雪終了点に着いた。ワカンを履いた。雪は深くワカンを付けていても膝くらいまで潜るラッセルだった。湿った雪だった。足を持ち上げて踏みつけながら登った。最初は5分ごとに先頭を交換した。すぐに5分もたないと悟り3分ごとの交換に変えた。
- 針葉樹の多いところは潜り方が10-20cmで楽だった。残念なことに針葉樹の箇所は少なかった。緩い林道は、登るには非効率だったので、ヘアピンカーブで直登した。高度は稼いだものの疲れはいっそう大きかった。1時間に標高70m稼ぐのがやっとだった。
- 造林記念碑を過ぎると稜線に出た。天気は良くなってきた。電線が横を通っていた。頑張って登ったら短距離走をしているようだった。最後の力を振り絞り、眺めの良い580mピークまで登った。
- 山頂までの残り80mを登る時間は残っていなかった。今回はここで断念することにした。集合写真を撮った。風が有ったので少し下って造林記念碑で小休止した。
- 帰りは自分たちの付けたトレースを下ったので楽だった。一部ではショートカットして深雪部分を下った。登りの4倍ものスピードで下り、登山口到着時刻だけは、はぼ予定通りだった。
- ワカンを外し、滑りやすい車道をゆっくり下った。雪は行きよりも湿っぽかった。笹野観音駐車場も中央部の雪は溶けていた。タクシーを呼び、米沢駅に戻った。
- この日は疲労困憊になった。前回登った3年前の3月上旬は足の潜りも少なく容易だったのに比べ、条件によって同じ場所でも違いが大きいことを思い知らされた。それでも参加者から「楽しかった」と言われたので慰められた。