前回の敗因とルリクワ採集のコツを昆虫採集のススメ」のクワガ太郎さんに聞いてみました。

2次林だとルリ探すのはきついです。コルリはなおさら難しいと思います。

ポイントさがしのコツは

1)日当たりの悪い北斜面か東斜面のブッシュの中。

2)それなりの大木が生え揃い、やや湿度が保たれている。

3)ボソボソになった朽ち木の状態(これは経験で覚える)。

4)ルリ特有の産卵マークがあちこちにみられる。

コルリはまだまだ早いので、ルリをねらった材採集をあと3週間は楽しめるはず
です。

それと、基本的にルリはやや太めの立ち枯れや倒木、コルリは落ち枝、というの
がポイントとなります。

コルリは新芽で採集可能ですが、ルリは難しいです

だいたい、夏場にヒメオオとれるようなところは日当たり良すぎでしょう?
見晴しのよいところから、山の全体像を見極めて、あとは自分の感性を信じて目
星をつけたポイントへ向かいましょう。

爆発栄螺さんのポイントより、若干標高を下げて、雪の無いところでトライしてみて
下さい。 とりあえず、写真にでてた川沿いを長靴はいて、じゃぶじゃぶと下ってみましょ
う。車は捨ててしまいましょう!きっといいところありますよ!
福島県あたりでは、ブナさえあれば、標高250ぐらいから十分採集圏内です。

それと、まず走りまくること。採集時間より、場所の選定に時間をかけるような
採集スタイルにしないと、効率良い採集は絶対むりです。
1ケ所のポイントをみつければ、そこからいろいろなクワガタが無数に採集でき
るはずです。
それと、採集された幼虫は、必ずどんな環境で、どんな朽ち木で、どのぐらいの
湿度で、また幼虫の大きさ、顔、尻の形状といった、種を特定できそうな情報を
すべて頭にたたきこまなければなりません。
私(クワガ太郎)のレベルでも幼虫を約8割以上の確立で同定します。でないと復習ができま
せんから...。虫とりは根性と体力だー!

成る程、経験が必要なのですね。修行するぞー!



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