「怪説・世界のクワガタ」 第5回 ヒラタクワガタ (6)

A.CHIBA




fig5

 次のfig5左は Myanmar DAWNA 産、真ん中は N.Vietnam Tam Dao 産 、右は Thailand Chiang Rai 産の Dorcus titanus westermanni 北インド、タイランド、ベトナム産は大きいものは少ないらしく80oを越えるものはあまり見た事が無い。ミャンマ−産は写真の個体しか見たことが無いが、他の地域のものより艶が有り少し変わって見える。


fig6

 fig6の左は MALAYSIA マレ−半島 Cameron Highlands 産の Dorcus titanus titanus 昔からクワガタを見ている人にとっては馴染みの深いオオヒラタクワガタ。比叡山自然科学館報 No2 にはこの種の100oが載っているが、さすがに凄い迫力。一番右は南スマトラ産の Dorcus titanus titanus 生態は平地に多く樹液にも集まり、灯火採集でも採れるそうである。

 真ん中は、有名種 Dorcus bucephalus ダイオウヒラタクワガタ E.JAVA産 、強く湾曲した大腮に特徴が有り♀には上翅に点刻列がある。小型のものでも他種と間違う事は無い。この種は、虫が好きな人なら一度は手にしてみたい、カッコ良く魅力あるクワガタで、クワガタブ−ムになる前からこの種は良く知られており人気が有ったようだ。最大で90o近くになると言うが、大腮が強く湾曲するこの種でそのサイズの迫力は凄い。

「参考文献」

世界のクワガタムシ大図鑑

日本産クワガタムシ大図鑑

比叡山自然科学館報 No2


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