逆引きの楽しみ〜この人がみつけたクワガタ虫〜  by Erie


カルトな楽しみ,あるいは瘋癲くわがた狂の大馬鹿者の行く末
だ羅列しただけでは私は満足できません.これは逆引きのはじまりでしかないのです.以下にこのリストをもとに私が思いついた図鑑のカルトな楽しみ方について紹介したいと思います.

<注意>これを実行することにより社会不適応(一般人には意味不明の言葉をぶつぶついつもつぶやいてる,我を忘れ職務の怠慢により生じる社会的地位の喪失など)の烙印を押されたとしても責任はもてませんのであしからず.

(1)折角まとめたのだから・・・といって「だれが何を記載したか」を空でいえるように暗記する.そして,誰かに尋ねられたときにはさらっと答えて驚かす.友人間でゲーム形式に質問しあって覚えてゆくのが一番の早道であろう.

(2)図鑑をもう一冊購入して図を全部切り抜き,カードにする.でもって,写真を見ながら「このクワガタ虫の名前は○○で,記載者はXX,記載年はYYYY,ぶつぶつ・・・」.(1)と写真とをリンクさせるのだ.これで君は完璧さ.

(3)さらに,シャッフルしたクワガタカードをおもむろに取り出しては「記載者でフルハウス」などポーカーその他のカードゲームを「みんな」でする.当然あなたの一人勝ちである.(わたし高校1年のときに理科の地学用語で麻雀をやったことがあります.)

(4)これが一番簡単だろう.風呂に浸かっているときに,1種しか記載していない人を図鑑から探し「エウレカ(見つけた)!」と叫んで風呂から飛びだす.意外に面倒だが,はじめから探していって運が良ければすぐに見つかるであろう.家族の反応は推してしるべし.

(5)人名索引をつくって「むし社」に売りつける.

(6)「世界のクワガタ虫大図鑑」の逆引き解説本をつくる.

さあ,あなたはいったいいくつ実行するでしょうか?
これはあくまで「ひとつの試み」にすぎません.あなたもこのように,また,ここで紹介以外にもいくらでも,普通とは違った楽しみ方を見いだせるはずです.重たい図鑑を枕にするのではなく別の視点から眺めて見ませんか?そうすればきっとあなたのクワガタワールドはさらに広がることでしょう.


最後に

常にしんどい作業であったけれども,前回の「ラテン語」以上に楽しんでまとめることができました.一度できあがってしまえばこっちのものです.これをもとにいろんな楽しみ方ができることは紹介したとおりです.途中なんども混乱し,行きつ戻りつなんとか完成させました.この文章を書いているのが9日の午後8時というとんでもない事態であるにも関わらず,編集長はじめK-sugano氏は根気強く辛抱してくださいました.この逆引きのアイデアは編集長である爆発栄螺さんによるものです.わたしはこの原稿依頼があったときに「これは面白い@@!!」と思いましたが,すぐには「こりゃとんでもなく大変だにゃ〜」ということに気づきませんでした.お二人にはここに感謝の意を表し脱稿したいと思います.ありがとうございました.

えりー(Erie) 4月9日 8:07PM


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